電気エンジニアの履歴書作成マニュアル!志望動機の書き方や例文も

電気エンジニアへの就職・転職を目指す方に、履歴書の作成方法をお伝えします。自身のプロフィールを正確に伝えつつ、意欲も伝えられる履歴書を作成して採用担当者の目を引きましょう。
今回の記事では、電気エンジニアの履歴書でアピールできる志望動機の書き方や例文もご紹介しています。電気エンジニアに求められる人物像にも触れているので、参考にして履歴書の志望動機を作成してください。
電気エンジニアに求められる人物像を知って履歴書に活かそう

電気エンジニアとは、電気・電子技術を駆使して、家電から航空機まであらゆる電気製品の開発・設計・製作・修理に携わる職業です。電気エンジニアに求められるスキルを知ったうえで履歴書を作ることで、より企業にマッチしやすくなります。
電気エンジニアに求められるスキルには、以下のようなものが挙げられます。
電気エンジニアに求められるスキル一覧
・電気工学・電子工学の専門的な知識や技術
・論理的思考力
・コミュニケーションスキル
・集中力や忍耐力
・最新技術への適応能力
電気エンジニアの仕事には、電気工学や電子工学の基礎知識が必要不可欠です。また、日々進歩する科学技術にアンテナを張り、継続的に学習していく向上心や好奇心があると、キャリアの展開にもつながるでしょう。
電気エンジニアの履歴書の書き方とポイント
次に、電気エンジニアの履歴書の書き方とポイントをお伝えします。電気エンジニアへの応募といっても、履歴書は基本的なプロフィールをまとめるための書類であるため、どの業界であっても以下のような記載内容は大きく変わりません。
履歴書の記載内容
・基本情報
・学歴・職歴
・免許・資格
・志望動機
ただし、中には電気エンジニアとしてアピールできるポイントもあるため、それぞれ詳しく確認していきましょう。
【電気エンジニアの履歴書の書き方1】基本情報
基本情報については、どの職種においても同じです。以下項目をフォーマットに合わせて記入します。
基本情報
・日付
・氏名
・生年月日
・年齢
・住所
・電話
・連絡先
全体を通して記載する年は和暦・西暦どちらかに統一されているか注意してください。日付を記入する欄は、作成日ではなく提出日を記載します。郵送の場合は投函日を記載しましょう。
履歴書用の写真は写真館で撮影したほうがクオリティも高く、顔色や肌荒れといった修正も可能です。スピード写真よりもコストがかかりますが、より本気度が伝わるでしょう。
【電気エンジニアの履歴書の書き方2】学歴・職歴
学歴・職歴欄には、自身で「学歴」や「職歴」と見出しを記載する必要があります。学歴・職歴を記入する際には、学校名や企業名は省略せず、正式名称を記載してください。
1行目に「学歴」と書き、2行目以降から学歴を記載します。明確にいつの学歴から書くという決まりはありませんが、中学卒業から記載すると丁寧です。学歴に中退がある場合は、「家庭の事情により途中退学」と簡潔に理由を書くと良いでしょう。
次に、学歴の最後の行から1行空けて「職歴」と見出しを記載し、今までの職歴をまとめます。電気エンジニアは実務経験が重要になるため、担当職務や部署名まで書いたほうが良いと思うかもしれません。しかし、履歴書はあくまでも応募者の基本情報を客観的に伝える書類です。そのため、担当職務や詳しい業務内容は職務経歴書に記載しましょう。
【電気エンジニアの履歴書の書き方3】免許・資格
履歴書の免許・資格欄は、電気エンジニアはとしてのスキルをアピールできる項目です。「第●種電気主任技術者取得」など、保有している資格を明記しましょう。資格は正式名称で記載する必要があるため、電気工事士であれば「第●種電気工事士 取得」と正しく記載します。
電気技術者試験を受験した段階で、まだ資格を取得していないのであれば「合格見込み」や「取得見込み」と記入すると良いでしょう。
【電気エンジニアの履歴書の書き方4】志望動機
志望動機は履歴書の中でも一番のアピールポイントといえます。電気エンジニアとして活躍するために、なぜ応募企業を志望したのか・何がしたいか、具体的に書きましょう。応募する企業ならではのことを意識しながら、自身の経験や価値観をはじめ具体的なエピソードを踏まえて書きましょう。過去の印象的な経験を洗い出し、棚卸していくとアピールポイントが見つけやすいのでおすすめです。
電気エンジニアの志望動機の書き方と例文

履歴書の中で一番のアピールポイントとなる、電気エンジニアの志望動機を作成する際のポイントは以下の3つです。
電気エンジニアの志望動機を作成する際のポイント
・職種・応募企業を志望する理由を明確にする
・入社後に貢献できる人材であるとアピールする
・将来的なキャリアプランを伝える
志望動機を書く際には、「なぜ応募企業を志望するのか」伝えることが重要です。企業研究を通して、どのような人材が求められているのかを把握したうえで、活かせる経験やスキルについて具体的なエピソードを踏まえて伝えます。
続いて、電気エンジニアを目指す志望動機の例文をご紹介します。
【未経験の場合】志望動機の例文
未経験で電気エンジニアを目指す志望動機の例文は、以下の通りです。
志望動機の例文
私は、電子部品製造の営業に携わっています。顧客の要望を正確に把握するため、社内の技術職の方々に指導していただきながら、製品への理解を深めてまいりました。
かねてより、機械を動かす仕組みに興味があり、営業職で培った技術的な知識をさらに深めるため、貴社の電子回路設計に志望します。貴社のより良いものづくりを目指す姿勢に大きな魅力を感じています。入社後には、営業職で養ったコミュニケーション能力を活かして、積極的に技術を吸収できるよう努力する所存です。
未経験からの転職であれば現職で叶えられないことや、転職しようと思ったきっかけとなるエピソードを盛り込みます。現在の仕事や学生時代の専攻、取得している資格など、電気エンジニアに活かせる強みを入れ、「未経験だが意欲がある」とアピールしましょう。
【経験者の場合】志望動機の例文
次に、電気エンジニア経験者が転職する際の志望動機の例文を紹介します。
志望動機の例文
現在、家電メーカーで冷蔵庫の機械設計担当として、○○のリニューアルの詳細設計・量産設計に携わっております。多くの人が使う製品であるため、やりがいはありますが、設計者としてより幅広いプロジェクトを経験したいと考えておりました。
構想設計から量産設計のすべてを1人で担当するという貴社の業務内容に大きな魅力を感じています。構想設計の経験はありませんが、現職において培った折衝術は、貴社における顧客との取引でも活かせると考えております。
電気エンジニア経験者であれば、現在の仕事やスキル・経験がどのように活かせるか、具体的に伝えましょう。関わった製品やプロジェクトを明示できると分かりやすくなります。ただし、担当業務によって求められることは異なるため、コミュニケーション力や根気強さなど企業に合ったアピールポイントを盛り込むと良いでしょう。
電気エンジニアの履歴書に関するよくある質問

最後に、電気エンジニアの履歴書に関する疑問を解決していきましょう。
応募書類は履歴書のほかに何が必要?
中途採用であれば、応募書類として履歴書のほかに職務経歴書が求められることが一般的です。とりわけ電気エンジニアは実務経験が合否を左右するともいえるため、職務経歴書には、自身が携わってきた業務内容を具体的に書きます。担当業務については特に詳しく記載し、実務の内容やレベル感、使用ツールが正確に伝わるようまとめましょう。
電気エンジニアの履歴書に書くべき資格は?
電気エンジニアとして、工事や監督に携わるためには、電気工事士や電気主任技術者、工事担任者といった関連資格の取得が不可欠です。また、電気・電子系エンジニアの短期育成目的の民間資格「E検定」は、電気エンジニアのスキルアップに役立ちます。電気エンジニアは業務内容によって求められる知識や技術が異なるため、志望する業種で必要になる資格をチェックしましょう。
電気エンジニアの履歴書は志望動機で差をつけよう!

電気エンジニアを目指す際の履歴書の書き方やポイントをお伝えしました。一般的に履歴書は、正確にプロフィールを伝えるための書類です。しかし、履歴書の中で一番のアピールポイントといえるのが志望動機といえます。応募する企業を研究して、具体的なエピソードとともに意欲を伝えられる志望動機で、採用担当の目を引く履歴書を作成してください。
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