【例文5選】半導体エンジニアの志望動機の書き方!NGポイントもチェック

半導体エンジニアの志望動機の例文


半導体エンジニアを目指したいけれど、履歴書の志望動機欄に何を書いたらいいのかわからないという方も多いでしょう。半導体エンジニアの志望動機には、記載した方がいい内容や採用担当者が理解しやすい構成が存在します。一方で、志望動機には記載しない方がベターな内容もあるため、書く前にチェックするのがおすすめです。志望動機の例文も5つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を読む前に「基本の志望動機の書き方が知りたい」という人は先にこちらをチェック!

基本の志望動機の書き方

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半導体エンジニアの志望動機に書くべき内容

半導体エンジニアの志望動機に書くべき内容


半導体エンジニアは経験やスキルが重視される職業ですが、未経験の方は志望動機が選考に大きく影響を与えます。しかし、説得力のある志望動機を書くためには、準備が必要です。次項では、志望動機に書くべき内容を3ステップで解説します。

志望する理由

志望動機は、結論から書き始めましょう。理由は、採用担当者が後に記載するエピソードや具体的な動機を理解しやすくなるためです。書き始めの例を3つ紹介します。

書き始めの例文
・貴社を志望する理由は◯◯です。
・貴社の◯◯に惹かれたため、志望しました。
・これまでの○○という経験が貴社の◯◯業務に活かせると思い、志望しました。



上の2つの例文は、経験者・未経験者問わず使用できる例文です。端的に志望理由を伝えられるため、採用担当者も読み進めやすいでしょう。また、3つ目は同職種の転職におすすめの例文です。過去の経験も一緒に伝えられるため、スキルを重要視する半導体エンジニアでは、評価が高くなる可能性があります。

今までの経験や前職でのエピソードなど

次に、今までの経験や前職でのエピソードを記載して、自己紹介を兼ねて強みをアピールします。志望動機に記載する経験やエピソードは、できるだけ半導体エンジニアに活かせることや関係するものにしましょう。他にも、最初に記載した志望する理由を詳しく説明します。志望理由を詳しく記載する際は、応募先の企業でなければいけない具体的なエピソードを盛り込み、志望動機の中で一貫性を持たせましょう。他の企業にも当てはまることのみを記載してしまうと、熱意が伝わりにくくなります。

仕事への意気込み

志望動機の最後は、採用担当者が入社後の活躍をイメージできる内容にしましょう。したがって、未経験者でも「頑張ります」「勉強したいです」といった抽象的な締めはNGです。「貴社の研修制度を通じて一人前の半導体エンジニアとなり、製品開発に貢献できるよう、日々学習に励みたいと思います」と勉強だけで終わらせず、学習内容を活かして貴社に貢献したいとアピールすると良いでしょう。

経験者の方は「これまでの○○の経験を、貴社の○○業務に活かしていきたいです」とまとめ、書き出しとエピソードの総括にします。

採用担当者に刺さる志望動機の書き方

採用担当者に刺さる志望動機の書き方


続いて、採用担当者に刺さる志望動機の書き方を解説します。企業側は、入社への熱意があり向上心の高い人材を採用したいと考えているため、志望動機を書く前に以下の内容をチェックしておきましょう。

企業への理解を深める

企業への理解を深める点は、志望動機を書く上で最も重要といっても過言ではありません。なぜならば、他の半導体企業にも共通する内容のみを記載してしまうと、「うちの会社でなくても良いのではないか」と採用担当者に感じさせてしまうからです。

企業理念や求人票に記載されている仕事内容にしっかりと目を通して理解を深め、応募先の企業でなければならない理由を記載しましょう。企業研究をする際に、ホームページで見るべきポイントを5つ紹介します。
企業サイトで見るべきポイント
・企業概要
・経営方針
・企業理念
・取扱商品やサービスの内容
・社員の声

採用を掴み取るためには、企業の今までの実績とこれからの計画を知ることが大切です。

半導体業界でアピールできるスキルや経験を知る

半導体エンジニアは、スキルや経験を重視される職業です。その中でも資格はスキルをアピールできるポイントになります。半導体業界で評価が高くなる資格は5つあります。

半導体業界でアピールできる資格

・半導体技術者検定
・半導体製品製造技能士
・ディジタル技術検定
・機械保全技能検定
・CAD利用技術者検定


上記の資格を取得している方は、履歴書の資格欄に記載するのはもちろん、志望動機の中でもPRするようにしましょう。資格取得予定でも十分アピールポイントになります。また、資格の他にも半導体エンジニアで役立つスキルがあります。主に半導体エンジニアで役立つスキルは「英語力」と「コミュニケーション能力」の2つです。半導体業界は世界中で必要とされる仕事のため、未経験者で半導体エンジニアを目指す方は英語力とコミュニケーション能力をアピールすると良いでしょう。

企業が求める人材にマッチしているか確認する

半導体業界は、常に変化をしています。それゆえ、半導体エンジニアは最先端の情報を取り入れて新しい製品を作り出す力が必要な仕事です。半導体エンジニアには、新しい情報を取り入れる力やそれらを日々追い続ける向上心、そして失敗を恐れず新しいことにチャレンジする精神が求められます。半導体エンジニアの志望動機を書く際には、企業の求める人物像から外れすぎないようにしましょう。さらに、求める人物像を詳しく記載している求人サイトもあるため、志望動機を書く前にチェックするのがおすすめです。

半導体業界で求められる人材

・常に最新の情報を取り入れられる人
・上を目指し続ける向上心がある人
・新しいことに失敗を恐れずに挑戦し続ける人


半導体エンジニアの志望動機の例文5選

半導体エンジニアの志望動機例文5選


半導体エンジニアの志望動機の構成や含めた方がいい内容について解説してきました。ここでは、半導体エンジニアの志望動機例文を5つご紹介します。志望動機を書く際の参考にしてみてください。

【転職】経験者

半導体エンジニア経験者の志望動機例は以下の通りです。
志望動機の例文
私が貴社を志望した理由は、生活に便利な製品を多く生み出しており、顧客のニーズを的確にとらえている点に惹かれたからです。
現在は親会社向けの製品を開発する半導体エンジニアとして勤務しています。仕事をしていく中で、実際に私が開発した製品を使用して喜んでもらいたいという思いが大きくなり、世界中に拠点を持つグローバル企業である貴社への転職を決意しました。
入社後は、今までの経験で培ったスキルを活かして、貴社の製品開発に貢献したいと考えております。


<例文のポイント>
・同職種に転職したい方は、なぜ今の職場のままではいけないのか、応募先の企業と現在の職場の違いを明確に示す
・現在の職場でしている仕事内容を簡単に盛り込む
・今までのスキルがどのような点に活かせるのか記載する


【転職】キャリアアップ

キャリアアップを目指す半導体エンジニアの志望動機例は以下の通りです。

志望動機の例文
私は、半導体エンジニアとしてのスキルアップと製品の開発リーダーとして活躍できる可能性がある点に惹かれて貴社を志望しました。
就業中の会社では、4年間半導体エンジニアとして開発業務に携わってきました。しかし、年功序列制度が根強く残っている会社のため、私の意見は聞き入れてもらえない日々が続いています。そんな時に、年齢関係なくリーダーとして活躍できる貴社に惹かれて転職を決意しました。学生時代には学年委員会や生徒会に所属し、人をまとめるという経験を多くしてきました。この経験と半導体エンジニアのスキルを活かして、開発プロジェクトのリーダーを任せていただけるような人になりたいと思っています。


<例文のポイント>
・入社後から即戦力として活躍できることをアピールする
・応募先の企業でどう活躍したいのか、具体的に記載する
・キャリアアップできると考えた自分の長所や魅力と志望動機を結び付ける


【転職】未経験者

未経験で半導体エンジニアを目指す場合の志望動機例は以下の通りです。
志望動機の例文
私が貴社を志望した理由は、半導体業界の将来性に惹かれ、世界中で活躍するエンジニアになりたいと考えたからです。
現在は半導体業界の営業をしており、製品のポイントや改良した点などをアピールして購入につなげる仕事をしています。何年も働くうちに、私もこんなすごい製品を作れる半導体エンジニアになりたいと考えるようになりました。貴社の半導体エンジニアは研修が充実しており、未経験の私もスキルを身につけて製品開発に貢献できるのではないかと心を躍らせています。入社後は、早く一人前の半導体エンジニアになれるよう日々勉強し、貴社の製品開発業務に貢献したいと考えています。


<例文のポイント>

・未経験で半導体エンジニアを目指そうと思ったきっかけを記載する
・なぜ別職種への転職で応募先の企業を選んだのか具体的に解説する
・スキルを身につけて企業に貢献する姿勢をアピールする

関連記事:未経験職種の志望動機の書き方|職種別の例文や選考突破のポイントを解説

【新卒】未経験者

新卒で半導体エンジニアを目指す場合の志望動機例は以下の通りです。
志望動機の例文
私は人の役に立つ仕事がしたいと考え、貴社の半導体エンジニアを志望しました。
半導体は私たちの生活に欠かせない存在で、私も実際に多くの半導体製品を愛用しております。高校生の時にこれからの生活には半導体が必要不可欠と知り、大学では電子回路の設計について学びました。
入社できた暁には、貴社の研修制度を通じて知識を高め、大学時代の経験を活かして開発業務に携わりたいと考えています。


<例文のポイント>

・人の役に立つ仕事がしたいというのは抽象的だが、後に半導体エンジニアが人の役に立っていることを示して、志望動機の中で一貫性を持たせる
・研修制度で身につけた知識と学生時代の経験を活かして貴社に貢献したいというポイントを記載する
・半導体業界についても詳しく調べ、これからの動向も記載する


関連記事:新卒の志望動機の例文10選|就活で内定を勝ち取る書き方やポイントを押さえよう

志望動機のNG例

志望動機のNG例


最後に、志望動機のNG例をご紹介します。志望動機に記載した方がいい内容を解説してきましたが、一方で避けた方がいい内容もあります。履歴書の志望動機を書く前にしっかりとチェックしていきましょう。

企業側にメリットがない

ひとつ目のNG例は、企業側に採用するメリットがない志望動機にすることです。まずはNG例をご覧ください。
志望動機のNG例
私の長所は、好奇心旺盛で勉強熱心なところです。貴社は研修制度が充実しているため、しっかりと勉強しスキルを身につけたいと思っています。

企業が求めているのは、会社に貢献してくれる人材です。したがって、「勉強したい」「スキルを身につけたい」だけでは採用担当者の心に響きません。理由は、採用しても企業側にメリットがないからです。採用担当者によっては、スキルを身につけたら離職してしまうのではないかと考える方もいます。履歴書に書く内容は、自分の評価を下げるきっかけになってはいけません。勉強したいやスキルを身につけたいだけではなく、「勉強をしてスキルを身につけて貴社に貢献したい」と企業にメリットがあるように記載しましょう。

待遇について書く

ふたつ目のNG例は、志望動機に待遇について書くことです。NG例からチェックしていきましょう。

志望動機のNG例
貴社を志望した理由は、現在就職中の会社よりも通勤時間が短く、給料も高いからです。

就職先の企業を選ぶ上で、給与や勤務日数、自宅からの距離が決め手になった方もいるでしょう。しかし、業務内容以外の理由を志望動機に記載するのはNGです。志望動機に待遇について記載すると、仕事内容や企業の特徴で応募してきていないと採用担当者に思われてしまう可能性があります。さらに、勤務日数が少ないことを企業に惹かれたポイントとして挙げてしまうと、働く気がないと捉えられてしまうでしょう。志望動機欄は、採用担当者に働く熱意を伝えるところのため、待遇について書くのは避けるのがベターです。

他の職種や企業にも当てはまる志望動機を書いてしまう

採用担当者は、志望動機で応募者の熱量をはかっています。それゆえ、他の職種や企業にも当てはまる内容を書くと、採用担当者からの評価が下がってしまうでしょう。以下のテンプレートのような例文は、多くの企業に当てはまる内容のため、注意が必要です。

志望動機のNG例
私は、社会に貢献したいと思い貴社の半導体エンジニアを志望しました。半導体業界は常に進化しており、私もその一員として活躍したいと考えたからです。

応募先の企業でなくてはダメな理由が見えてこなければ、採用担当者の目に留まることは少ないでしょう。本気で採用を目指すなら、応募先の企業にしかない内容を書かなければなりません。まずは企業のホームページや求人情報を見て企業について知ることが大切です。

経験やエピソードが薄い・少ない

経験やエピソードは他の応募者との違いをつける大きなポイントです。したがって、採用担当者の目を引くためには、経験やエピソード入れ込む必要があります。しかし、志望理由とエピソードがかけ離れてしまってはエピソードの説得力が無くなってしまいます。志望動機の中で一貫性を持たせるようにしましょう。また、半導体業界に関するエピソードがいくつかある方も、履歴書の志望動機に記載する際は、説得力が増すため1つに絞って深掘りするのがおすすめです。応募先の企業の商品を使用しているのであれば「愛用しています」だけでなく、「貴社の○○という製品を日々愛用しています。しかし、もう少し軽量化した方が使いやすいと感じたので、入社後は軽量化に向けて開発に励みたいです」と将来性をプラスしましょう。


半導体エンジニアの志望動機が決まったら履歴書を作成しよう

半導体エンジニアの志望動機が決まったら


志望動機は、入社への熱意や自己PRができる欄であることをご紹介してきました。志望動機欄を有効に活用しなければ採用から遠ざかる可能性があります。志望動機に具体的な理由とエピソード、入社後の将来設計を盛り込み、採用担当者からの評価を高めましょう。
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転職活動に慣れていない方や、しばらく転職活動から遠ざかっていた方は、まず履歴書と職務経歴書の基本的な書き方を確認することから始めましょう。

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