履歴書の生年月日の書き方|基本的なルールと記入例を解説

生年月日は履歴書の基本項目の1つです。生年月日は普段からさまざまな書類で記入が求められるので、特に難しいものではありません。
しかし、ビジネス書類ならではのルールもあるので注意が必要です。今回は履歴書における生年月日の書き方について、基本的なルールを確認していきましょう。
日付の書き方

日付欄に記載する日付は、書類の提出方法によって異なります。面接時に持参する場合は、履歴書を「手渡しする日」、郵送の場合はポストに「投函する日付」を書きましょう。
日付欄で使用する数字は、算用数字(1,2,3)、漢数字(一、二、三)どちらでも問題ありません。和暦と西暦についても、どちらでも使用可能ですが、表記は履歴書全体で統一するようにしましょう。
また、履歴書とともに送付状、職務経歴書も一緒に提出することもあります。その際には、「すべての書類の日付と数字を合わせる」ようにすることが大切です。
履歴書に生年月日を書くときの基本的なルール

履歴書では、基本的なルールを外さないように守ることが重要です。ここでは、生年月日を記載する際のルールをまとめて確認しましょう。
履歴書全体で和暦・西暦を統一する
前述のとおり、履歴書に書く年表記は、和暦と西暦のどちらを用いるかを全体で統一しましょう。日付、生年月日、学歴・職歴で表記が混在していると、どうしても読みづらさを感じさせてしまうので、最初にどちらを使うか決めておくのがベターです。
生年月日は省略せずに記入する
履歴書はビジネス文書であるため、年表記は省略せずに記入することが大切です。たとえば、西暦の場合は「2000/1/1」と「/」で略さず、「2000年1月1日」と正式な表記を用いましょう。
また、和暦を用いる場合、「H.」「R.」といったアルファベットで略すのは好ましくありません。漢字を用いて、「平成〇年」「令和〇年」と表記するのが適切な書き方です。
算用数字で書くほうが読みやすい
履歴書は横書きのため、生年月日には漢数字ではなく算用数字を用いましょう。ただし、学校名といった固有名詞や、漢数字が慣用されている熟語には、そのまま漢数字を用いるのがマナーです。
具体的には、学歴欄の「○○第三高校」や資格・免許欄の「普通自動車第二種運転免許」は、そのまま漢数字で表記しましょう。
元号の表記に注意する
公的な書類で和暦を用いる際には、最初の年を「元年」と表記するのが一般的です。そのため、履歴書でも「令和1年」は「令和元年」と表記するとよいでしょう。
なお、2019年は平成と令和が混在する年なので、書き間違いに注意する必要があります。令和元年は2019年5月1日からスタートしているため、2019年の1月1日から4月30日までは「平成31年」が正式な表記です。
履歴書の生年月日の記入例

次に、西暦・和暦の2つのパターンについて、生年月日の実際の記入例をご紹介します。
西暦の書き方
西暦を用いる場合は、下記のようにすべての年表記を西暦で統一しましょう。
履歴書の日付:2025年2月26日現在
生年月日:2002年8月1日(22歳)
学歴:2018年4月 □□高等学校普通科入学
2021年3月 □□高等学校普通科卒業
2021年4月 △△大学△△学部△△学科入学
2025年3月 △△大学△△学部△△学科卒業見込み
和暦の書き方
続いて、和暦を用いるケースの具体例です。
・履歴書の日付:令和7年2月26日現在
・生年月日:平成14年8月1日(22歳)
・学歴:平成30年4月 □□高等学校普通科入学
令和3年3月 □□高等学校普通科卒業
令和3年4月 △△大学△△学部△△学科入学
令和7年3月 △△大学△△学部△△学科卒業見込み
元号の切り替わり時期

和暦を用いる場合は、元号が切り替わった年の表記に気をつける必要があります。主なものについてまとめると、次の通りです。
元号の切り替わり時期
昭和:1926年12月25日~1989年1月7日まで
平成:1989年1月8日~2019年4月30日まで
令和:2019年5月1日以降
上記のように、元号が重なる年は注意しましょう。例えば、2019年は1月1日~4月30日までが「平成31年」であり、5月1日~12月31日までが「令和元年」となります。
西暦・和暦の早見表

生年月日を西暦では覚えていても、和暦だと何年なのか分からないこともあるでしょう。書き間違いを防ぐためには、西暦・和暦早見表を用いることが有効です。
また、昭和から平成に替わった「1989年」と、平成から令和に変わった「2019年」は表記に気をつけておきましょう。
西暦・和暦早見表
和暦 | 西暦 | 和暦 | 西暦 | 和暦 | 西暦 |
令和12年 | 2030年 | 平成31年 | 2019年 | 昭和64年 | 1989年 |
令和11年 | 2029年 | 平成30年 | 2018年 | 昭和63年 | 1988年 |
令和10年 | 2028年 | 平成29年 | 2017年 | 昭和62年 | 1987年 |
令和9年 | 2027年 | 平成28年 | 2016年 | 昭和61年 | 1986年 |
令和8年 | 2026年 | 平成27年 | 2015年 | 昭和60年 | 1985年 |
令和7年 | 2025年 | 平成26年 | 2014年 | 昭和59年 | 1984年 |
令和6年 | 2024年 | 平成25年 | 2013年 | 昭和58年 | 1983年 |
令和5年 | 2023年 | 平成24年 | 2012年 | 昭和57年 | 1982年 |
令和4年 | 2022年 | 平成23年 | 2011年 | 昭和56年 | 1981年 |
令和3年 | 2021年 | 平成22年 | 2010年 | 昭和55年 | 1980年 |
令和2年 | 2020年 | 平成21年 | 2009年 | 昭和54年 | 1979年 |
令和元年 | 2019年 | 平成20年 | 2008年 | 昭和53年 | 1978年 |
平成19年 | 2007年 | 昭和52年 | 1977年 | ||
平成18年 | 2006年 | 昭和51年 | 1976年 | ||
平成17年 | 2005年 | 昭和50年 | 1975年 | ||
平成16年 | 2004年 | 昭和49年 | 1974年 | ||
平成15年 | 2003年 | 昭和48年 | 1973年 | ||
平成14年 | 2002年 | 昭和47年 | 1972年 | ||
平成13年 | 2001年 | 昭和46年 | 1971年 | ||
平成12年 | 2000年 | 昭和45年 | 1970年 | ||
平成11年 | 1999年 | 昭和44年 | 1969年 | ||
平成10年 | 1998年 | 昭和43年 | 1968年 | ||
平成9年 | 1997年 | 昭和42年 | 1967年 | ||
平成8年 | 1996年 | 昭和41年 | 1966年 | ||
平成7年 | 1995年 | 昭和40年 | 1965年 | ||
平成6年 | 1994年 | 昭和39年 | 1964年 | ||
平成5年 | 1993年 | 昭和38年 | 1963年 | ||
平成4年 | 1992年 | 昭和37年 | 1962年 | ||
平成3年 | 1991年 | 昭和36年 | 1961年 | ||
平成2年 | 1990年 | 昭和35年 | 1960年 | ||
平成元年 | 1989年 | 昭和34年 | 1959年 |
西暦・和暦早見表は、生年月日だけでなく学歴欄や職歴欄を書くときにも役立つので、ぜひ活用してみてください。
履歴書の基本的な書き方をおさえておこう

履歴書の書き方はある程度統一されているので、基本的なルールを丁寧におさえていくことが大切です。生年月日については、「西暦・和暦を統一する」「省略しない」「算用数字を用いる」というルールを守れば、特に難しく考える必要はありません。
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