運送業の自己PR例文5選!書き方のポイントや注意点も解説

運送業に転職したいとき、自己PR文でドライバーへの適性をアピールすることができます。責任感を持って仕事を遂行できる姿、ドライバーとして活躍できる能力や資格をしっかりと採用担当者に伝えましょう。今回は、運送業の自己PR文の書き方や例文を紹介します。記事を読み、重要なポイントを押さえて採用につながる自己PR文を書いてみましょう。
運送業でアピールしたい自己PRのポイント5選

まず、運送業でアピールしたい自己PRのポイントを解説します。どのような内容をアピールすべきかを知って、採用担当者の印象に残PR文をつくりあげましょう。ぜひ参考にしてください。
運転のスキルや安全運転への意識
トラックドライバーとして技術面で適性があることを自己PR文で示して、採用担当者に好印象を与えましょう。運送業に従事するためのスキル、免許、経歴があれば積極的に盛り込むことで、ドライバーに向いていることを印象付けられます。また、安全運転のために心がけている習慣があれば、安全意識をアピールできるでしょう。
ドライバーとして活躍できる体力
トラックドライバーは長時間の運転や荷積み、荷降ろしのように、体力が必要な仕事です。ドライバーとして適性があることを証明するために体力をアピールするのもよいでしょう。また、心身共に健康であることも、日々の業務に集中できるアピールとなります。
荷物を確実に届ける責任感
トラックドライバーは時間内に荷物を確実に届ける責任感が必要です。運転中は基本的に1人で業務を行います。1人でも手抜きをせず、仕事を遂行できるまじめさをアピールすると、プラスの印象を与えられるでしょう。前職で責任感をアピールできる具体的なエピソードがあれば、説得力のある自己PR文になります。
スケジュールを守れる時間管理能力
トラックドライバーは配達にかかる時間や燃料を考慮しながら、スケジュール通りに配送をこなす仕事です。自己PR文でも、スケジュールを守る時間管理能力が重要なポイントとなります。時間管理能力をアピールするため、前職の経験や日常の心得のように、気をつけていることがあれば盛り込みましょう。
やる気や熱意
配送業に対する熱意や業務に対するやる気も、積極的にアピールしましょう。ドライバーとして成長したい、と前向きな意気込みが伝わるPR文は、採用担当者の目に留まりやすいものです。また、新人教育にはコストや労力がかかるため、会社は社員に長く働いてほしいと考えています。PR文では長く働きたいこともアピールするとプラスの印象につながるでしょう。
運送業の自己PR例文5選

運送業の自己PR文は、前述のアピールすべきポイントを踏まえながら作成しましょう。以下では、アピールしたいポイントに合わせた、自己PR文作成に役立つ例文を5選紹介します。
運転のスキルや安全運転をアピールした例文
運転のスキルや安全運転をアピールした例文は以下の通りです。
自己PRの例文
私の強みは前職のトラックドライバーとしてのキャリアで培った運転スキルと、安全運転への意識の高さです。今まで中・長距離ドライバーとして働く上で、無事故・無違反を達成してきました。車道が狭いエリア、急カーブはもちろん、通常の道路であっても油断することなく、慎重かつスムーズな運転を心がけます。
また、安全運転教育を受講し、トラブルに対応する力を身に着けてきました。車両の点検やチェックもかかさず行い、事故を起こさないことを第一としています。私は、運転スキルを磨いて安全運転を心がけることが、顧客との信頼関係を築くために大切だと考えています。持続可能な運送業の発展に寄与するため、私の経験とスキルを活かして、貴社の一員として成長できるよう励む所存です。
体力があるドライバーをアピールできる例文
体力があるドライバーをアピールできる例文は以下の通りです。
自己PRの例文
私は前職では引っ越しスタッフとして〇年間勤務してきました。業務では4tトラックを運転しております。長距離の運転をこなすこともしばしばで、体力には自信があります。冷蔵庫や食器棚、ソファといった重い家具や家電を破損のないよう丁寧に運搬することも得意です。
引っ越しは需要に応じて仕事量を調整しなければなりません。今まで春の引っ越しシーズンに2週間連勤したこともあります。このような過酷な環境で日々心身共に鍛えられたため、どんな仕事も乗り越えられると自負しています。
責任感があることをアピールする例文
責任感があることをアピールする例文は以下の通りです。
自己PRの例文
私はトラックドライバーとして責任を持って仕事ができる自信があります。業務に対して、真摯に向き合い、こつこつと計画的にこなすことを遠く意図しています。今までルートドライバーとして勤務する中で、効率的なルートを常に意識しながら、確実にミスなく荷物を届けることを大切にしてきました。
前職では荷物の多い繁忙期であっても、配送ミスをせず、すべての配達をやりとげてきた経験は私の誇りです。運送業のプロとして、業務効率化やスキルアップを目指し、自主的に勉強をつづけています。また、新しい環境に飛び込んで、さらに成長したいと考えております。
時間管理能力をアピールできる例文
時間管理能力をアピールできる例文は以下の通りです。
自己PRの例文
私は時間管理を強みとしています。トラックドライバーとして勤務する中でも、遅延することなく、余裕を持って配送業務を遂行する自信があります。時間通りに配送するためには、渋滞や道路の迂回情報をあらかじめチェックしておき、余裕を持ってスケジュールを組むことで対処可能です。想定外の事態に備え、いくつかのルートを事前に調べておくことも、仕事を時間内に遂行するポイントです。また、スケジュールはスマホアプリのリマインダーを活用して、万が一忘れることがあっても、チェックできるよう仕組化しています。貴社に入社した際も、時間管理能力を生かして、配送業務に貢献したいと考えております。
やる気や熱意をアピールできる例文
やる気や熱意をアピールできる例文は以下の通りです。
自己PRの例文
私は今まで運送業は未経験ですが、トラックドライバーとして働くやる気や熱意を持っています。新しいことにチャレンジし学び続ける姿勢を持って、今までも営業職や製造職に従事してきました。わからないことはうやむやにせずしっかりと質問し、いただいた指示はしっかり守る姿勢を大切にしています。
私は1人で配送するトラックドライバーであっても、周囲とコミュニケーションをはかりながら、業務を円滑に進めることは重要だと考えます。運転スキルだけでなく、顧客対応も万全なドライバーを目指し、必要なスキルや知識を積極的に学ぶつもりです。貴社に入社したあかつきには、柔軟な思考を持って謙虚な気持ちで学び、配送業務に貢献できるよう努めてまいります。
運送業の自己PRの書き方で注意したいポイント
運転スキルや運転経験を具体的に書くようにする
運転スキルや運転に関する経験については具体的に書くようにしましょう。単純に運転スキルに自信がある運転経験があると書くのでは採用担当者にどのようなスキル・経験があるのかが伝わりにくいと言えます。〇〇(車種)の運転経験〇年、総走行距離〇〇kmのように、具体的な車種、年数、走行距離を記載しましょう。
運転スキルや運転に関する経験の例文
大型トラック(〇〇社製、〇〇年式)の運転経験5年、総走行距離50万km以上
また、天候が悪い中での運転や、狭い道での運転、夜間の運転といった、悪条件下での運転経験があれば、具体的なエピソードを交えてアピールしましょう。
悪条件下での運転経験の例文①
積雪路面での運転経験豊富、チェーン装着や滑り止め対策も得意です。
悪条件下での運転経験の例文②
夜間運転経験豊富、視界不良時の安全確認を徹底しています。
さらに、安全運転への取り組みとして、日常的な車両の点検、安全運転講習会への参加といった内容があれば記載します。
安全運転への取り組みの例文①
日常点検を欠かさず行い、車両の安全確保に努めています。
安全運転への取り組みの例文②
ドライブレコーダーの映像を分析し、危険運転の傾向を把握し、改善に努めています。
業務スキル・前職の経験を具体的に書く
ドライバーとしての業務を行う上でのスキルや、前職の経験でアピールできるポイントがあるときは具体的に記載しましょう。
前職がルートドライバーであれば、担当した配送ルートや1日の平均配送件数、配送エリアの特徴といった内容を可能な限り具体的に記載します。採用担当者にどの程度仕事ができるかをアピールできます。
業務スキル・前職の経験の例文①
〇〇方面へのルート配送、1日平均〇〇件、市内配送を担当。
業務スキル・前職の経験の例文②
長距離輸送経験豊富、〇〇県から〇〇県まで、高速道路・一般道路を走行。
また、扱った経験のある荷物の種類や、荷物の輸送で注意している点があれば、具体的に記載します。前職の経験で培ったスキルがどんなものかを採用担当者に伝えられるでしょう。
扱った経験のある荷物の種類の例文①
精密機器の輸送経験豊富、振動や衝撃に注意し、緩衝材を使用して梱包。
扱った経験のある荷物の種類の例文②
食品輸送経験豊富、温度管理を徹底し、品質保持に努めました。
フォークリフトやハンディターミナル、運行管理システム、カーナビゲーションシステムといった業務で使用する機器に慣れていれば、使用経験を記載しましょう。
業務で使用する機器の例文①
フォークリフト(〇〇社製)の運転経験〇年、〇〇作業を担当。
業務で使用する機器の例文②
運行管理システム(〇〇)を使用して、配送ルートや運行状況を管理。
資格や表彰経験があれば書く
所有している運転免許証は、種類や内容を具体的に記載しましょう。また、優良運転者表彰を受けた経験があれば、適性をアピールできる材料になります。
直接ドライバーとして活用できるものでなくても、フォークリフト運転技能講習修了証や危険物取扱者といった資格はアピールポイントになります。
資格の例文①
大型自動車免許取得、優良運転者表彰〇〇回。
資格の例文②
危険物取扱者(乙種第4類)取得、危険物輸送に関する知識あり。
配送ルートの特性やデジタルツールの使用経験があれば書く
前職がルートドライバーであれば、担当したことのある配送ルートが、都市部なのか、山間部なのか、長距離だったのかといった内容を具体的に盛り込み、いかなる環境下でも活躍できることをアピールしましょう。
配送ルートの特性の例文
〇〇市中心部でルート配送を担当していたため、○○市の道路交通情報を熟知しております。
近年、物流業界はデジタル化が進んでいます。多くの会社で配送管理システムが導入され、効率の良い運送計画が望まれているのです。トラックドライバーとして業務を遂行するには、デジタルツールを使いこなす必要があります。
運行管理システム、カーナビゲーションシステム、スマートフォンアプリといったツールを業務で使用した経験があれば、具体的に記載し、システム利用に問題がないことをアピールしましょう。
デジタルツールの使用経験の例文
デジタルタコグラフを使用した運転管理の経験があります。
顧客からの評価やクレーム対応の経験があれば書く
トラックドライバーとして経験がある方で、前職での顧客からのポジティブなフィードバックや、取引先からのアンケート結果といった具体的な評価があれば、盛り込むのも手です。第三者からの客観的な意見によって、優良ドライバーという印象を与えられます。
また、前職の経験においてクレームが発生した経験がある際は、どのように対応し、解決したかを具体的に説明しましょう。丁寧なクレーム対応ができた具体的なエピソードがあれば、トラブル対応能力があるドライバーとして、採用につながる可能性があります。
運送業の自己PRを書くコツとは

運送業の自己PRを書くコツは以下の3点です。
自己PRを書くコツ
・入社後どのような点で活躍できるかをアピールする。
・自身のスキルや経歴といったアピールできるポイントをわかりやすく書く。
・結論から述べ、具体的にわかりやすく書く。
採用担当者は、応募者が長く活躍することを期待しています。具体的にどのような点で会社に貢献できるか、どのようなスキルや経歴を持つ人材かをわかりやすく盛り込みましょう。
自己PR文は結論ファーストで、論旨がはっきり伝わるようにします。また、アピールしたいポイントに合うエピソードがあれば、具体的に盛り込みます。例えば、単に運転スキルというのではなく、狭い道が続くエリアの運転経験に従事していたことから、狭い道の運転でも安全運転に自信があるといったように具体的に記載することがコツといえるでしょう。
運送業の自己PRはポイント押さえてわかりやすく簡潔に

運送業の自己PR作成のコツや例文を紹介しました。運送業の自己PRでは、ドライバーとしての適性を採用担当者に伝えるため、運手スキルや安全運転への心がけ、資格や免許といった内容をわかりやすく簡潔に盛り込む必要があります。また、アピールポイントは具体的なエピソードを交えると説得力が増します。運送業に従事できる人材として自己PR文を準備して、ドライバーの求人に応募してみましょう。
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