【施工管理】履歴書の書き方のコツ!志望動機のポイントも解説

施工管理に限らず、転職・就職活動で必要なのが履歴書です。面接前にアピールできる大切なツールである履歴書は、書き方に厳密な決まりはありません。ただ、採用されるためには、好印象を与えられるように意識することが大切です。
今回は、施工管理を目指すための就職・転職に役立つ履歴書の書き方を重要なポイントとともに詳しくご紹介します。基本的な内容も解説するため、初めての方にもやさしい内容です。施工管理の仕事につけるように、履歴書の正しい書き方を理解しましょう。
【施工管理】履歴書作成のポイント

履歴書はいきなり書き始めると失敗するリスクが高まります。履歴書の作成に取り掛かる前に、自分をアピールするための材料を集めておくことが重要です。
ここでは、履歴書を書く前に押さえておきたいポイントをご紹介します。
施工管理の仕事について理解する
まずは、施工管理の仕事をきちんと理解しましょう。特に未経験者では、なぜ施工管理の仕事に就きたいのか、企業を選んだ理由といった志望動機を具体的に伝えることが大切だからです。業務内容や必要なスキル、向いている人材が曖昧な状態では、履歴書でのアピールが中途半端になってしまいます。また仕事内容を理解しないままでは、自分のしたいこともはっきりと見えてきません。
ひとくちに施工管理といっても「工程管理」「品質管理」「安全管理」「原価管理」の4つの業務があります。それぞれの業務内容など必要な知識を把握しておくと、履歴書はもちろん面接時でもスムーズな対応が可能です。
自己分析を行う
履歴書には「志望動機」や「自己PR」を書く欄があります。二つの項目の完成度が高ければ高いほど、内定へ近づけるといっても過言ではありません。施工管理の自己分析で考えたい内容は以下となります。
施工管理の自己分析で考えたい内容
・学生時代に頑張ったこと
・施工管理の仕事に就きたい理由
・面接を受ける企業で働きたい理由
・自分のスキルや知識がどう活かせるか
・携わりたい事業について
未経験者では、学生時代や前職での経験を具体的に挙げてみましょう。そしてどう活かせるのかも伝えられると大きなアピールポイントになります。また将来のビジョンについても明確にしておくと、企業への貢献度が高まり、採用担当者へ好印象を与えられるでしょう。
【施工管理】履歴書の書き方・例文
ここからは、履歴書の基本的な書き方を項目別に解説します。気をつけたいポイントを知っておくと失敗のリスクが減り、完成度の高い履歴書が書けるでしょう。
日付・氏名・生年月日・年齢
応募者の基本情報を書く欄です。
日付は間違いやすいポイントの一つです。履歴書を郵送するなら投函日を、メールで送信するなら送付日を、面接日に持参するなら面接当日の日付を書きましょう。年号は西暦・和暦どちらでも構いません。
名前の姓と名の間にはスペースを空けます。「ふりがな」「フリガナ」にも注意しましょう。
生年月日は、日付の年号と揃えるのが基本です。生年月日だけではなく、履歴書全体で年号は統一します。
また、印鑑欄がある場合は認印を使用しましょう。シャチハタのような朱肉タイプは使用不可で、実印も使用できません。印鑑欄がない履歴書に押印は不要です。
現住所・電話番号
住所は、省略せず都道府県から正確に記入します。マンション名や郵便番号も忘れないよう注意が必要です。
電話番号は基本的には自宅の固定電話を記入します。なければ携帯番号のみで構いません。メールアドレスも持っていれば記入するのが望ましいです。
記入した住所や電話番号、メールアドレスは企業があなたに連絡を取る際に必要です。確実につながる連絡先を書きましょう。
写真
証明写真のサイズは、縦4cm×横3cmが一般的です。必ず3ヶ月以内に撮影した写真を貼ってください。
正面からのアングルで、胸から上が写っている写真を使用します。服装はスーツが基本です。表情にも注意して、髪の毛で顔が隠れないように撮影しましょう。
学歴・職歴
一般的な履歴書では、学歴と職歴の欄はまとまっているケースがほとんどです。まずは学歴から書きます。一行目の中央に「学歴」と書き、入学・卒業を古い順から記入します。
最終学歴まで書いたら次は職歴です。学歴の最終行から一行空けて、中央に「職歴」と書いて入社・退社歴を古い順番で記入します。
ポイントは、学校名や会社名を略さないことです。「高校」も略語のため「高等学校」と書かなければいけません。
免許・資格
保有している免許や資格を書く欄です。免許、資格の順番で古いものから記入するのが基本ですが、応募企業に関連するものや希望職種で活かせるものを先に書くと目に留まりやすくなります。
免許や資格を持っていないからと空欄にするのはよくありません。資格取得に向けて勉強中であれば「勉強中」や「受験予定」と書くと、説得力が増します。
志望動機・自己PR
志望動機は、なぜその企業を選んだのかを具体的にアピールする項目です。入社への熱量や入社後の貢献度を企業側は知りたいと思っているため、しっかりと意欲を伝えましょう。
自己PRは、自分の強みをアピールする項目です。具体的なスキルや経験から、どのように活躍できるのか、仕事に活かせるのかを書きます。
本人希望欄
どうしても伝えておきたい内容を記入する項目です。希望職種や希望の勤務時間帯があれば記載してください。また連絡の取りやすい時間帯を書いておくと連絡がスムーズです。
特別な希望がなければ「貴社の規定に従います。」と記入しましょう。
【施工管理】志望動機の書き方・例文

ここからは、施工管理の就職活動で重要となる、履歴書の志望動機の書き方を解説します。志望動機では「必要な人間である」と企業側に思わせることが重要です。
さっそく例文とともにポイントを確認しましょう。
施工管理未経験者:志望動機のアピールポイントと例文
未経験者は、現場での実績はありません。施工管理は現場での管理能力や体力が求められる職種のため、リーダーシップや体力があることをアピールするのがおすすめです。加えて、どう貢献できるかも書くと印象に残りやすいでしょう。
未経験者の志望動機の例文は以下の通りです。
志望動機の例文
大学のサークルでリーダーとして部員をまとめ、大会で良い成績を残した経験があります。自分は人をまとめる力が長けていると感じており、入社後は現場での施工管理者として貢献していきたいと考えています。
施工管理経験者:志望動機のアピールポイントと例文
経験者は、即戦力をアピールすることが重要です。前の会社で携わってきた具体的な業務内容や建築物を志望動機に盛り込みましょう。
また、入社後の貢献度も伝えれば必要な人材であることをアピールできます。
経験者の志望動機の例文は以下の通りです。
志望動機の例文
これまで施工管理に携わり、〇〇や△△の工事を担当しました。スタッフの業務やスケジュールを管理し、質の高い作業かつ納期を守ることを大切にしてきました。入社後は、施工管理としての経験を活かし貴社の大きなプロジェクトに関わりたいと考えています。
【施工管理】よくある質問

最後に、施工管理の履歴書作成でのよくある質問に答えていきます。
履歴書は手書きで書くべき?
応募する企業の指定がない限り、パソコンでも手書きでもどちらでも問題はありません。手書きのメリットは、人柄や丁寧さをアピールできる点です。しかし、失敗すると書き直しが必要なため作成に手間がかかります。
一方パソコンのメリットは、作成した履歴書を保存しておけるため内容をブラッシュアップしていける点です。また手間も省けます。しかし、個性のアピールがしにくいのはデメリットです。
履歴書のサイズはA4が一般的です。職務経歴書と一緒に提出するケースが多いため、A4サイズで揃えておくと応募する企業側も見やすくなります。
職歴や資格で書くことがない場合はどうするべき?
履歴書にある項目は、全て記入するのが基本です。書くことがないからといって、空欄のまま提出するのは避けましょう。空欄があると、記入漏れと判断され印象は下がってしまいます。職歴や免許・資格で特に書くことがなければ「特になし」と記入しましょう。
また合わせて、入社後に業務に必要な資格取得に積極的に取り組む姿勢があることを書くようにしましょう。「入社後、積極的に資格取得に挑戦し、業務に必要なスキルアップを図ります」といった言葉で意欲を伝えると印象がアップします。
どのような資格があると転職に有利?
未経験で資格がない場合は、「建築施工管理技士」がおすすめです。施工管理に必要な、工事現場のあらゆる知識があることを証明できます。もし入社前に資格取得ができなくても、先述した取得に向けての努力をする旨をアピールするとなお良いでしょう。
履歴書の書き方をマスターして完成度を高めよう

今回は施工管理の就職・転職に役立つ履歴書の書き方について解説しました。履歴書は企業へ自分を売り込むために重要なツールです。基本情報などを正確に書き、自分の考えをアピールできれば印象に残りやすく、また採用へと近づけるでしょう。
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