企画職における履歴書の書き方とは?アピールできる能力や資格も紹介

企画職における履歴書の書き方


企画職として働きたいと考えている方は、履歴書作成に力を入れましょう。履歴書は採用を決める大きな要素です。

今回の記事では履歴書を書く際のポイントを解説します。また、企画職を目指す方に役立つ例文も、ポイントと一緒にお伝えします。履歴書の要点を理解し、憧れの企業の採用をつかんでください。

企画職における履歴書作成のポイント



履歴書の作成においては、不備なくすべての項目を記入するのが重要です。はじめに、履歴書に記載する基本情報について見ていきましょう。

履歴書には、主に以下の基本情報を記載します。

履歴書の基本情報
・氏名
・生年月日
・住所
・学歴や職歴
・志望動機
・自己PR


なお、応募先企業から指定がない限り押印は不要です。押印を求められた際には、朱肉タイプの認め印を使用しましょう。

就職・転職活動においては、複数の企業に応募する場合でも履歴書を使いまわさないというのが重要です。企業がどんな人材を募集しているかリサーチし、それぞれの特徴に合わせた志望動機を記入します。さらに、履歴書の志望動機には、企画職を目指すきっかけも記載すると良いでしょう。

業務で有利になる資格があれば、資格欄に記載します。


企画職の履歴書でアピールできる能力を分類別に紹介

企画職の履歴書に書くべき能力


企画職といっても細かな分類があり、それぞれに求められるスキルが異なります。履歴書を書く際は求められるスキルを意識し、内容に入れるのが採用への一歩です。

以降の項目で詳しく見てきましょう。

リサーチャー

リサーチャーに求められるスキルは、情報収集力と分析力です。リサーチャーとは、特定の業界での市場調査やトレンドを分析する仕事です。世界中にある膨大な情報から自社に必要な内容をピックアップし、調査結果を報告します。企画職全体の土台となる役割があります。

したがって、数あるデータから価値がある情報を集める「情報収集力」が欠かせません。また、市場の動向や競合他社の分析をしてニーズを探る「分析力」も求められます。

商品企画

商品企画においては、発想力や企画力、コミュニケーション能力が必要になります。市場調査の結果をもとに、ニーズに合う商品を生み出すのが商品企画の業務です。これまでにないアイデアを考えるのが主な役割で、柔軟な発想力や実現に導く企画力が求められるでしょう。

さらに、社内・社外の両方にスケジュール管理や交渉を行うため、コミュニケーション能力が重要になります。商品企画の履歴書を書く際は、志望動機や自己PRに「発想力・企画力・コミュニケーション能力」を盛り込むと良いでしょう。

営業企画

営業企画では、マーケットの分析力に加えてコミュニケーション能力が求められます。営業企画とは、自社の売り上げアップのために営業戦略を考える仕事です。したがって、売りたい商品のマーケットや顧客ニーズを調べ、目標売り上げを達成する手立てを考えなくてはいけません。

市場や顧客データ、売り上げから情報を読み、動向をつかむ分析力が必要になります。また、社内外において人との交渉が多いため、高いコミュニケーション能力も必要です。

経営企画

経営企画に必要な能力は、リーダーシップ力です。企業全体の方向性を決め、成長ビジョンを具現化するのが経営企画の業務です。経営陣が決めた方針をもとに、現場における業務プロセスを決めます。また、予算の割り振りのような戦略も立てなくてはいけません。したがって、経営面も含めた広い視野を持ち、現場に的確な指示を出す業務が求められるでしょう。

企画職で有利になりやすい資格

企画職で有利な資格


企画職での採用を目指す際は、有利になる資格を履歴書に記入しましょう。企画職に有利な資格と内容を解説します。該当の資格を持っているか確認してください。

商品プランナー

商品プランナーの資格を所持していると、市場調査から商品企画に至る流れを理解していると、採用担当者に印象付けられます。商品プランナーとは「日本商品開発士会」が認定する資格です。商業・工業・製造業全般を網羅するため、企画職の業務に役立つ内容が学べるでしょう。

販路コーディネータ

販路コーディネータは、マーケティングに関する幅広い知識を持っているとアピールできる資格です。販路コーディネータの資格は「日本販路コーディネータ協会」が認定しています。マーケティングや販売促進に加え、商品開発について学べる資格といえるでしょう。

マーケティング・ビジネス実務検定

マーケティング・ビジネス実務検定とは、マーケティングに関する知識を総合的に判断できる資格です。マーケティングの基礎知識に加えて、プロモーション戦略やマーケティング関連法規も勉強します。企画職においては、基本的なマーケティングスキルがあると業務で役立ちます。

企画職の志望動機のポイント・例文

企画職の志望動機のポイント


企画職として採用される履歴書を目指すなら、応募先の企業に合わせた内容を書きましょう。企画職における志望動機のポイントと例文をご紹介します。

応募先企業のどこに惹かれたか

採用試験において、担当者は「わが社に入社したいと思った理由」を重視します。したがって、応募先の企業を選んだ理由を丁寧に記載しましょう。どの企業でも共通する理由ではなく、応募先の魅力だと感じたポイントを志望動機に盛り込むと採用につながりやすくなります。

まずは、応募先の企業理念や事業内容について詳しく調べます。次に、求めている人材について理解を深めて、自分と重ね合わせながら志望動機に反映しましょう。

企画職を選んだ理由

志望動機には、他の職種ではなく企画職を希望する理由を入れましょう。

企画職には華やかなイメージがあり、応募理由に挙げられることも珍しくありませんが、採用につながる志望動機としては不十分な可能性があります。「どうしても企画職に就きたい」という理由を含めて、志望動機を書きましょう。経験や実績を反映した理由だと説得力が増します。

自分の知識やスキルを活かせるかどうか

企画職の履歴書を書く際は、自分が持つ知識やスキルを活かして入社後に活躍できることを示しましょう。

まずは、過去の職業や学生時代の経験でから企画職の業務内容につながるものを選びます。続いて、業務に活かす方法を説明します。「自分を採用すると企業にとってメリットがある」とアピールする履歴書を書きましょう。

未経験で企画職に応募する場合の例文

未経験者が企画職に応募する際の志望動機の例文は、以下の通りです。

志望動機の例文
私は、地域の食材を利用した商品開発に力を入れている点に魅力を感じ、貴社を志望しました。現在は、食品の販売に携わっており、仕入れからお客様の手元に渡るまでの流れを理解しています。また、接客を担当することもあり、市場への理解やニーズの把握も得意です。地元の食品や生産者さんを大切にする貴社で、より一層地域のために働きたいと思います。

企画職が未経験だとしても、過去の仕事や経験が有利に働く可能性があります。なぜ未経験の企画職になりたいと考えたかを明記しましょう。

経験者が企画職に応募する場合の例文

企画職の経験者が転職する際の志望動機の例文は、以下の通りです。

志望動機の例文
私は、以前貴社の商品である「□□」を利用した際に、あまりの便利さに驚きを隠せなかったことを鮮明に覚えています。私もこんな商品を作れるようになりたいと考え、貴社を目指しました。
現在の職場では「○○」という商品を開発し、年間△△万円の売り上げを記録しています。企画力に加えて、売り上げを達成する強い気持ちがあるので、他社に負けない商品を開発できると自負しています。

転職の際は、ネガティブな理由を書かないように注意しましょう。転職はあくまでスキルアップのひとつだと伝えると、採用担当者の印象が悪くなりにくいでしょう。

企画職の履歴書の書き方でよくある質問

企画職の履歴書の質問


履歴書を書く際は、疑問点を解決しないまま書き進めるのは好ましくありません。企画職における履歴書でよくある疑問をまとめたので、以下の項目で詳しく解説します。

企画職で特に重視されるスキルは?

企画職においては、以下のスキルが特に重要です。

企画職で重視されるスキル
・市場調査スキル
・データ分析スキル
・競合分析スキル
・企画立案スキル
・プロジェクトマネジメントスキル
・プレゼンテーションスキル


企画職に特化したスキルを持っている方は、具体的なエピソードを交えて履歴書に記載しましょう。成果の内容がわかるように書くのがベストです。

企画職の履歴書の書き方で特に注意すべき点は?

書き方に迷った際は、実績を詳しく述べると採用に近付く履歴書が書けます。例えば、前職で携わった企画の規模や予算、チーム編成、成果を具体的に記載します。企画職における実績がわかると、採用担当者に自身の魅力が伝わるでしょう。

さらに、企業が求めている人物像を意識するのもポイントです。一社一社異なる企業理念を理解し、必要とされる人物像を考えます。企業から求められる活躍ができることをアピールし、履歴書に書きましょう。

企画職の未経験の分野に挑戦した経験をアピールする際のポイントは?

企画職に挑戦したいと考えた理由を、具体的な事例を挙げて伝えます。「○○という課題意識から、△△の知識が必要だと感じた」のように、目的を示すのが重要です。

また、目標達成までの努力についても、段階を追って記載しましょう。「○○のスキルを習得し、課題解決能力が向上した」のように、挑戦をしてスキルや知識が身に付き、結果として達成できたことを例に挙げます。なお、例には書籍やセミナー、実務経験といった、勉強に積極的に取り組んだ経緯を盛り込みましょう。

さらに、その経験が応募先企業でどう活かせるかを説明します。「○○の知識は、貴社の△△事業に貢献できる」など、企業への貢献意欲を示しましょう。

企画職の履歴書作成では企業に魅力を感じた理由が重要

企画職の履歴書には魅力を書く


企画職として採用を目指すなら、企業が求めている人材であるとアピールできる履歴書を書きましょう。履歴書は就職・転職活動において重要な書類のひとつです。今回の記事を参考に採用を手にしましょう。

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企画職の志望動機のポイント・例文

以降



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