企画職の職務経歴書の書き方!コツや例文サンプル付き

企画職職務経歴書の書き方!例文サンプル付き


企画職を志望する方に向けて、職務経歴書の書き方のコツや例文サンプルをまとめました。職務経歴書の職務要約や自己PRを書くときのポイント、企画職に求められる力、アピールするべき力をご紹介します。記事をチェックすることで、より効果的かつ効率的に職務経歴書が作成できるようになるでしょう。ぜひ、ご一読ください。

企画職の種類

企画職の種類


企画職は、担当する領域の課題解決と戦略立案、検証を行う仕事です。はじめに企画職にはどのような種類があるのかチェックしましょう。主な企画職の種類を表でまとめました。
企画職の種類

種類

仕事内容

経営企画・事業企画

企業経営の要として、経営層の方針や事業戦略を計画・実行に落とし込む役割を担う。具体的な予算や目標値、マイルストーンを設定して担当部署に実行させる。

経営企画は、企業のビジョンを実現するため、中長期の戦略を立案する。事業企画は、事業の目標を作成し、実行のサポートを行う。規模が大きくない企業では、経営企画と事業企画が同じ部署が担うケースもある。

商品企画・サービス企画

消費者のニーズを分析、アイデアを出して、新商品やサービスの開発を行う役割。既存商品のリニューアルも手がける。企画案の立案や企画化した商品の開発を行うため、経営陣にプレゼンテーションを行う機会もある。営業部門と連携し、販売・広報方法を検討・実施する。

営業企画・販促企画

営業部門が目標達成できるよう、営業・販売戦略を考える役割。営業戦略の立案、実績の把握と対策、提案資料作成など、業務は多岐にわたる。営業戦略の立案では競合他社の情報や消費者ニーズを分析し、営業戦略を練る。営業活動のサポートでは、営業活動を効率良く進めるためにツールを作成し、販促イベントを実施するケースもある。

広報・PR

企業の商品やサービスを宣伝、経営の情報を発信する役割。消費者だけでなくメディアや従業員など、企業を取り巻くさまざまな人たちに向けて情報発信を行う。広報は、社内と社外に分けられる。PRはイベントの企画運営などを通して企業イメージの向上を図ったり、SNSで情報発信したりする。


未経験者でも企画職は目指せる?

企画職の仕事は「実務経験がないと、就職・転職するのは難しい?」と思う方もいるかもしれません。しかし、企画職は経験者だけでなく、企画に活かせる営業やマーケティングの経験を積んでいる方や、未経験者もチャレンジできる仕事です。未経験者の方が企画職を目指すなら、仕事に活かせる資格や知識、スキルをアピールすると良いでしょう。企画職に関連する資格の例を挙げると、「商品プランナー資格」「販路コーディネータ資格」「ビジネス・キャリア検定」があります。また、企画職の経験がなくても、企画職に求められるスキルの裏づけとなる経験があれば、書類選考や面接におけるアピールポイントになります。

しかし企画職は大変人気の高い仕事で、厳しい就職・転職活動になるのが実情です。企画職の選考では、経験が重視される傾向にあります。未経験者でも応募可能ですが、職種・業界経験がない方にとってはハードルが高い選考になることを心得ておきましょう。

職務経歴書でアピールするべき!企画職で求められる5つの力とは?

職務経歴書でアピールするべき5つの力


企画職の職務経歴書を書くときに、アピールできる力や求められる力についてみてみましょう。企画職で求められる5つの力をご紹介します。

データ・情報収集力

企画職では、より効率的にデータや情報の収集ができる力が必要になります。さまざまな情報にアンテナを立てながら、必要となる情報を収集・分析する力が求められるでしょう。
良い企画を打ち出すためには、根拠となるデータや情報を周囲に分かりやすく形にすることが大切です。

プレゼンテーション力

プレゼンテーション力は、企画職にとって必須となるスキルのひとつです。開発した商品のコンセプトや魅力を、経営陣や社内、クライアントに説明できなければなりません。

説得力のあるプレゼンテーションにするため、「どのような効果が見込めるのか」といった根拠を分かりやすく、かつ論理的に説明する力が必要となります。

コミュニケーション力

企画を通すためには、社内への根回しやクライアントと良い関係を築けるコミュニケーション力が必要になります。相手と良好な関係を築けることで真のニーズを引き出せたり、協力を得られたりするシーンも数多くあります。
企画職といっても、調整や折衝することも多いため、人とのコミュニケーションを得意としている方が向いているでしょう。

資料作成力

企画職には、基本的なパソコンスキルや資料作成力も求められます。企画立案やプレゼンテーションの場では、プレゼン資料を作る機会も多いため、パソコンスキルは欠かせません。

オフィスソフトのPowerPoint、情報分析で使用するExcelやAccessの使い方はマスターしておくと安心です。

最後まで諦めない力

企画職は、他の仕事と比較しても成果が出るまで時間がかかる仕事です。企画立案から商品開発、販売されるまで数年かかるケースもあります。

また、すべてが順調に進むわけでなく、モチベーションを維持することが難しい局面も多い仕事です。企画職を目指すなら、最後までやり抜く力が必要になるといえます。

職務経歴の書き方のコツ【企画職向け】

職務経歴の書き方のコツ企画職


続いて、企画職の職務経歴の書き方のコツを解説します。一般的なポイントではなく、企画職にフォーカスしたポイントをまとめました。企画職の経験がある方は、ぜひ参考にしてください。

キャリアや担当した業務を明確に書く

企画職は、企画立案から商品開発、プレゼン、販売、に至るすべての工程に携わるため業務範囲が広い仕事になります。キャリアや担当業務を伝えるときには、「どの部分に関わっていたのか」を明確に伝えることが大切です。例えば「市場調査から、販促プロモーションまで商品企画の仕事は広範囲に携わっていた」など、記載すると良いでしょう。下記のポイントを記載すると分かりやすくなります。

企画職の職務経歴を記載するポイント
・立ち位置(メイン/サポートどちらか)
・役割
・企画した商品やサービス
・企画数
・開発期間
・市場規模など


さまざまな部署と協働した経験も評価されるケースがあるため、経験がある方は積極的に記載しましょう。

実績や具体的な成果を書く

これまでの実績や成果は、具体的に記載することが重要です。企画職においては、手がけた商材・プロジェクトに関して、定量成果を書くと効果的に伝わります。商品企画なら、企画数・開発期間、販売数、ブランド認知率の数値はアピールしましょう。数字(数値)で表すことで、読み手に伝わりやすくなります。

ニーズが高い経験や保有スキルは積極的にアピール

企画職に関連するニーズの高い経験やスキルを保有している方は、積極的に記載してアピールすると良いでしょう。商品企画の仕事でいえば、マーケットインの考え方に基づいた企画経験、ブランドマネジメント経験がある方は、ぜひアピールしましょう。また、前述したとおり「販路コーディネータ資格」「商品プランナー資格」をはじめ、マイクロソフトオフィスソフトを活用するときに役立つ「MOS」や、語学力をアピールできる「TOEIC」を保有している方は、漏れなく記載しましょう。

【職務経歴書のサンプル】企画職のさまざまなパターンで紹介!


続いて、企画職の職務経歴書を書くときに役立つ、例文サンプルをみてみましょう。まずは企画職の経験がある方向けに、職務要約と自己PRの例文を4つご紹介します。書き方のポイントも解説します。ぜひ職務経歴書を書くときの参考にしてください。

【職務経歴書の例文】経営企画・事業企画の経験者

はじめに、経営企画・事業企画の職務要約と自己PRの例文をご紹介します。

職務要約の例文
大学を卒業後に株式会社XXXに入社、大手クライアントを担当の営業部に配属され、電子機器の法人営業を5年間行いました。その後、営業企画部に異動し、営業組織の戦略立案、新規プロジェクトの立ち上げ業務を担当しました。年間5,000万円のコスト削減、1億円の売上拡大に貢献しました。商品企画や営業部と連携しながら、販路拡大も経験しています。

自己PRの例文
・プロジェクトを動かす推進力と遂行力
営業部のマネージャーやメンバーを巻き込み、プロジェクト成功に向けて最後までやり遂げる力があります。

・業務改善力
顧客データを分析して新規顧客開拓の営業サポートに従事し、新たな戦略立案からにより、受注案件が前年比15%アップを達成しました。

「どこで何を経験したのか」といった内容が、職務要約に簡潔に書いてあるのがポイントです。また、数値を用いて実績・具体的な成果が記載されていることで、相手に伝わりやすい文章になります。

【職務経歴書の例文】商品企画・サービス企画の経験者

次に、商品企画・サービス企画の職務要約と自己PRの例文をみてみましょう。

職務要約の例文
大学卒業後、株式会社XXX百貨店に入社し、メイク・ボディケア用品における商品コンセプトや商品の企画、販促プランの立案、販促物の制作・進行管理、公式WebサイトやSNSプロモーション展開の業務を担当してきました。近年では、プロジェクトのリーダーを任される機会も増え、チームメンバーのマネジメント業務も担っています。

自己PRの例文
消費者ニーズのある商品を生み出すには、全社の組織力が必要だと考えております。商品企画部門だけに閉じず、営業部門や実店舗に足を運び、情報交換、協議を重ねることで、顧客の真のニーズを理解した商品が生み出せると考えています。これまでは、他部署の方々や商品企画部門のメンバーと協力しながら、50点以上の新商品開発に携わりました。今後も、各部署と連携しながら、責任ある仕事を任せていただけるように尽力したいと思います。

職務要約には、具体的な商材や取組の内容が記載されていることで「どのような仕事ができそうか」がイメージしやすくなります。商品企画は、新しいものを生み出す力はもちろん、さまざまな部署との連携した経験、的確な情報収集スキルがアピール材料となるでしょう。

【職務経歴書の例文】企画営業・販促企画の経験者

企画営業・販促企画の経験を記載するケースの職務要約と自己PRの例文をみてみましょう。

職務要約の例文
大学卒業後、株式会社XXX百貨店に入社し、デパ地下の洋菓子、お惣菜売り場の販促企画に携わりました。季節ごとのイベントや催事企画では、前年度対比を上回る売上を達成、売上げアップに貢献しました。その後、食品メーカー株式会社XXXで、冷凍食品など計30以上の販促企画を担当、ブランド商品別の販促施策、立案と推進に貢献しています。

自己PRの例文
・売上アップに貢献する企画力
百貨店では、売り場店舗のスタッフたちと協力しながら販促企画を実施。前年対比を大幅に上回る売上120%達成が実現できました。催事、キャンペーンでは情報収集よりお客様のニーズを考え直し、今までになかった商品構成、レイアウトを打ち出しました。「お客様は何を求めているのか?」を常に考え情報収集とアイデア出し、「こんなものがあったらいいな」を実現することをコンセプトに、売上アップが期待できる販促企画を構築しています。


数値でアピールするだけでなく、実績に至るまでに「どのようなことを実践したのか」といった過程や工夫、努力が見られるのが良いポイントです。

【職務経歴書の例文】広報・PRのサンプルの経験者

最後に、広報・PRの職務要約と自己PRの例文をご紹介します。

職務要約の例文
大学卒業後、人材派遣サービスを行う株式会社XXXに入社後、広報部に配属されて、社外向けプレスリリースの配信、社内向け情報発信サイトとSNSの企画・運営、各メディア対応を担当しています。求職者向けのイベントブースへの出展に携わり、メディア関係者を誘致、自社の認知拡大に貢献しました。コーポレートサイトのリニューアルにも関わり、昨年を大幅に上回るアクセス数も実現しました。

自己PRの例文

プレスリリース業務においては、自社に合っているメディアを選ぶように努めています。メディアの特徴や内容を把握し、特性に合った情報を提供。関係性構築に尽力し、広報担当として認識齟齬がない情報発信を心がけています。また、テレビCMや雑誌におけるメディア露出が増えたことにより、就職イベントの参加時には展示会にXXX名の関係者が来訪。自社のブランド認知拡大に貢献したと自負しております。

担当業務の幅広さは、広報・PRの仕事で重視される点です。基本的なプレスリリースの実績をはじめ、自分の取り組んできた業務が分かりやすく記載されています。取り扱ったメディア数は具体的に記載しましょう。

企画職の職務経歴書の書き方でよくある質問

企画職職務経歴書の書き方よくある質問


最後に、企画職の職務経歴書の書き方でよくある質問について、Q&A形式でお答えします。ぜひ、参考にしてみてください。

企画経験が浅い場合、どのようにアピールすれば良い?

企画経験が浅い方は、企画職に活かせる経験・スキルをアピールしましょう。分析力、発想力、コミュニケーション能力を記載すると効果的です。また、スキルを裏付ける具体的なエピソードや成果を交えて説明すると、より説得力が増します。

どのような企画経験をアピールすれば効果的?

応募先の企業や、企画職の種類に合わせた経験をアピールしましょう。例えば、商品企画の仕事を志望する方はこれまで行っていた企画系の仕事内容を記載します。企画の目的、プロセス、成果を具体的に記述するように心がけましょう。

企画経験がない場合、どのように書けば良い?

企画経験がない方は、企画職に対するの熱意や企画職に求められる能力をアピールしましょう。前述したとおり、情報収集力や課題解決能力、提案力を記載するのがおすすめです。企画経験がなくても、過去の経験から企画職に活かせる能力があれば、具体的に記載しておきましょう。

自分の強みや経験を活かして企画職の職務経歴書を書こう

強みを活かして企画職の職務経歴書を


企画職の職務経歴書を書くときは、キャリアや担当した業務、実績や具体的な成果を記載しましょう。また、企画職においてニーズが高い経験や保有スキルは積極的にアピールするように心がけてください。企画職には種類がいろいろあるため、本記事で紹介した種類別の例文サンプルを参考にして、職務経歴書を書いてみましょう。

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