【例文付き】マーケティング職の履歴書を書くときのポイントや書き方まとめ

マーケティング職は就活・転職市場で人気があり、競争率が高い職種の一つです。採用担当者は多くの履歴書に目を通すので、書類選考を突破するためには分かりやすく、強みが伝わりやすい履歴書を作成する必要があります。
そこで本記事では、マーケティング職の履歴書の書き方やポイントを例文付きで紹介します。ほかの応募者に差をつけたい方は必見です。
マーケティング職の履歴書を書くときのポイント

マーケティング職の履歴書を書く前に、まずは応募先の企業のWebサイトや求人情報を読み込みましょう。企業が求める人物像について深掘りし、自分の強みと照らし合わせ、合致する部分をアピールすることが大切です。
マーケティングの経験者であれば、これまでの実績を具体的な数字やデータ(PV数や回遊率など)を用いてアピールするとよいでしょう。また、マーケティング・ビジネス実務検定やネットマーケティング検定など、関連資格を保有している場合は記載します。
採用側がチェックしたいポイント
マーケティング職の採用では、知識や経験の豊富さを重視されることが多いでしょう。論理的思考力や分析力、コミュニケーション力や企画力など、マーケターとしての資質を持っているかどうかをチェックされます。
また、応募先のカルチャーや風土にマッチしているかどうかも重視されます。
マーケティング職の履歴書の書き方と例文
ここからは、マーケティング職の履歴書の書き方を内容別に解説します。
基本情報
基本情報の欄には、以下の情報を記載します。
基本情報欄の記載内容
・日付
・氏名
・振り仮名
・住所
・連絡先
基本情報欄の日付とは、履歴書の提出日や投函日のことです。
名前や住所の振り仮名は、「ふりがな」と書いてあればひらがなで、「フリガナ」と書いてあればカタカナで記入しましょう。情報に誤りがないよう、注意深くチェックすることが大切です。また、押印を忘れずに行います。
履歴書に貼付する写真は、3カ月以内に撮影したものを使用します。サイズは横3cm×4cmで、写真の裏に名前を記入してから貼り付けましょう。
▼基本情報の例文
○年○月○日現在 | |||
フリガナ | テンショク ハナコ | ||
氏名 | 転職 花子 | ||
フリガナ | トウキョウト ○○ク △△ | ||
現住所 | 東京都○○区△△ 3-11-5 □□マンション104号室 | ||
電話 | 03-○○○○-×××× | 携帯電話 | 080-○○○○-×××× |
学歴
学歴欄には、基本的に高校以降のすべての学歴を記入します。大学や専門学校卒であれば、学校名だけでなく学部学科まで記載しましょう。
▼学歴欄の例文
年 | 月 | 学歴 |
2011 | 4 | 私立○○高等学校 入学 |
2014 | 3 | 私立○○高等学校 卒業 |
2014 | 4 | ○○大学△△学部□□学科 入学 |
2018 | 3 | ○○大学△△学部□□学科 卒業 |
職歴
学歴欄と同じく、これまでの職歴をすべて記載します。退職理由は、事実どおりに記入しましょう。詳しい内容は記載せず、「一身上の都合」「会社都合」など簡潔な書き方で問題ありません。
年月日や社名を間違えないよう、注意が必要です。特に、入社年は西暦と和暦を間違えやすいため、こだわりがなければ西暦で統一するのがおすすめです。
▼職歴欄の例文
年 | 月 | 職歴 |
2018 | 4 | 株式会社○○ 入社 |
本社 営業部に配属 | ||
新規顧客開拓を担当 | ||
2022 | 3 | 一身上の都合により退職 |
2022 | 4 | 株式会社□□ 入社 |
本社 営業部 営業二課に配属 | ||
現在に至る |
保有資格・スキル
多くの場合、保有する資格やスキルについては、免許・資格欄に記入します。勉強中のものや取得見込みのものも記載して問題ありません。過去に取得した資格を忘れてしまっていることもあるため、よく思い出してから記入しましょう。
業務に直接関係がない資格や検定は、趣味・特技欄に書くのがおすすめです。
▼免許・資格欄の例文
年 | 月 | 免許・資格 |
2023 | 4 | ○○検定 2級合格 |
2024 | 10 | ○○検定 合格 |
志望動機
志望動機では、「職種を選んだ理由」と「応募先の企業を選んだ理由」を明確にすることが大切です。基本構成に当てはめて、なぜその企業を志望したのかを明確に伝えましょう。
なお、「特定の商品・サービスが好き」といった内容は避けて、ビジネスの視点で見たときの魅力を深掘りする必要があります。
▼志望動機欄の例文
私は貴社がインフルエンサーとコラボレーションした「○○」の販売促進キャンペーンをきっかけに、マーケティングに深く興味を持つようになりました。現職では営業活動を担当しておりましたが、独学でマーケティングを学び顧客分析について理解を深め、新規顧客の開拓につなげることができました。今後もマーケティングに関する知識を意欲的に学習し、営業活動で得たデータ分析の経験を活かしながら、貴社の顧客視点を重視したマーケティング活動に携わりたいと考えています。
自己PR欄
自己PR欄では、自分の強みや魅力をアピールします。これまで学んできたことや実績など、自分が持っているものを知ってもらうための情報を記入しましょう。ただし、業務に関連した内容を記載することが大切です。
▼自己PR欄の例文
現職では○○ブランドのWebマーケティングチームに所属し、市場調査から戦略立案までを一貫して担当しております。大学時代に専攻していた統計学の知識を活かして顧客データを分析し、自社サイトへの流入数を○%向上させました。貴社に入社した暁には分析力を活かし、最適な販売戦略を立案することでマーケティング活動に貢献したいと考えております。
本人希望記入欄
本人希望記入欄には、職種や勤務地に関する希望を記入します。特に強い希望がなければ、「貴社の規定でお願いいたします。」とだけ記載するのが一般的です。
強い希望がある場合は、本人希望記入欄に書いた上で、面接で伝えるとよいでしょう。
▼本人希望欄の例文
貴社の規定でお願いいたします。
マーケティング職の履歴書作成のよくある質問

ここからは、マーケティング職の履歴書作成におけるよくある疑問にお答えします。
Q.マーケティング職の履歴書で特に重視される項目は?
マーケティング職の履歴書では、「職歴」「免許・資格」「自己PR」の3点が重視される傾向があります。職歴欄では、マーケティング活動のうち、どのような役割を担当していたかが重要です。また、マーケティング職の採用で資格を必須とする求人は稀であるものの、資格を持っていると基礎知識を持っていることのアピールになります。
マーケティング職に限った話ではありませんが、強みや企業への貢献度などを記入する自己PR欄も、採用担当者が注目するポイントの一つです。
Q.マーケティング職の履歴書で未経験の場合、どのようにアピールすれば良い?
未経験の方は、分析力やコミュニケーション力など、マーケティングにつながりそうなスキルを伝えるとよいでしょう。マーケティング以外の経験で培われたものでも、こうしたスキルは十分アピール材料となります。
特に、営業活動はマーケティングとの親和性が高いため、経験がある方はぜひ記載しましょう。また、ポテンシャルを期待してもらえるよう、成長意欲の高さをアピールすることも大切です。
提出前の履歴書のチェックポイント

履歴書を提出する前に、以下のポイントを必ずチェックしましょう。
①履歴書全体のチェックポイント
・職歴や実績が分かりやすくまとまっているか
・氏名や住所などに誤字脱字がないか
・マーケティングに関連する強みやスキルを記載できているか
・マーケティングに関連する資格を記載できているか(保有している場合)
・マーケティング業務で関わった案件の規模や、担当範囲が伝わるように書けているか(マーケティング経験がある場合)
②志望動機のチェックポイント
・応募先の企業に合わせた内容となっているか
・未経験の場合、マーケティング以外で培った経験や知識を伝えられているか
・企業理念やプロダクト、マーケティングの業務内容について理解した内容となっているか
・マーケティング業務で自分が貢献できるポイントを端的に伝えられているか
ポイントを押さえて「差がつく履歴書」を作成しましょう
マーケティング職の採用では、経験者なら、これまでの実績を具体的な数字を交えながらアピールするのがおすすめです。新卒や未経験者はマーケティングにつながるようなスキルや経験があれば、率先してアピールしましょう。
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