企画職志望の自己PRの書き方は?アピールすべきポイントや例文も

企画職志望の自己PRの書き方は?


企画職を志望する方へ、自己PRの書き方をお伝えします。就職・転職を叶えるために、自身のスキルや強みを最大限伝えられる自己PRを作成しましょう。

今回の記事では、企画職を目指す際の自己PRのポイントをはじめ、例文をまとめています。応募企業に素質を評価してもらうコツもお伝えしているので、参考にしてください。

企画職の自己PRを書くときのポイント

企画職の自己PRのポイント


まずは、企画職の自己PRを書くときのポイントを確認していきましょう。

企画力を具体的にアピールする

企画力をアピールするためには、過去に担当した企画の内容や目的、プロセス、成果を具体的に記述しましょう。関わったプロジェクトの規模感や予算、携わった期間やリリースまでに要した時間も記載すると、採用担当者の方により詳しくイメージしてもらいやすくなります。

また、企画力の裏付けになるのは、情報収集力、分析力、発想力、課題解決能力、提案力といったスキルです。「プロジェクトを通して企画力に必要なスキルを得られた」「自身の強みを活用して成果を上げた」と、エピソードの中に盛り込むと、よりアピールできるでしょう。

企画のアイデアや創造性をアピールする

企画の発想力や創造性をアピールするためには、アイディアが生まれた背景や実現するためにした工夫を洗い出します。さらに、自身の持つ発想力や創造性によって、応募企業でどのように貢献できるかまで言及できると、採用担当者の目を引くことができるでしょう。

また、状況に合わせて臨機応変に対応してこそ、独創性のある発想が生まれるということもあります。困難な課題をどのように乗り越えたのか、乗り越えるためのアイディアをどのように得たのか、エピソードに交えて記述するとアピールポイントが伝わりやすいでしょう。

戦略的思考と市場分析力をアピールする

戦略的思考と市場分析力をアピールする際には、データにもとづいた企画立案能力を伝えることがポイントです。市場調査・顧客調査・競合調査をはじめ、過去の調査経験を具体的に挙げ、分析結果をどのように反映させて成果を得たのか伝えましょう。調査・分析に使用したツールや手法を具体的に挙げると、スキルをより詳しく伝えられます。

立案する企画がどのように事業戦略に貢献できるか、具体的に記述しても良いでしょう。企画を通して、どのような市場機会を創出して事業成長に活躍できるのか、将来的なビジョンを通して入社後の貢献意欲を伝えます。

実行力とプロジェクトマネジメント能力をアピールする

立案した企画を実行するためのプロセスを具体的に伝えることで、実行力やマネジメント能力がアピールできます。スケジュール管理・予算管理をはじめとする実行プロセスや、関係部署との連携・外部交渉なといったプロジェクト推進に関して具体的に記述しましょう。なかでも、企画を進行するための管理や問題を解決するための工夫があれば、プロジェクトマネジメント能力をアピールにつながります。

自己PRに活かせる!企画職に向いている人材

企画職に向いている人材


自己PRで応募する企業に評価してもらうためには、いかに企画職としての素質があるか、アピールする必要があります。企画職に向いている人の特徴を押さえて自己PRに活かしましょう。

発想力・分析力に優れている

企画職では、さまざまなアイディアを考え出す発想力や提案力が求められます。ただし、斬新なアイディアであっても、市場で求められていなければ意味がないため、情報収集や市場分析にもとづく企画でなければなりません。

企画職を目指すのであれば、市場や顧客のニーズを分析したうえで、柔軟に考える独創的な発想力が必要です。固定観念にとらわれない発想には、変化を楽しむ姿勢も大切です。日進月歩で進化する技術を、積極的に取り入れ、分析できる人は企画職に向いているでしょう。

流行りやトレンドに敏感

新しい発想を生むためには、新しい情報や価値観をインプットすることも必要です。幅広い分野に興味を持ち、常に情報収集をする人であれば、企画職に向いているといえます。常に新しいものにアンテナを張り、世間の流行りやトレンドを敏感にキャッチできると、時代に即した新しい企画を生み出せます。
好奇心旺盛でさまざまなものに興味を持ち、新しいことを学び続ける熱意を伝えられると、企画職としての適性を認められやすいでしょう。

コミュニケーション能力や調整力がある

企画職は社内外の関係者と連携しながら仕事を進めることが多いため、コミュニケーション能力が不可欠です。クライアントの要望を聞きだしたり、企画を提案したりするために、他の職種よりも積極的なコミュニケーションが求められます。

自己PRには、人と接することが好きといったエピソードや、積極的なコミュニケーションによって問題解決に導いたといった体験談を盛り込めると、評価されやすいでしょう。

企業や商品に強い思い入れがある

魅力的な企画を生み出すためには、企業や商品への愛情が欠かせません。企業理念や企業が目指す姿、商品の特徴を深く理解することで、より良い提案ができるようになります。自己PRでも、応募企業や商品への強い思い入れを伝えられるようなエピソードを盛り込めると、情熱がアピールできるでしょう。

【経歴別】企画職の自己PR例文4選

【経歴別】企画職の自己PR例文4選


続いて、経歴別に企画職の自己PRの例文をご紹介します。自己PRに何を書けばいいのか分からないという方は、参考にしてください。

【新卒】商品企画の自己PR例文

まず、新卒で商品企画を目指す際の自己PRの例文は、以下の通りです。
自己PRの例文
私の強みは、打たれ強い精神とプレゼン力であると自負しています。
所属する吹奏楽部の定期演奏会を開催するために、協賛獲得の営業をする機会がありました。例年は企業の方から断られることも多くありましたが、粘り強く提案して過去最多の協賛企業を獲得できました。

企業に協賛営業へ行くと、断られることも少なくありません。納得していただくためには、協賛していただく企業にとってもメリットがなければならないと考え、企業のPR方法を工夫し、ターゲットに届くような広告をパンフレットに掲載する方法を提案。はじめは聞く耳を持っていなかった企業の方にも受け入れてもらい、協賛企業を獲得できました。

この打たれ強い精神とプレゼン力を、貴社の企画職でも発揮して貢献したい所存です。


新卒であれば、学生時代のエピソードを洗い出して、企画職に活かせる強みをピックアップします。プレゼン力をアピールするのであれば、企画の提案経験を盛り込みましょう。他にも、プレゼンを通して商品を販売した経験や、アルバイトや学生活動で培ったエピソードを紹介するのも良いでしょう。

【未経験の転職】経営企画の自己PR例文

次に、未経験で営業企画を目指す際の自己PRの例文です。

自己PRの例文
現職では、幅広い業務に携わる機会がありました。営業で●年、経理で●年の実務経験があります。また、新規事業のプロジェクトマネージャーを担当した経験もあります。

営業職時代には、目標を達成するために、成果を出している社員と成果が上がらない社員のプロセスや行動を分析。売り上げを最大化させるための新しい手法を導き出し、社内で展開したところ、売り上げを1年で●倍にまで伸ばすことができました。

このようなプロセス分析のノウハウを、経営企画として貴社でも活かしたいと考えています。


企画未経験で他の職種から経営企画を目指すのであれば、データ分析力や営業経験がアピールポイントとなります。データ分析によって営業成績を上げた経験を具体的に盛り込むと良いでしょう。
また、経理の経験は、経営計画を数字で表現できるアピールポイントになります。財務会計管理や財務諸表の作成ができる点をアピールすると、評価につながります。財務関係の資格が求められるケースもあるため、積極的に伝えると良いでしょう。

【経験者の転職】商品企画の自己PR例文

続いて、企画職経験者が商品企画へ転職する際の自己PRの例文です。

自己PRの例文
前職では、コスメ商品のブランドイメージ向上のためのイベント企画を担当し、若年層の顧客獲得拡大に成功しました。

イベントを企画するにあたり、ブランドコンセプトの立案から限定商品のデザインまで、販売促進活動に幅広く携わる必要があったため、細かなターゲティングと市場ニーズの調査を実施。広告代理店や社内広告宣伝部と連携を取り、若年層のターゲットに向けてSNSの連動企画を実施し、例年に比べて●%増の集客数につなげることができました。

貴社では、ブランド構築スキルやユーザーとのコミュニケーション力をさらにブラッシュアップし、企画者として成長して売り上げに貢献できる商品を企画したいと考えております。

企画職は商品の売り上げに直結する業務を担うため、高い売り上げ実績や集客数など、具体的な数値を盛り込むことでアピールポイントとなります。企画した商品やサービス、担当業務や経験した期間も具体的に示しながら、実績をまとめましょう。

単に商品やサービス、イベントを企画するだけでなく、本質を理解している点を盛り込めると評価につながります。スキルアップのために転職したいというポジティブな気持ちを伝えながら、応募企業でどのように貢献できるか伝えましょう。

【経験者の転職】営業企画の自己PR例文

最後に、企画職経験者が営業企画として転職する際の自己PRの例文です。

自己PRの例文
現職では、飲料メーカーの営業企画として販売促進を目的とした企画を担当しておりました。季節ごとのキャンペーン企画に携わり、なかでも、○○という企画を立案・実施し、企業の売り上げ目標達成に貢献してまいりました。

また、営業担当者の工数削減と売り上げ拡大に関する新規サービスを企画。売り上げデータの分析からリピート率低下の課題を発見し、SNSを活用した戦略を立案・実行して、年間コスト●●万円を削減し、業務効率化や売り上げに貢献しました。

これらの営業企画としてのノウハウと貴社でも活かし、即戦力として貢献できるのではと考えております。

営業企画は、営業戦略の立案や目標設定、営業戦術の検討など幅広い業務に携わるため、どのような企画を実施したのか詳細に伝える必要があります。具体的な実績を挙げる際には、企画で意識したポイントや効果も盛り込めると良いでしょう。

企画職としての知識や経験だけでなく、業務効率化といった組織の改善や売り上げのように、直接的に貢献した実績をアピールするのも有効です。

企画職の自己PRを書くときの注意点

企画職の自己PRを書くときの注意点


企画職の自己PRを書くときに、気をつけたいポイントを確認していきましょう。

企画の「戦略性」を具体的に書く

企画の戦略性をアピールしたいのであれば、企画内容を述べるだけでなく、企画立案に至るまでの分析といったプロセスまで、具体的に伝えなくてはなりません。
どのようなデータソースを使い、どのような分析手法を用いたのか示すことで、分析力と戦略的思考能力をアピールできます。分析から導かれた戦略と企画内容との関連性を明確に伝えるのがポイントです。
また、企画を通して事業戦略全体への貢献をアピールするのであれば、どのように貢献できるか具体的なビジョンを踏まえて伝えましょう。公式サイトやプレスリリースを参考に、応募企業の目指す姿を理解し、どのように貢献できるか示すことが大切です。

企画の「実行力」と「成果」を定量的に書く

企画の実行力や成果を示す際に、ただ「努力しました」と言っても、信ぴょう性や具体性に欠けます。したがって、企画の成果を伝えるときには、数値化して示さなくてはなりません。
売上向上率、顧客獲得数、コスト削減額といった具体的な数値を用いることで、エピソードの説得力が増します。また、どのような社会的価値を生み出したのかアピールする際には、成功要因や課題から得られた学びを踏まえて伝えると、採用担当者がイメージしやすいでしょう。

企画の「独自性」と「創造性」を具体的にアピールする

過去のイノベーションをアピールするのであれば、アイディアの独自性や創造性を具体的にアピールするために、どれほどインパクトを与えたか伝えたいところです。

しかし、自分自身の評価や主観をもとに伝えようとすると、「自身のスキルを過信している・過大評価している」と悪い印象につながりかねません。自己PRで独自性や創造性をアピールする際には、主観的になっていないか注意し、客観的な評価を用いることが重要です。

企画職の自己PRの書き方でよくある質問

企画職の自己PRでよくある質問


最後に、企画職の自己PR作成に関する疑問を解決していきましょう。

具体的な企画経験をどのように記述すれば、企画力を効果的に伝えられる?

企画経験や企画力を自己PRに盛り込むのであれば、具体的なエピソードを盛り込む必要があります。企画の目的やターゲット層、実施プロセス、成果について、具体的に記述しましょう。とりわけ、自身の役割と客観的に見た貢献度を明確にすることが大切です。

企画の失敗経験は自己PRに含めるべき?

自己PRに記述すべきエピソードは、成功実績だけに限りません。失敗してしまっても、得られた学びやスキルがあれば、盛り込んでも良いでしょう。

どのような方法で改善につなげたかまで伝えることで、成長意欲や問題解決能力のアピールになります。失敗は隠すのではなく、糧にできる人物であると示しましょう。

企画職の自己PRは具体性と客観性を考慮して伝えよう

自己PRは客観性を考慮して伝えよう


企画職の自己PRは、発想力やコミュニケーションスキルだけでなく、企画によってどのような成果が得られたか、具体的な実績を伝える必要があります。具体的な成果や成功実績がなくても、課題や失敗を通して得た学びもアピールポイントになりえます。企画職として応募企業に求められる人物像を把握して、採用担当者の目を引く自己PRを作成しましょう。

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