【16種類】履歴書の書き方・テンプレートを解説!基本的なルールと文例を紹介

企業の採用選考を受けるうえでは、履歴書をミスなく丁寧に作成することが重要な第一歩となります。今回は、履歴書のテンプレートをご紹介したうえで、具体的な書き方や記載すべき内容について解説します。
また、履歴書のサイズや作成スタイルについても、基本的なルールを確認していきましょう。
この記事でわかること ・履歴書のテンプレート一覧(ステージ別・職種別・フォーマット種類別) ・履歴書のPC作成・スマホ作成・手書きそれぞれのメリット・デメリット ・履歴書の基本的な書き方(ステージ別・職種別) ・履歴書のアピールポイントの作り方(志望動機・自己PR) |
履歴書テンプレート一覧
履歴書のテンプレートには、複数の種類があります。2021年4月より、厚生労働省からも履歴書様式例が提供されており、採用選考や求職活動で利用できるようになっています。
求職者本人が持つ適性や能力を明確に表記して、適切な採用選考が行えるようにするための様式であり、求職者のプライバシー保護にも配慮されているのが特徴です。性別の記入が任意になっており、「通勤時間」「扶養家族」「配偶者」「配偶者の扶養義務」の4項目は設けられていません。
新卒から転職、アルバイトまで、さまざまなシーンで活用できる履歴書です。厚生労働省のテンプレートに加えて、一般的によく使われるJIS規格、新卒やアルバイト向けのPCやスマホから簡単に使えるテンプレートをこちらの表にまとめています。
テンプレートを選ぶ際の参考にしてください。
JIS規格 | JIS規格(PC用) | JIS規格(スマホ用) |
新卒・第二新卒用 | 新卒・第二新卒用(PC・スマホ用) | |
アルバイト用 | アルバイト用(PC・スマホ用) | |
厚生労働省テンプレート | PDF形式 | Excel形式 |
ステージ別・職種別・フォーマット種類別の履歴書テンプレート【16種類】
ステージ別・職種別・フォーマット種類別の履歴書テンプレートも便利です。自分の条件に近い履歴書テンプレートをお試しください。
ステージ別の履歴書テンプレート【7種類】
転職|アルバイト | パート | 新卒 | 第二新卒 | 未経験 | 派遣
職種別の履歴書テンプレート【3種類】
【医療・福祉】
看護師 | 保育士 | 介護
フォーマット種類別の履歴書テンプレート【6種類】
スマホ用 | インターン用(自己PR欄広め) | 志望動機欄なし | 証明写真なし①(職歴欄長め) | 証明写真なし②(職歴欄短め) | B5サイズ
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職務経歴書の書き方・テンプレート一覧 はこちら
履歴書テンプレートの選び方

履歴書テンプレートのフォーマットは、主にPDF形式もしくはExcel・Word形式の2パターンです。各フォーマットの特徴を知り、履歴書作成の際に自分にあった形式を選べるようにしましょう。
PDF形式のテンプレート
PDF形式のテンプレートは、一般的に記入していない空白の状態のフォーマットを印刷して、手書きで各項目を記入します。書き損じの可能性を考慮して、複数枚印刷しておくとよいでしょう。
印刷は、テンプレートの用紙サイズに合わせて行います。記入サンプルが提供されていれば一緒に印刷し、見本を確認しながら記入を進めていきましょう。
PDF形式の履歴書テンプレートは、効率よく手書きで作成したい方におすすめです。
Excel・Word形式のテンプレート
Excel・Word形式のテンプレートは、パソコン上で入力が可能であり、項目を埋めた後はPDFに変換して印刷ができます。データでの送信が認められるときは、入力したものをPDF変換して、そのままメールで送付可能です。
現在では、どちらかと言えばPDFで紙出しした後に手書きで記入するよりも、ExcelやWordでそのまま記入するのが主流です。ExcelもWordも、入力間違いをすぐに削除して訂正ができるため、修正の手間がない点が魅力といえます。
また、Wordは、環境によって印刷結果が左右される心配が少ないため、印刷時の調整を手間に感じる方におすすめです。ただし、パソコン上で記入するため、必ず最後に誤字脱字や形式のバランスを確認しましょう。
履歴書を書くときの準備と選択肢

履歴書を書くにあたって、まずパソコン・手書き・スマホのどれで作成するかを決める必要があります。また、履歴書のフォーマットについても決める必要があるので、ポイントを解説します。
パソコン・手書き・スマホのどれで作るか決める
履歴書はパソコンやスマホで作成されることが多くなっています。デジタル形式は、編集や修正を手軽に行えるのがメリットとして挙げられます。
一方、手書きの場合は丁寧に作成した印象が伝わりやすいといえるでしょう。自分に合ったやり方で、履歴書を作成する方法を決めることが大切です。
履歴書のフォーマットを決める
履歴書の作成をサポートしてくれるテンプレートやフォーマットを上手に活用することで、時間をあまりかけずに作成できる環境が整っています。使用するテンプレートやフォーマットを決めるときは、形式・デザイン・内容・サイトの信頼性といった点を重視してみましょう。
また、フォーマットに必要な項目が網羅されているかや、記入例があるかという点もチェックしてから選んでみてください。
転職用の履歴書テンプレートで作る
履歴書テンプレートからパソコンで作成するメリット・デメリット

履歴書のテンプレートを活用すれば、作成のためにかかる時間を短縮できますが、少なからずデメリットも存在します。ここでは、履歴書テンプレートからパソコンで作成するときのメリット・デメリットを解説します。
履歴書テンプレートからパソコンで作成するメリット
履歴書テンプレートを使って、パソコンから履歴書を作成すれば、編集や修正を手軽に行えます。新しい内容を付け加えたり、誤字脱字のミスをすぐに直したりすることが可能です。
また、フォントや文字サイズ、行間といったレイアウトを調整できるのもメリットとして挙げられます。表やグラフを挿入して、読みやすいレイアウトに整えられる点が、パソコンで履歴書を作成するメリットだといえます。
履歴書テンプレートからパソコンで作成するデメリット
WordやExcelの基本的な操作スキルが不足しているときは、履歴書の仕上がり差が出るというデメリットがあります。パソコンの操作にあまり自信がない場合は、別の方法で履歴書を作成したほうが無難です。
また、過去に作成したデータを用いるときにも注意が必要だといえます。他企業に送った文言を消し忘れたままにしておくと、採用担当者が見たときの印象が悪くなってしまうので、提出前に間違いがないかをよく見直しましょう。
履歴書テンプレートからスマホで作成するメリット・デメリット

履歴書テンプレートを使って、スマホで作成する際もメリット・デメリットが存在します。きちんと特徴を押さえておきましょう。
履歴書テンプレートからスマホで作成するメリット
スマホで作るメリットとして、時間や場所を選ばずに履歴書が作成できる点が挙げられます。スキマ時間をうまく活用して履歴書の作成が進められるので、限られた時間で作成しなければならない方におすすめです。
また、アプリに備わっているテンプレートに沿って、必要事項を入力するだけで手軽に作成できるのも良い点だといえます。作成した履歴書はデータ保存が行えるので、管理や再利用が行いやすいのもメリットです。
履歴書テンプレートからスマホで作成するデメリット
スマホで作成する際に気をつけておきたいのが、誤字脱字です。スマホの場合、表示される画面サイズが限られるので、誤字脱字があっても気づきにくいところがあります。
また、アプリによってはテンプレートの種類やレイアウトに限りがあり、思うように使えないケースもあるでしょう。応募先の企業によっては、履歴書を手書きで作成するように指定される場合や、特定のフォーマットでの提出を求められることがあるので注意が必要です。
履歴書作成サービスの「ワンポチ」なら、豊富な種類のフォーマットが用意されているので、さまざまなシーンに対応できます。
履歴書を手書きで作成するメリット・デメリット

履歴書を手書きで作成するときのメリット・デメリットについても見ていきましょう。
履歴書を手書きで作成するメリット
書くことに自信のある方であれば、履歴書を手書きで作成してみるのも1つの方法です。手書きで作成することで、熱意がある印象を与えることができ、他の応募者との差別化を図れる可能性があります。
履歴書を手書きで作成するデメリット
履歴書を手書きで作成するデメリットとして、作成に時間がかかる点が挙げられます。また、誤字脱字があったり、内容を付け加えたりした場合は最初から書き直す必要があるため、丁寧に作成することを心がけましょう。
履歴書を作成するときの基本的なルール

履歴書を作成する際には、何よりも「基本的なルールを取りこぼさない」ことが重要となります。ここでは、履歴書の基本的なルールと注意点を確認しておきましょう。
履歴書のサイズを他の書類と合わせる
履歴書のサイズにはいくつかの種類があり、市販のものはA3用紙を2つ折りにしたA4サイズ、あるいはB4用紙を2つ折りにしたB5サイズが多いです。応募先の企業から履歴書のサイズについて指定があるときは、必ず指示を守りましょう。
指定があるにかかわらず、異なるサイズをチョイスすれば、指示を守れない・確認ができないとしてマイナスイメージを与えてしまう恐れがあります。特に指定がないときは、どちらでも問題ありませんが、その他の書類とサイズをそろえるのがマナーです。
職務経歴書はA4サイズが多いため、同封書類がある方はA4サイズにまとめるのが無難といえるでしょう。
応募先ごとに履歴書を作成する
履歴書は使い回しをせず、応募する企業ごとに1通ずつ作成するのが基本です。古い履歴書を使い回していると、日付情報が更新されないまま提出してしまい、大きく信頼を損なうリスクがあります。
また、志望動機や本人希望欄は応募先ごとに異なるのが自然です。自身の熱意や誠意を正しく伝えるためにも、応募先に合わせた内容をその都度検討しましょう。
履歴書を書く前に必要な心構え
ここでは、履歴書を書く際の心構えを解説します。
時間に余裕をもつ
履歴書を書き始める前には、十分な時間を確保して作成しましょう。急いで書くと記入ミスが増えます。丁寧に心を込めて書かれた履歴書は、採用担当者の第一印象に良い影響を与えるため、提出期限ギリギリではなく余裕をもって作成しなくてはなりません。
応募先に適した内容を心がける
履歴書の内容は、応募先企業ごとに変えるのがよいでしょう。同じ履歴書を使いまわすと、自己PRや志望動機などに違和感が生まれてしまい、採用担当者の不信へと繋がります。
応募企業に向けた履歴書を作成するためには、企業が求めている人材像を理解し、その企業において活かせる職務経歴を強調する必要があります。また、志望動機も具体的かつ応募企業向けの内容にすることが重要です。
履歴書の基本的な書き方
履歴書の項目・欄ごとの詳しい書き方は下記ページでご紹介していますので、ご参照下さい。
①基本情報欄の書き方 | ⑤本人希望欄の書き方 |
②住所欄の書き方 | ⑥特技の書き方 |
③学歴欄・職歴欄の書き方 | ⑦趣味の書き方 |
④免許・資格欄の書き方 | ⑧通勤時間の書き方 |
ステージ別・職種別の履歴書の書き方【53例】
ステージ別・職種別の履歴書の書き方・例文サンプルを用意しました。自分に近い職種の書き方を参考にしたうえで、自分のプロフィール情報を落としこんでみましょう。
ステージ別の履歴書の書き方【6例】
アルバイト | パート | 新卒 | 第二新卒 | 未経験 | 派遣
職種別の履歴書の書き方【47例】
【オフィス】
営業(法人営業) | 個人営業 | 事務 | 販売 | 企画 | 総務 | 経理 | 人事 | 広報 | 法務 | 秘書 | コールセンター | マーケティング | データアナリスト| WEBデザイナー | システムエンジニア(SE) | 機械エンジニア | 電気エンジニア | 半導体エンジニア | 化学系エンジニア
【医療・福祉】
看護師 | 保育士 | 介護 | 医療事務 | 調剤事務 | 栄養士 | 作業療法士 | 薬剤師 | 理学療法士 | 歯科衛生士 | 歯科技工士 | 言語聴覚士 | 整体師| 児童支援員| 生活相談員
【美容】
美容師 | ネイリスト | エステティシャン
【その他】
公務員 | 教員 | 工場 | 技能工| 設備工| 施工管理 | 運送業 | 調理師 | 銀行
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履歴書のアピールポイントの作り方
志望動機の書き方
志望動機は、応募先企業や業界の魅力を感じ、他の選択肢よりもなぜこの企業・業界に応募したのかを強調し、志望した動機を記入します。過去の仕事や経験、獲得したスキルをもとに、応募職種での強みや活かせるポイントを明確に説明しましょう。
志望動機に給与や休暇条件が含まれる場合は記載しても問題ありませんが、「努力や成果を評価される環境で働きたい」など、仕事への意欲を示す要素も組み込む必要もあります。また、志望動機・自己PR・転職理由には必ず一貫性を持たせましょう。面接の際にも同じことを聞かれる可能性がありますが、一貫性のない回答をしてしまうと不信感に繋がります。
最終的な文章の長さは200~250文字程度に収め、要点を簡潔かつわかりやすくまとめましょう。
志望動機が書けないあなたへ!ステージ別・職種別に志望動機の書き方を下記のページでご紹介していますので、
ご参照下さい。
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志望動機の書き方の基本はこちら
自己PRの書き方
自己PRは、自己紹介ではなく、企業に自分を採用するメリットを記載しましょう。
自己PR作成をスムーズに!職種別で自己PRの書き方を下記のページでご紹介していますので、ご参照下さい。
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自己PRの書き方の基本はこちら
履歴書の書き方Q&A
履歴書はA4サイズとB5サイズ、どちらが良い?
特に企業からの指示がない場合は、A4サイズの履歴書を使用するのが無難で推奨されることが多いです。 迷ったらA4サイズを選んでおくと良いでしょう。
履歴書を書き間違えた場合は修正液や修正テープを使っても良い?
手書きの場合は、修正液や修正テープの使用は避け、新しい用紙に書き直すのが基本です。履歴書はあなたの公式な情報を示す重要な書類であり、修正跡があると「常識に欠ける」「情報を改ざんした」といった印象を採用担当者に与えてしまう可能性があります。
希望する職種が複数ある場合、履歴書はどう書けば良い?
希望する職種が複数ある場合、履歴書は職種ごとに作成するのが基本です。なぜなら、それぞれの職種で求められるスキルや経験、そして志望動機が異なるからです。
1つの履歴書で複数の職種に言及すると、採用担当者に対して「キャリアビジョンがない」「どの職種でも良いのか」といった印象を与えかねません。
それぞれの職種に合わせて、学歴や職歴の中で特にアピールしたい点、関連性の高い資格、そしてその職種への熱意が伝わる志望動機と自己PRを作るようにしましょう。
履歴書のルールと書き方をおさえておこう

履歴書を作成する際には、特別に難しいことをしようとするのではなく、基本的なポイントをおさえて丁寧に記入するのがコツです。記入する項目や内容を把握するとともに、サイズの注意点にも目を向けながら、ミスや不備がないよう心がけましょう。
また、特に指定やこだわりがなければ、履歴書はテンプレートを利用するのが効率的です。履歴書作成「ワンポチ」ではパソコン・スマホのどちらからでも、手軽に履歴書や職務経歴書の作成が行えます。
自己PRや志望動機の各種テンプレートはもちろん、入力内容の保存機能、作成後のダウンロードも簡単にできるので、誰でも気軽にご利用いただけます。履歴書作成にはワンポチをぜひご活用ください。