化学系エンジニアの志望動機はどう書く?構成や例文をチェック

化学系エンジニアになりたいけれど、履歴書に記載する志望動機が思いつかないという方も多いでしょう。化学系エンジニアでは主に経験・スキルが重視されますが、未経験の方は志望動機がポイントになります。
そこで今回は、化学系エンジニアの志望動機に記載した方がいい内容や、職種ごとの例文をご紹介します。採用担当者に刺さる志望動機を作成し、採用をつかみ取りましょう。ぜひ最後までチェックしてください。
化学系エンジニアの志望動機の書き方のポイント

まずは、化学系エンジニアの志望動機を書く際に押さえておきたいポイントをご紹介します。それぞれ例文を記載しているので、書き方に迷ったときの参考にしてみてください。
研究内容や専門知識の応用をアピールする
■研究内容との関連性
化学系エンジニアの志望動機には、自身の研究内容と応募先の企業の技術・製品との関連性を具体的に説明しましょう。例文は以下の通りです。
志望動機の例文
私は大学院で〇〇に関する研究を行っており、貴社の〇〇技術に深く関心を持っています。特に〇〇の分野では、私の研究成果を活かし、貴社の技術開発に貢献できると考えています。
■専門知識の応用
自身の専門知識が企業のどのような課題解決に貢献できるか、を具体的に志望動機に盛り込みましょう。例文でチェックしていきます。
志望動機の例文
私は〇〇に関する専門知識を有しており、貴社の〇〇製品の性能向上に貢献できると考えています。特に〇〇の分野では、私の知識を活かし、〇〇という課題を解決できる可能性があります。
■最新技術への関心
また、自身の専門分野における最新技術への関心をアピールすることも大切です。例文を見ていきましょう。
志望動機の例文
私は〇〇に関する最新技術に常にアンテナを張っており、貴社の〇〇技術が〇〇という点で優れていることに感銘を受けました。私の知識と貴社の技術力を組み合わせることで、〇〇という新たな価値を創造できると考えています。
具体的なプロジェクトへの貢献意欲を書く
■具体的なプロジェクト名
応募先の企業が現在取り組んでいるプロジェクトや、今後注力する予定のプロジェクトについて言及し、企業への理解が高いことを示します。
志望動機の例文
貴社の〇〇プロジェクトに深く感銘を受けました。特に〇〇の分野では、自身の〇〇の経験を活かし、プロジェクトの成功に貢献できると考えています。
■プロジェクトにおける自身の役割
入社後は、応募先の企業プロジェクトにおいて、自身がどのような役割を果たしたいかを具体的に説明しましょう。
志望動機の例文
〇〇プロジェクトにおいて、私は〇〇の分野を担当し、〇〇という課題を解決したいと考えています。特に〇〇の経験を活かし、〇〇という目標を達成したいです。
■プロジェクトへの貢献方法
さらに、自身の持つ専門知識やスキルをどのように活かし、プロジェクトに貢献できるかを具体的に説明すると、企業にとっての採用メリットが見出せます。
志望動機の例文
〇〇プロジェクトにおいて、私は〇〇の専門知識を活かし、〇〇という分析や実験を担当したいと考えています。特に〇〇の経験を活かし、〇〇という結果を出すことで、プロジェクトの成功に貢献したいです。
企業文化・研究開発体制への共感を書く
■企業文化への共感
志望動機には、企業の理念や行動指針、社風などに共感する点を具体的に説明します。自分の応募先の企業がどのくらいマッチしているのか示しましょう。
志望動機の例文
貴社の〇〇という企業文化に深く共感しています。特に〇〇という点では、私の考え方と一致しており、貴社で働くことで自身の能力を最大限に発揮できると考えています。
■研究開発体制への評価
企業の研究開発体制や設備、研究者のレベルなどを評価する点を具体的に記載します。また、それによって自身が得られる効果についても記載するといいでしょう。
志望動機の例文
貴社の〇〇という研究開発体制は、〇〇という点で非常に優れていると感じました。特に〇〇という設備や〇〇という研究者のレベルの高さは、私の研究意欲を刺激します。
■自身の成長意欲
さらに、企業の研究開発環境で、自身のどのような能力を伸ばしたいかを具体的に説明します。成長意欲を説明する際に、企業の研修制度について記載すると、企業に対しての理解の高さをアピールできるでしょう。
志望動機の例文
貴社の〇〇という研究開発環境で、私は〇〇という能力を伸ばしたいと考えます。特に〇〇という分野では、貴社の〇〇という技術を学び、自身のスキルアップに繋げたいです。
化学系エンジニアの志望動機の例文

化学系エンジニアには、「研究開発」「生産管理」「品質管理」「製造・設備技術」の4つの職種があります。それぞれ業務内容が異なるため、しっかりとチェックしてから志望動機を書きましょう。ここでは、4種類の志望動機例文をご紹介します。
研究開発
研究開発とは、新しい部品や製品の開発、過去の商品の改良などを行う仕事です。研究開発に向いている人は、ものづくりや新しいアイデアを出すのが好きな人、コミュニケーション能力がある人が挙げられます。
自分の特徴と研究開発の業務内容でマッチしているところを記載すると、評価が高くなるでしょう。
志望動機の例文
私が貴社を志望した理由は、みんなの生活を豊かにするサポートをしたいと考えたからです。
私は幼少期から貴社の〇〇を愛用しており、思い返してみるとさまざまな貴社の商品を使用してきました。生活の「当たり前」を支えてくれていたのは貴社の製品だったと改めて感じました。
ものづくりやアイデアを出すのが好きなので、入社後は新しい製品の開発や販売中の商品の改良などに貢献したいと考えています。
生産管理
生産管理とは、生産効率やコストのチェックをし、安定供給に向けて製造を行う仕事です。低コスト高品質を叶えるために日々生産状態をチェックするため、計算や計画を立てるのが得意な人が向いています。
自身の経験を生かして入社後はどのような業務で活躍できるか記載しましょう。
志望動機の例文
学生時代のマネージャー経験が貴社の生産管理業務に活かせると思い、志望しました。
高校から大学までサッカー部のマネージャーをしており、選手の練習メニューや記録・食事の管理を主に行っていました。就職活動を行うにあたり、自分自身の特徴をマッチする職種を探したところ、品質管理業務が適していることがわかりました。
入社した暁には、生産効率やコストの向上に尽力したいと考えています。
品質管理
品質管理とは、研究開発や生産管理を通じて完成した製品に不備がないかチェックする仕事です。企業によっては、品質管理を突破した製品に「品質保証」というラベルを付けることもあります。
不良品ができてしまった際には、問題点を発見・改善する必要があるため、製造工程を把握して問題解決に注力します。
志望動機の例文
私が貴社を志望した理由は、貴社の品質管理力に惹かれたからです。
現在は食品メーカーで品質管理業務に携わっており、日々製品のチェックを行っています。現職では、不良品の原因を追究して問題解決に向けて行動、そしてお客様からのクレーム率削減に努めました。これまでの経験を活かしてもっとスキルを磨きたいと考えていたところ、品質管理力の高い貴社に出会い、応募させていただきました。
入社後は、品質管理の精度を向上させ、業務拡大に貢献したいと考えています。
製造・設備技術
製造・設備技術とは、企業で製造した製品を購入してくれた会社やお客様のもとに届けて設置したり、使用中のトラブルに対応したりする仕事です。化学系エンジニアの中でも直接お客様と接する仕事のため、知識や技術だけでなく、コミュニケーション能力も求められるでしょう。
志望動機の例文
私は貴社の製造・設備スタッフさんの魅力に惹かれ、貴社を志望しました。
現在の職場で貴社の〇〇を使用しており、設置やメンテナンスの際には毎回立ち会わせていただき、丁寧な説明や安全管理をしてくださる貴社のスタッフさんに憧れを抱きました。私も貴社の製造・設備スタッフさんを見習って、自身の長所であるコミュニケーション能力を通じてお客様に製品の魅力を伝えていきたいと考えています。
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化学系エンジニアの志望動機の書き方について解説してきました。ポイントを盛り込んだ志望動機にすることで、採用担当者からの評価も高くなるでしょう。
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