【システムエンジニア】履歴書の書き方ガイド|志望動機の例文あり

【システムエンジニア】履歴書の書き方ガイド|志望動機の例文あり


システムエンジニア(SE)として就職や転職する際、志望先に履歴書を提出します。しかし、当たり障りなく履歴書を作成するのでは、多くの応募者の中に埋もれてしまうかもしれません。

今回は、システムエンジニアの履歴書にフォーカスし、採用担当者に好印象を持ってもらうための書き方のコツを紹介します。これから履歴書を作成する方は、ぜひ参考にしてください。

システムエンジニアの履歴書の項目や内容


履歴書は、応募先の企業に自身のプロフィールを伝える役割があります。まずは、履歴書に記載する項目や内容を押さえておきましょう。

履歴書の項目
・基本情報(氏名、生年月日、住所など)
・学歴/職歴
・免許/資格
・志望動機/自己PR
・自由記載欄


一般的に、上記5つの項目が設けられています。しかし、どの履歴書も項目が同じわけではありません。「スキルを強調できる」「職歴欄が多い」といった、さまざまな種類があります。アピールしたい旨に適しているテンプレートを使用しましょう。また、基本的にパソコン・手書きのどちらで作成してもかまいません。

ただし、応募先の企業から指定があるときは、決められた履歴書や作成方法に従ってください。

【システムエンジニア】履歴書でアピールになるポイント

【システムエンジニア】履歴書でアピールになるポイント


システムエンジニアに限らず、履歴書の書き方は基本的にどの職業も同じです。「誤字脱字がないようにする」「学歴や職歴は正直に書く」といったことに気をつけ、不備がないように作成しましょう。

意識したいのが、システムエンジニアならではのアピールポイントです。採用担当者に好印象を残せるよう、次の点を盛り込んでみてください。

専門的な免許や資格

システムを開発するシステムエンジニアは、専門性の高い職業です。履歴書に所有する免許・資格を記載すると、システムエンジニアとしての力量やスキル向上のために行動している姿勢を示せるため、採用担当者に関心を持ってもらいやすいでしょう。記載するとアピールにつながる免許・資格の一例をまとめました。

アピールにつながる免許・資格の一例
・ITパスポート試験
・基本情報技術者試験
・応用情報技術者試験
・データベーススペシャリスト試験
・情報処理安全確保支援士試験
・情報検定(J検)




免許や資格は取得した順に記してください。応募先の業種にマッチする免許・資格を記載しておくと、より効果的なアピールになります。なお、俗名や略称ではなく、正式名称で書きましょう。

趣味や特技

システムエンジニアの履歴書では、ITやプログラミングといった仕事に役立つ趣味や特技を記載すると、採用担当者の興味を誘える可能性があります。新卒・若手の方は、大学で学んだテーマや研究内容を挙げてもいいでしょう。

ただし、趣味や特技は面接で質問されるケースがあります。回答に困らないよう、見栄を張らず正直に書きましょう。また、ギャンブルやお酒といった自身のイメージを落としかねない内容は避けてください。

志望動機・経歴

志望動機では、応募先への興味関心や、業務についての理解度をアピールできます。志望動機欄には、以下の内容を盛り込みましょう。

志望動機に盛り込みたい内容
・システムエンジニアとして働きたい理由
・ITへの興味関心度合い
・志望企業に入りたいと思ったきっかけ
・入社後どのように貢献できるか
・(システムエンジニアの経歴がある方)これまでの実績や経験




システムエンジニアの志望動機のポイントと例文

システムエンジニアの志望動機のポイントと例文


続いて、システムエンジニアの履歴書に志望動機を書く際のポイントと例文を、未経験者と経験者のパターンで紹介します。

未経験者・経験者にかかわらず、共通するポイントは内容の順番です。まず、結論を端的に述べましょう。次に結論に至った経緯を説明します。最後に、入社後のビジョンを示してください。

では、具体的な例文で解説します。

【未経験】志望動機の例文

システムエンジニアの経験がない方の志望動機の例文は、以下の通りです。

志望動機の例文
私は、貴社でアプリケーションエンジニアとして活躍したいと思い、応募しました。貴社を志望した理由は、IT分野にチャレンジし続けている企業理念に共感しためです。

私は医療システムの営業を5年間経験しましたが、アプリケーションの開発に興味があり、挑戦したい気持ちを持っていました。アプリケーションエンジニアとして働くために、独学でITパスポートの資格を取得しました。続けて、アプリケーション技術者試験合格を目指しており、知識の研鑽に努めています。

また、営業職で培ったコミュニケーション力やヒアリング力を活かし、入社後もクライアントの要望に寄り添って満足度の高い商品開発に挑む所存です。さらに、将来は第一線に立てる人材になりたいと思っています。


未経験の方は、システムエンジニアに必要な技術や知識を習得するために努力している姿勢を示しましょう。他業種の経験から得たスキルも積極的に伝え、未経験でも活躍できる素質がある旨をアピールしてください。

【経験者】志望動機の例文

システムエンジニアの経験がある方は、以下の例文を参考に志望動機を考えてみましょう。

志望動機の例文
システムエンジニアとしてのキャリアアップを目指すために、貴社への転職を希望しています。大きなシェア率と高いレベル誇る貴社の会計システムに感銘を受けたことが、志望理由です。

私は前職で、JavaやC言語を用いて在庫管理システムの開発に7年間携わってきました。プロジェクトリーダーを任された経験もあり、チーム一丸となって開発したシステムはクライアントから「効率が上がった」と高評価をいただきました。

経験を積んでいく中で、さらに大型のプロジェクトに参画したい意欲が湧き、貴社でキャリアを築いていきたいと考えています。また、貴社ではこれまでに培ったスキルと調整力を活かし、プロジェクトリーダーをはじめ、マネージャーやオーナーを目指したいと思っています。


経験者は、システムエンジニアとしてどのような経験があるか具体的に説明します。さらに、今後の展望や志望先でどのように活躍できるかも盛り込みましょう。

システムエンジニアの履歴書作成のコツ

システムエンジニアの履歴書作成のコツ


システムエンジニアの履歴書を作成する際の、コツや注意点を解説します。どのような書き方が望ましいのかを押さえ、採用担当者に響く履歴書を目指しましょう。

システムエンジニアに求められている人物像を理解する

履歴書作成にあたり、システムエンジニアに必要とされるスキルや知識の把握が大切です。

仕事の特性上、IT分野に関するスキルや知識が重視されます。プログラミングができると、即戦力として活躍しやすいでしょう。さらに、論理的思考力も欠かせません。

また、システムエンジニアはクライアントとコミュニケーションをとりながら仕事をするため、ヒアリング力や提案力といったソフトスキルも求められます。加えて、プロジェクトを進める計画性や、新しい技術への探求心を持ち合わせているに越したことはありません。

システムエンジニアに求められる人物像を踏まえると、的外れな内容を回避できるでしょう。

志望動機や自己PRには具体的なエピソードを盛り込む

どの職業・企業にも通じる当たり障りのない志望動機や自己PRは、好ましくありません。数多くの履歴書に目を通している採用担当者に「使い回せる内容だな」「インターネットの例文をそのまま使っているな」と伝わってしまいます。考えや経験を落とし込んで、オリジナル性の高い内容に仕上げましょう。

志望動機では、なぜシステムエンジニアの仕事に就きたいのか、どうして志望先を選んだのか、どう活躍できるかの明示が大切です。また、自己PRには、自身の強みを活かしたエピソードを入れ、具体性を持たせてください。

簡潔さを心がける

システムエンジニアの仕事は専門性が高いゆえに、文章が長くなりがちです。志望動機や自己PRは具体的に記載しつつも、アピールポイントを1つに絞り、できる限り簡潔にまとめましょう。さらに、結論から述べると、採用担当者への伝わりやすさがアップします。

システムエンジニアや履歴書に関するQ&A

システムエンジニアや履歴書に関するQ&A


最後に、システムエンジニアや履歴書に関するよくある疑問とその答えを紹介します。

業務内容を考慮して履歴書を作成した方がいい?

システムエンジニアとひとことで言っても、業種はさまざまです。仕事の範囲が異なるため、履歴書には業務に合わせたスキルや強みを盛り込んでアピールしましょう。

システムエンジニアの主な業務内容まとめました。

システムエンジニアの主な業務内容
・アプリケーションエンジニア:パソコンやスマートフォンのアプリ開発
・ネットワークエンジニア:ネットワークシステムにおける構築・運用
・Webエンジニア:WebサイトやECサイトの開発
・社内SE:自社システムの開発・運用



例えば、ネットワークエンジニアの自己PRに「前職で自社ITの運用を担当していたため、ネットワークトラブルへの対応力がある」といった内容を含めるのがベターです。

履歴書で積極的に技術用語を使うべき?

履歴書に難しい技術用語を必要以上に使うのは、好ましくありません。採用担当者がシステムエンジニアの技術に詳しいとは限らないためです。

どうしても技術用語にふれる際は、誰が読んでも理解しやすいよう簡潔な説明を加えましょう。

履歴書を作成するうえで注意すべき点は?

システムエンジニアに限ったことではありませんが、履歴書は丁寧に仕上げてください。「誤字脱字がある」「ルールが守られていない」「職務経歴書やスキルシートと内容の齟齬がある」といった不備があると、採用担当者に悪い印象を持たれかねません。履歴書で損をしないためにも、提出前にしっかりチェックしましょう。

システムエンジニアにマッチする履歴書にしよう

システムエンジニアにマッチする履歴書にしよう





履歴書は、システムエンジニアとして活躍できる人材とアピールできる書類の1つです。専門的な資格や免許、ソフトスキルを漏れなく盛り込んで、採用担当者に刺さる内容に仕上げましょう。

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