志望動機の書き方・例文を紹介!【履歴書・職務経歴書】基本ポイントやNG例など

履歴書や職務経歴書には、「なぜその会社で働きたいのか」という考えをまとめた志望動機を記載するのが一般的です。志望動機は自身の意欲や熱意を伝えられるスペースであり、採用担当者からすれば、応募者の人柄やモチベーションを測れる材料でもあります。
今回は、志望動機の書き方を解説したうえで、さまざまなパターン別に記載例やNG例をご紹介します。
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ステージ別・職種別の志望動機の書き方・例文【53例】
ステージ別・職種別の志望動機の書き方・例文サンプルを用意しました。自分に近い職種の例文を参考にしたうえで、自分の経験を文章に落としこんでみましょう。
ステージ別の志望動機の書き方・例文【6例】
アルバイト | パート | 新卒 | 第二新卒 | 未経験 | 派遣
職種別の志望動機の書き方・例文【47例】
【オフィス】
営業(法人営業) | 個人営業 | 事務 | 販売 | 企画 | 総務 | 経理 | 人事 | 広報 | 法務 | 秘書 | コールセンター | マーケティング | データアナリスト| WEBデザイナー | システムエンジニア(SE) | 機械エンジニア | 電気エンジニア | 半導体エンジニア | 化学系エンジニア
【医療・福祉】
看護師 | 保育士 | 介護 | 医療事務 | 調剤事務 | 栄養士 | 作業療法士 | 薬剤師 | 理学療法士 | 歯科衛生士 | 歯科技工士 | 言語聴覚士 | 整体師| 児童支援員| 生活相談員
【美容】
美容師 | ネイリスト | エステティシャン
【その他】
公務員 | 教員 | 工場 | 技能工| 設備工| 施工管理 | 運送業 | 調理師 | 銀行
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転職活動における志望動機・志望理由とは

転職活動を行うときには、履歴書や職務経歴書で志望動機について触れる必要があります。また、面接時でも尋ねられる可能性があるため、志望動機は経歴や自己PRと並ぶ重要な項目といえるでしょう。
志望動機を見ることによって、採用担当者は応募者が自社にマッチした人材か、長く勤めてくれそうかといった判断材料を得られます。どのような理由で自社を希望しているのかを知れば、経営理念や社風とのマッチ度や、入社後の貢献度も間接的に測ることができるのです。
一方、応募者側からすると、志望動機は自身の熱意や気持ちを届けられる重要な場です。業務経験や実績と異なり、数値化・定量化できない内面を伝えられるため、自身の意欲を伝えられる機会といえます。
採用担当者に「もっと話を聞いてみたい」と思ってもらえるように、志望動機にもしっかりと向き合い、納得できるまでブラッシュアップすることが大切です。
転職時の志望動機・志望理由で押さえておきたい3つの要素

転職時の志望動機では、主に3つのポイントに触れながらまとめるのが基本です。ここでは、志望動機に盛り込みたい3つの要素について解説します。
応募先を選んだ理由
志望動機では、応募先企業を選んだ理由や、応募した仕事内容に感じる魅力を挙げる必要があります。転職の場合は、キャリア形成を考えるうえで、どのような点に魅力を感じているのかを示すと説得力を持たせやすくなるでしょう。
あるいは、仕事をするうえでの理念や理想と、応募先の社会的な意義や役割を絡めて表現するのも1つの方法です。どのような点に魅力を感じるのかは、人によってさまざまですが、主なものとして業務内容や商品・サービス、企業理念、企業風土が挙げられます。
商品・サービスについては、「好き」や「よく利用している」といった単純な表現ではなく、なぜ魅力を感じるのかという根拠も踏まえて分かりやすく伝えることが大切です。
転職を考えたきっかけ
転職活動においては、なぜ転職を判断したのか、具体的な理由や考えを明らかにしておく必要もあります。履歴書や職務経歴書の志望動機欄に記載しなかったとしても、面接で問われる可能性があるため、あらかじめ情報を整理しておきましょう。
転職に至った理由としては、「仕事の幅を広げたい」「専門スキルを磨きたい」といったものが一般的です。自身のキャリアを振り返りながら、客観的に納得が得やすい理由を示せるようになれば、前向きな印象を与えられるでしょう。
そのため、志望動機では、ネガティブな転職理由(給料が低い、残業が多い)には触れないほうが無難です。仮に職場のパワーハラスメントで会社を辞めてしまったときでも、「より実力を発揮できる環境を求めたかった」「チーム内でのコミュニケーションを大事にしながら働きたい」といった、ポジティブな言い換えができるように転換しましょう。
入社後に活かせるスキルや経験
志望動機は、単に「自分がそこで働きたい」という感情を示す場ではありません。採用担当者に好印象を与えるためにも、今まで積んできた経験やスキルを使って、入社後にどう活かせるのかをアピールすることが重要です。
入社後の活躍や貢献を採用担当者にイメージしてもらえば、採用の確率も高まりやすくなります。また、自身の志望度の高さを知ってもらうことにもつながるでしょう。
自身のスキルや経験と絡めてアピールするときには、応募先の企業との相性を十分に把握しておく必要があります。どのような人材が求められているのか、どのような業務を担当するのかを明確につかんでおけば、マッチ度のスキルや経験にフォーカスしてアピールできます。
志望動機・志望理由を書くときの基本的な流れ

志望動機には決まった書き方があるわけではありませんが、一定の流れに沿って書き進めるほうがスムーズです。志望動機の記入例をもとに、全体の流れを把握しましょう。
例文
前職で培った法人営業の経験を活かし、顧客と一緒に課題を解決できる伴走型の営業に携わりたいと考え、貴社の企画営業を志望いたしました。
前職では営業職として5年間、顧客管理に関するITシステムと付帯サービスの営業に従事してきました。業務を通じて顧客それぞれに異なるニーズが存在することを理解し、画一的なサービスの提供よりも、一歩踏み込んだソリューションの提供に携わりたいと考えるようになりました。
貴社では、クライアントの要望を丁寧に拾い上げ、課題解決へと導くきめ細やかなサービスを強みとしています。既存のパッケージ型サービスにはない柔軟性や独自性、幅広い顧客を助けられる汎用性に魅力を感じております。
今までの法人営業で培ったヒアリング力と分析力を活かし、貴社の営業職として売上向上に貢献する所存です。
書き出しは結論から始める
志望動機は300字前後でまとめ、書き出しは必ず結論から始めましょう。冒頭に記載すべき要素は、「応募先の企業を志望していること」と「志望に至った理由」の2点です。
転職の場合であれば、「前職で培った〇〇という経験を活かし、△△という業務で貢献したいと思い貴社を志望しました」といった書き方が妥当といえるでしょう。書き出しは第一印象に直結するので、慎重に考えることが大切です。
全体を書き終えたら、改めて書き出しに戻り、文章表現が適切かどうかをチェックするとよいでしょう。
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具体的なエピソードを盛り込む
続いて、結論に至った根拠として、今までの経験を具体的なエピソードとともに紹介します。今回であれば、「法人営業の経験を活かしたい」と記載したため、法人営業に関するエピソードをまとめるのが基本です。
実体験に基づいたエピソードを盛り込むことで、志望動機に説得力が生まれやすくなります。また、文字数にゆとりがあれば、エピソードを基づいて入社後に活かせるスキルをアピールするのもよいでしょう。
入社後の意気込みをアピールする
続いて、入社後の意気込みを1~2行程度でアピールします。応募先の企業に採用されたとき、どのようなことを実現したいのか、どのように活躍したいのかを具体的に書きましょう。
たとえば、「売上アップに貢献」「新規顧客の拡大」「ITインフラを強化する」といったビジョンを記載するとよいでしょう。そのうえで、応募先が扱う業務内容や商品・サービスに、自身の考えをしっかりとリンクさせるのがポイントです。
今までの経験(エピソード)・志望理由・入社後の意気込みの3つに一貫性があるかどうか、全体の流れを繰り返しチェックしてみましょう。
締め括りは断定表現のほうが伝わりやすい
志望動機の締めくくりは、あいまいな表現を用いず、力強い断定表現を使うのが望ましいです。たとえば、「入社後に戦力になれると幸いです」「売上に貢献できるように努力します」といった表現では、どこか頼りない印象を与えてしまう恐れがあります。
むしろ、「売上に貢献していく所存です」「地域のお客さまの暮らしに貢献します」といった、前向きで断定的な表現を用いるほうが意欲を伝えやすいでしょう。
【例文】転職の志望動機でNGの書き方

志望動機を書くときには、失敗例にも着目してみることが大切です。NG項目を避け、スマートに意欲や熱意を伝えられるようにまとめましょう。
ここでは、NGとなる文章例を4つに分けてご紹介します。
退職理由と志望動機が矛盾している
志望動機は、前職の退職理由と関係していると考えるのが自然です。以下の例のように、両者の間に矛盾があれば、志望動機に一貫性がないと感じさせてしまう可能性もあるので注意しましょう。
NG例
前職ではルーティンワークが中心であり、仕事での成長に限界を感じておりました。さらに自分を高めたいと考え、転職を志望しています。貴社はワークライフバランスを整えやすく、安定した環境で能力を発揮できる点に魅力を感じております。
上記のNG例では、前職ではどちらかと言えば変化の少ない環境に身を置いており、成長に限界を感じてしまったと記載されています。一方で、転職後も安定した環境を求めていると表現されているため、退職理由と志望動機に一貫性がないと判断される恐れがあります。
退職理由はどうしてもネガティブになりやすい傾向があるため、特別な事情がない限り、あえて自分から触れる必要はありません。面接で尋ねられたときに備えて、口頭で答えられるように準備しておく程度でよいでしょう。
経営理念やビジョンに共感したことしか書かれていない
志望動機では、応募先の企業の経営理念やビジョンに触れるのも1つの方法です。しかし、以下の記入例のように、あいまいな表現を用いるのは好ましくありません。
NG例
・貴社の経営理念とビジョンに共感しております。
・貴社の○○という商品が好きで、日ごろから愛用しております。
経営理念やビジョンに共感したと表現する場合には、具体的にどのような理念を際しているのかをきちんと示す必要があります。
OK例
前職で○○の経験を積み、◇◇の重要性を実感したため、貴社の□□という経営理念に共感しております。□□を体現できるように、自身の○○の経験とスキルを活かしたいと考えています。
また、商品・サービスに魅力を感じたことを表現する際も、「好き」や「気に入っている」といった主観的な表現では不十分です。以下の例のように、どのような点にどのような理由で価値を感じているのか、客観的に示すことが大切です。
OK例
貴社の○○というサービスは、顧客1人ひとりのニーズを細かく捉え、カスタマイズして提供できる柔軟性が強みと考えています。前職での法人営業の経験とヒアリング力を活かし、クライアントに合ったサービス提案を行っていく所存です。
入社後に学ばせていただく
社会人経験の少ない第二新卒や若手の人材では、謙虚な姿勢を示そうとして、入社後に学ばせていただくといった表現を用いてしまいがちです。しかし、以下のようなNG例は、いずれも採用担当者に受動的な印象を与えてしまうので、控えたほうがよいでしょう。
NG例
・貴社で経験を積み、さまざまなスキルや技術を身につけたいと考えています。
・貴社で一から学ばせていただき、一人前の営業マンとして成長します。
履歴書や職務経歴書では、自身の経歴をありのままに記載する必要があるため、経験の度合いは自然と書類を通じて伝わります。だからこそ、志望動機では必要以上にへりくだるのではなく、貢献したいという前向きな熱意を表現することが大切です。
「給料が良い」といった待遇面に言及している
志望動機では、あまり待遇面に触れないようにするほうが無難です。待遇にばかり着目してしまうと、「仕事そのものへの興味・関心はない」「採用してもより条件のよいところに移ってしまう」といったネガティブな印象を与える恐れがあります。
無用な誤解を避けるためにも、待遇への希望は志望動機に記さず、面接時に伝えるようにするとよいでしょう。
NG例
・前職では年収に不満を感じてしまったことから、より好待遇で迎え入れていただける貴社を志望しました。
・貴社はワークライフバランスを大事にしており、プライベートと仕事を両立できると考えて志望いたしました。
どうしても触れたいときは、「整った環境でスキルや経験を発揮したい」のように、あくまでも仕事を主軸として表現することが大切です。
シチュエーション別の志望動機の書き方・例文

志望動機を考えるときには、いくつかのお手本を参考にしながら、活かせるヒントを探していくのが近道です。ここでは、さまざまなパターン別の志望動機の例文を、書き方のポイントと合わせてご紹介します。
同業界・同職種に応募する志望動機の書き方・例文
同業界・同業種に転職するケースでは、キャリアに一貫性があるため、特に難しいポイントを気にする必要はありません。今までの経験を踏まえて、応募先を志望した理由と採用されたときに発揮したい能力を盛り込んでまとめましょう。
例文
私は人事の分野においてさらに専門性を高めたいと考え、貴社を志望しました。
前職では主に人材採用・研修業務・労務管理・給与計算の幅広い業務を担当してきました。多様な業務経験を通じて、企業の要である採用業務・研修業務に特化して力を磨きたいと考えていたところ、貴社の採用プロフェッショナル人材の募集要項を拝見しました。貴社が掲げる「全従業員の笑顔と幸せを追求し、地域社会の発展に貢献する人材づくりを」という理念に強く共感しています。
前職での多様な業務経験は、プロフェッショナルとしての専門性を磨くなかで、多彩なチームメンバーと協力関係を築く土台になると確信しています。貴社の人事業務に携わり、全従業員が楽しく働ける環境づくりに貢献していく所存です。
未経験の職種に挑戦する志望動機の書き方・例文
未経験の職種に応募する際は、業務経験が不足している点をどのように補うのかがポイントとなります。前職で得られた経験・スキルをどのように活かすのか、具体的に表現できるようにしておきましょう。
例文
私はWebマーケティングを通じて多様な業界のクライアントに貢献したいと考え、貴社を志望しました。前職の法人営業では、大小さまざまな規模の企業を回り、営業支援システムの提案を行ってきました。仕事を通じて、業界・業種ごとの幅広いニーズがあることを知り、一歩踏み込んだマーケティング支援の分野に興味を持ちました。
マーケティングの関連資格の勉強を進めていたところ、未経験者の応募を歓迎してくださる貴社を見つけ、迷わず応募した次第です。
貴社のマーケティング事業では、クライアントの顧客層を徹底的に分析し、クライアント自身も見落としてしまうような潜在顧客を掘り起こせる点に強みを感じております。前職の経験で得られたヒアリング能力と、幅広い業界の関連知識を活かして、貴社の戦力として貢献していく所存です。
雇用形態が変わる志望動機の書き方・例文
アルバイトから正社員での採用を目指すケースで、雇用形態が変わるときでも、書き方によってはきちんと有効なアピールをすることが可能です。アルバイト経験については、記載できる実績がなかったとしても、どのような点に心がけたのかに着目するとよいでしょう。
また、応募先の企業への思いや熱意を中心にまとめるのも1つのアプローチです。
例文
私が貴社を志望した理由は、取り扱う商品とコンセプトに強く共感しているためです。「美しく自立した女性を彩る」というコンセプトに惹かれ、初めての給与で貴社のファッション小物一式を購入し、現在まで愛用し続けています。
前職のショップ店員の経験では、接客・提案業務と店内装飾を担当しており、最前線でお客さまのニーズや悩みを勉強してきました。また、店内の装飾やレイアウトによって、顧客単価や売上が変動する点に販売職の面白みを感じてきました。
販売職としての専門性をさらに高めたいと考えていたところ、貴社の募集要項を目にし、迷わず応募した次第です。前職での現場経験は、貴社の接客業務や店舗運営に活かせると確信しています。お客さまに寄り添う提案力をもとに、貴社のさらなる売上に貢献していく所存です。
管理職として働く志望動機の書き方・例文
管理職での採用を目指すケースでは、今までの経験を通じて得られたチームマネジメントの実績と、具体的なスキルを踏まえてアピールすることが大切です。
例文
貴社の「ITで地域社会を幸せに」というコンセプトに共感し、この度部長の職に志望いたしました。私は前職の新規事業に立ち上げからリーダーとして関わり、〇年間で社内の〇%を占める売上割合を達成しました。現在はプロジェクトマネージャとして、企画立案から完了までの多岐にわたる業務を担当しています。また、IT分野のプロジェクト管理の専門性を高めたいと考え、〇年度にはプロジェクトマネージャ試験に合格しました。ITを使ったサービスで、地元に貢献したいという考えを持ち始めたところ、貴社の募集要項に興味を抱きました。
今までに培ったチームマネジメントの経験とリーダーシップスキルは、貴社での業務にも活かしていけると考えております。まずはチームメンバーと密にコミュニケーションを図り、組織の活性化を促しながら、さらなる業績の向上に貢献していく所存です。
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志望動機をスムーズに書くためのコツ

志望動機をスムーズにまとめるためには、いきなり書き始めるのではなく、しっかりと準備を進めることが大切です。ここでは、志望動機を上手に書くためのコツを確認しましょう。
企業研究に時間をかける
志望動機がなかなか上手くまとまらないときは、企業研究や応募する職種のリサーチが不足しているケースが多いです。「なぜ志望するのか」を高いレベルで具体化するには、表面的な情報だけでなく、そこに隠された理念や歴史も適切に理解しておかなければなりません。
求人情報をチェックした後は、採用ページや企業のホームページ、事業内容も詳しくリサーチしてみましょう。応募先の企業のことを深く調べてみることで、求めている人材像や必要とされるスキルが自然とつかみとれるはずです。
エピソードの期間を区切って考えてみる
今までの経験をまとめるのに難航している場合は、期間を区切って考えてみるのも有効です。社会人としての経験が長いほど、過去の経験は整理しづらくなるため、半年や1年単位で区切って考えてみるとよいでしょう。
また、志望動機を深めるためには、業務を通じた自分自身の感情にもフォーカスしてみることが大切です。どのようなシーンでどのような感情が生まれたのかを振り返ってみると、仕事での価値観やモチベーションを客観的に把握できるようになります。
自分自身を深く知ることで、説得力のある志望動機を書けるようになるでしょう。
志望動機・志望理由の書き方のQ&A
志望動機の書き方でよくある疑問点をQ&A形式で解説。企業が求める人物像を理解し、効果的な自己アピールにつなげましょう。
志望動機が思いつかない
なぜ志望動機が思いつかないのか、その原因を探ってみましょう。
・自己分析が不十分
自分の強み、弱み、やりたいこと、価値観などが明確になっていないと、志望動機を具体的に書くことが難しくなります。過去の経験を深掘りし、具体的なエピソードから自身の特性や動機を明確にしましょう。
・企業研究が不十分
企業のビジョン、事業内容、社風などを深く理解していないと、自分と企業のマッチングを見つけることができません。企業の公式サイト、IR情報、ニュース記事などを徹底的に調べ、事業内容や理念、強み・弱みを深く理解するようにしましょう。
・自己PRと企業の結びつきが弱い
自分の経験やスキルを、企業の求める人物像や事業内容に結びつけて考えられていない可能性があります。企業の求める人物像やニーズを詳細に分析し、自身の経験やスキルとの共通点・貢献できる点を明確にしてみましょう。
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枠内に志望動機の文字数がおさまらない
志望動機は熱意がこもってしまい、ついつい長文になってしまいがちです。文字数を減らすための具体的な方法を試してみましょう。
・箇条書きにする
箇条書きにすることで、視覚的に分かりやすく、簡潔に情報を伝えることができます。
・数字を使う
数字を使うことで、より具体的に、かつ簡潔に情報を伝えることができます。
・比喩や例えを使う
抽象的な概念を、具体的な言葉で表現することで、より印象的に伝えることができます。
・言葉の言い換え
同じ意味の言葉を別の言葉に置き換えることで、文章に変化をつけ、飽きさせないようにすることができます。
志望動機に実績をうまく入れるコツが知りたい
以下のような実績を効果的に入れるコツを試してみましょう。
・行動と結果をセットで示す
「実績を出すためにどのような行動を取ったのか」を具体的に説明しましょう。
例えば、「売上を向上させた」という実績だけでなく、「新規顧客開拓のために、毎日5社に電話をかけ、顧客のニーズを把握して提案を行いました」のように、具体的な行動を添えることで、あなたの努力が伝わりやすくなります。
・企業との関連性を示す
「過去の経験や実績が志望する企業の課題解決にどのように貢献できるのか」を具体的に説明しましょう。
例えば、「前職で、顧客対応の改善プロジェクトを担当し、顧客満足度を向上させた経験があります。貴社の顧客満足度向上に貢献したいと考えています」のように、企業の課題と自分の経験を結びつけることで、あなたの入社意欲が伝わりやすくなります。
・ストーリー仕立てにする
実績を単に羅列するのではなく、ストーリー仕立てにすることでより印象的に伝えることができます。
例えば、「〇〇という課題に直面した際、私は〇〇というアイデアを思いつき、〇〇という行動を取りました。その結果、〇〇という成果を出すことができました」のように、ドラマチックなストーリーとして語ることで、面接官の記憶に残ります。
志望動機は3つの要素を意識して組み立てよう

志望動機は、「応募先を選んだ理由」「転職を考えたきっかけ」「応募先で活かせる経験やスキル」の3つの柱を軸に組み立てていくとスムーズです。ネガティブな表現や主観的な表現に気をつけて、なぜ応募先の企業を志望しているのかを簡潔にまとめましょう。
志望動機は個人の経験や置かれている状況によっても異なるので、自分に合った例文を見つけ、参考にしてみるのもおすすめです。履歴書作成「ワンポチ」は、PC・スマホから手軽に履歴書・職務経歴書が作成できるサービスです。
各書類のフォーマットから、自己PRや志望動機の各種テンプレートまで用意されているので、誰でも気軽にご利用いただけます。職務経歴書の作成時には、ぜひワンポチをお試しください。
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