運送業の履歴書の書き方は?職種別の例文やポイントを紹介

運送業の履歴書の書き方は?職種別の例文やポイントを紹介



運送業の履歴書の書き方に悩んでいる方に向けた内容の記事です。今回は、履歴書を作成する際の基本的な決まりをはじめ、運送業の志望動機や自己PRを考えるときに押さえておきたいポイントを紹介しています。

また、仕事別の志望動機の例文も盛り込んでいます。この記事を読むことで、応募企業に自分の魅力を積極的にアピールする、履歴書の書き方を具体的にイメージしやすくなります。自分が働きたい企業で活躍するための、一歩を踏み出すために、参考にしてみてください。

運送業の履歴書の書き方で押さえておきたいポイント

運送業の履歴書の書き方で押さえておきたいポイント


運送業の履歴書を書く際には、いくつか押さえておきたいポイントがあります。履歴書は企業に自分の魅力を印象づける大事な書類です。以下の重要項目を意識しながら、履歴書を作成しましょう。

履歴書で押さえるべきポイント
・資格や免許を正しく記載する。
・魅力的なPRポイントを考える。
・仕事別にポイントを押さえた自己PRを考える。


運送業に関連する資格や免許を記載する

履歴書には、資格や免許を記載する欄が設けられています。運送業に関する資格や免許はすべて書きましょう。トラックの運転免許の種類には、以下のものが挙げられます。

【トラック運転免許証の種類】

免許の種類

最大積載量

乗員定員

受験資格

普通自動車

2.0トン未満

10人以下

18歳以上

準中型自動車

4.5トン未満

10人以下

18歳以上

中型自動車

6.5トン未満

29人以下

20歳以上

※免許期間2年以上

大型自動車

6.5トン以上

30人以下

21歳以上

※免許期間3年以上



また、運転免許以外にも、運送業で活躍の幅を広げる免許・資格があります。以下でチェックしましょう。

【その他の資格】
・けん引免許
トレーラーやコンテナを使用した輸送トラックの運転ができる資格です。

・玉掛作業者
荷物の積み下ろしで必要とされる資格で、鉄鋼業界や建設業界で活躍の幅を広げることができます。

・フォークリフト運転技能者
フォークリフトを運転できる資格です。荷物の積み下ろしにも活用可能です。



なお、免許や資格の書き方には注意が必要です。免許は正式名で記載し、取得年月日は、西暦か和暦で統一しましょう。また、取得順の時系列で記入し、取得見込みのものも忘れずに記しましょう。

運送業の履歴書の書き方と例文



続いては、運送業の履歴書の書き方や例文を見ていきましょう。

基本情報

履歴書には、氏名や住所の基本情報を記載する欄があります。氏名や住所は誤りのないよう正しく記載します。ふりがなは「ひらがな・カタカナ」どちらの表記なのか履歴書を確認し、書式に合わせて書きましょう。また、提出日や投函日の記入、押印は見落としがちな箇所です。履歴書作成が終わったら、漏れがないか確認が必要です。
合わせて、写真がしっかりと貼り付けてあるかもチェックしましょう。


学歴

履歴書には、学歴を記載する欄が設けられています。学歴は基本的に高校から最終学歴までを記入します。なお、学校名は正式名称で「学部・学科・コース」まで詳しく記すのが基本です。また、学歴を記入する際も、入学・卒業年月日の西暦・和暦を統一させましょう。


職歴

職歴に関しても、学歴と同様に時系列で記載しましょう。学歴を記入し終わったら、直下に「職歴」と記入して、職歴を書き始め「パート」や「契約社員」といった雇用形態もあわせて記入します。注意点としては、会社名や法人格を略さないことです。株式会社は(株)ではなく、株式会社としましょう。また、退職理由については「一身上の都合」や「会社都合」と事実通り示しましょう。


保有資格・スキル

保有資格やスキルは、履歴書に記載する前に、保有しているものをよく思い出してから書きましょう。業務に関係する免許や資格を取得した順に書き並べます。勉強中のものや取得が見込まれるものも記入可能です。いつまでに取得予定かを書き加えて具体性を持たせると、なおいいでしょう。仕事に直結しない資格や趣味に関連するものは、趣味欄に記載しましょう。

志望動機

志望動機を記載する欄には、そこで働きたい理由を記載します。志望動機を書く際には、例文を参考に、自分に関連づけて考えるのも一つの手です。企業が求める人物像を意識して、アレンジを加えて魅力的な志望動機を考えましょう。


【運送業の仕事別】志望動機の書き方や例文

運送業の履歴書における志望動機は、仕事別にポイントを押さえた内容で考えることが重要です。また、経験や未経験も考慮した書き方をしましょう。以下で仕事別の例文をチェックしましょう。

トラックドライバー編

トラックドライバーの志望動機の例は以下の通りです。

志望動機の例文

プライドをもち、物流を支える貴社の考えに深く共感し、志望しました。今まで、中型トラックを5年間運転した経験があり、運転技術や体力には自信があります。大型トラックの運転に関しては未経験ですが、免許は取得しています。

もともと運転が得意で好きということもあり、自分の強みを活かせる物流の分野で社会貢献できる点に魅力を感じました。私も貴社、日本の物流に貢献できるよう努力します。


タクシードライバー編

タクシードライバーの志望動機の例は以下の通りです。

志望動機の例文
タクシードライバーに転職しようと思った理由は、今まで築いた接客スキルを活かし、お客様の快適な移動のお手伝いをしたいと考えたからです。飲食業では、お客様に喜んでもらえるよう、丁寧な接客を心がけました。

タクシードライバーはお客様の快適で安全な移動を提供するだけでなく、移動中の会話やコミュニケーションを通して、お客様がリラックスした時間を用意する仕事だと考えています。もともと、運転が好きなこともあり、自分の得意分野で顧客満足を追求できるタクシードライバーに魅力を感じています。

貴社は未経験からでもチャレンジできる、研修制度が充実しているため、新しい職種に挑戦できる点も志望理由のひとつです。貴社で、スキルと経験を磨き、より多くの方のお役に立ちたいと考えています。



バスドライバー編

バスドライバーの志望動機の例は以下の通りです。

志望動機の例文
私は、貴社の路線バスを利用させていただいたことがあります。運転手の方は、バスを運転するだけでなく、お客様に明るく声がけをしており「私もそんな運転手になりたい」と考えるようになりました。

また、貴社の障害者や高齢者の方に寄り添った移動サービスを用意している点にも魅力を感じています。
バスドライバーの仕事は未経験ではありますが、大型二種免許は取得済みです。採用して頂けた際には、お客様が快適に乗車できるようなバスドライバーになりたいと考えています。



自己PR欄

運送業の自己PR欄には、自身の強みをアピールできる内容を書きましょう。前職で身につけた経験やスキル、実績を洗い出し、応募企業で活かせるものを探して記載しましょう。

例えば「コミュニケーション能力がある」「体力がある」「時間管理能力がある」が挙げられます。具体的なエピソードも交えて考えると、企業側がイメージしやすくなり、好印象につながるでしょう。

本人希望欄記入

本人希望記入欄には、勤務地や希望する条件があるときに記入します。記入事項があれば、履歴書に記載のうえ、面接時に伝えるといいでしょう。なお、待遇に関わる内容を記すと、企業側にマイナスイメージを与えかねないため、避けると無難です。基本的には「貴社の規定でよろしくお願いいたします」と記載します。

運送業の履歴書を書く際のポイントを押さえて就活を成功させよう

運送業の履歴書を書く際のポイントを押さえて就活を成功させよう


運送業の履歴書を書くときに気を付けたいルールは多々あります。自分をより魅力的にアピールするには、企業が求める人材像をイメージさせるような内容の履歴書作成がカギです。自身のイメージダウンにつながらないようするためにも、基本情報や職歴の記入ミスには気を付けなければなりません。

また、志望動機や自己PRは、自分の強みと企業の求める人物像をマッチさせることが必要です。今回の記事内容で紹介している例文も参考に、運送業の仕事で活躍する未来へのスタートを切ってみてください。

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