マーケティング志望の人向け!自己PRを作成するポイントや例文を紹介

マーケティング職の自己PRを作成するポイント・例文


マーケティング職に応募するための自己PRで「実績やスキルをどのようにまとめるか迷っている」「マーケティング未経験で、何をアピールすればよいか分からない」とお困りの方はいませんか?本記事では、マーケティング職志望の自己PRでアピールできるスキルや、書き方のポイントなどを解説します。マーケティング経験者向け・未経験者向けの例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

マーケティング職の主な仕事内容

マーケティング職の仕事内容

マーケティング職の主な仕事内容は、以下の4つに大別されます。

マーケティング職の主な仕事内容
・市場調査・分析
・商品の企画・立案
・販売・営業活動の企画・立案
・広告戦略の企画・立案


企業におけるマーケターの役割は、商品・サービスが売れる仕組みを作ることです。

マーケターの仕事には、ユーザーニーズを把握するための市場調査・分析が欠かせません。そして、得られた結果をもとに、世の中で必要とされている商品・サービスを生み出し、販売促進や広告宣伝の戦略を立案します。

「売るもの」のデザインから「売り方」のデザインまで、マーケターの仕事内容は多岐にわたります。

業務内容はマーケティングの種類によっても異なる

ひとくちにマーケティングといっても、その種類は実にさまざまです。代表的な種類としては、以下のようなものが挙げられます。

マーケティングの種類
・Webマーケティング
・SNSマーケティング
・コンテンツマーケティング
・デジタルマーケティング
・動画マーケティング
・リアルマーケティング
・ダイレクトマーケティング など


また、マーケターの実際の業務内容は、マーケティングの種類によっても異なります。例えば、Webマーケティングの業務内容は、主に次の3つです。

Webマーケティングの業務内容
・Web広告の運用・管理
・サイトに訪れたユーザーのアクセス解析
・GoogleやYahoo!などの検索エンジンで上位に表示されることを目指すSEO施策



マーケティング職志望の自己PRに使えるスキル・強み

マーケティング職の自己PRに使えるスキル・強み


マーケティング職を目指す場合、自己PRでは次のようなスキルをアピールするとよいでしょう。

マーケティング職のアピール材料になるスキル
・分析力
・企画・提案力
・情報収集力
・コミュニケーション力


それぞれのスキルについて、以下で詳しく解説します。

分析力

マーケターは、よりよい商品・サービスを生み出し、より多くの人に届けるための企画を立案します。効果的なマーケティング施策を企画するには、市場の動向やユーザーニーズの調査だけでは不十分です。マーケターには、調査の結果に基づき、課題に対する答えを導き出す「分析力」が求められます。

調査によって得られたデータをただまとめるのではなく、分析により課題の抽出や原因追究につなげることが重要です。

企画・提案力

マーケターは、マーケティング調査の分析結果から、商品やサービスの魅力をより多くの人に伝えるための戦略を練ります。アイデアを具体的な計画に落とし込む「企画力」は、マーケターに必須のスキルといえるでしょう。

また、具体的な解決策(企画内容)をクライアントに提案することもマーケターの仕事の一つです。「どのようなデータに基づいた企画なのか」「なぜ効果を期待できるのか」を、相手が納得できるように分かりやすく説明するプレゼンテーション力が求められます。

情報収集力

マーケティングの仕事の第一ステップは、ユーザーが求めるものを把握することです。世の中のニーズを把握するためには、情報を効率的に集めて活用する「情報収集力」も必要とされます。

なお、ただ情報を集めるのではなく、膨大な情報のなかから必要なものを取捨選択することが重要です。また、誰が見ても分かりやすいよう、情報をまとめるスキルも求められます。

コミュニケーション力

マーケティングの仕事では、社内外の人とコミュニケーションをとる機会が多くあります。クライアントへのプレゼンテーションはもちろん、マーケティング活動においてはチームメンバーや社内の各部門との連携が不可欠です。

社内外との意見交換や交渉を円滑に進めるため、マーケターにはコミュニケーション力も求められます。スムーズなコミュニケーションはクライアントからの信頼にもつながるため、なくてはならない能力の一つです。

マーケティング職の自己PRを通じて企業が確かめたいこと

自己PRで企業が確かめたいこと


効果的な自己PRを作成するためには、企業の採用担当者が求めていることを把握する必要があります。重視されるポイントはマーケティング経験の有無によっても異なるため、それぞれのケース別に解説していきます。

マーケティング未経験の場合

マーケティングの未経験転職では、自己PRで潜在能力の高さをアピールすることが重要です。企業の未経験採用において求められるのは、ポテンシャルが高い人材です。実際の業務経験はなくても、マーケターとしての素養や向上心を持ち、即戦力としてスピーディーに成長してくれる人材が必要とされます。また、企業とのマッチ度も見極められるので、企業理念への理解度などもアピールしましょう。

マーケティング経験がある場合

マーケティング経験者に対しては、即戦力となるスキルや知識が求められます。自己PRでは、どのような業務経験があり、どのような業界や領域における実績があるのかを示すことが重要です。また、経験者にはリーダーとしての役割が与えられることも多いため、他部署や顧客との調整力、プロジェクト推進力などもチェックされるでしょう。

マーケティング志望の自己PRの基本構成

マーケティング志望の自己PRの基本構成


自己PRの文章は、主に「結論」「具体例」「入社後の活かし方」の3つで構成されます。それぞれの要素について、押さえておきたいポイントを解説します。

1.結論

まずは、結論(自分のアピールポイント)を簡潔に述べましょう。採用担当者は、数多くの履歴書に目を通します。最初に結論から入ると、採用担当者の興味を引くことができ、その後の流れもスムーズになります。

結論は「思います」「考えています」などの曖昧な表現ではなく、言い切り表現で書くのがおすすめです。

2.具体例

次に、結論の根拠となる具体例を記載します。実体験のエピソードを交えながら、結論で述べた強みを獲得した背景や、強みを活かした経験を紹介しましょう。「いつ」「どこで」「誰と」など、具体的な要素を含めるのがポイントです。

最初に提示した強みを持っているといえる根拠を示し、採用担当者に納得してもらえるかどうかがカギとなります。

3.入社後の活かし方

最後に、ここまで紹介してきた自分の強みを、入社後にどのように活かすのかを記載します。企業理念や事業内容なども踏まえて、自分が求める人材に合致していること、組織の成長に貢献できることをアピールしましょう。採用担当者に対して、入社後の活躍をイメージさせられるかがカギとなります。

マーケティング職志望の自己PRを作成するポイント

マーケティングの自己PRのポイント


マーケティング職志望の自己PRを作成する際は、次の3つのポイントを押さえることが大切です。それぞれのポイントを押さえて、ライバルとの差がつく自己PRを作成しましょう。

募集要項にマッチする知識やスキルをアピールする

得意なことや長所であっても、マーケティングに関係のない内容は、あまり有利に働かない可能性が高いといえます。自己PRでは、企業が求めるスキルや知識をアピールすることが大切です。募集要項をチェックし、応募先の企業が求める人物像を把握しましょう。

マーケティングの経験がなくても、これまでの経験がアピール材料になる可能性は十分あります。例えば、Webマーケティングの職を目指すなら、Webメディアの運営経験や、SNSで多くのフォロワーを獲得した経験などをアピールするとよいでしょう。

そのほか、マーケティング職に求められる「分析力」「情報収集力」などのスキルや素養があることをアピールできれば、未経験でも採用につながりやすくなります。

具体的な数字を含める

自己PRには、なるべく具体的な数字を盛り込むようにしましょう。○%向上などの数字があると、強みに説得力を持たせられます。

マーケティング経験者の場合は、PV数や売上の伸び率など、これまでの実績を数値化してアピールしましょう。未経験であっても、アピールしたいスキルや素養はなるべく数値化するのがおすすめです。

経験年数についても記載する

マーケティング経験者なら、年数についても触れて経験の豊富さをアピールしましょう。例えば「Webマーケターとして○年」というように、どのような種類のマーケティングや業務を担当していたのかを、年数とともに記載します。

経験が浅いまたは未経験の場合は、現在取り組んでいることについて記載し、ポテンシャルの高さを感じさせるような内容にまとめましょう。

【例文】新卒・マーケティング未経験転職向けの自己PR

マーケティング未経験向けの自己PR例文


ここからは、マーケティング職志望の自己PRの例文を紹介します。

新卒の方やマーケティング経験のない方は、マーケティングに関連する経験やスキルについて記載し、ポテンシャルの高さをアピールしましょう。

新卒者の場合

新卒の方は、大学で学んだ内容や経験が、マーケティングにどう活かせるかを具体的に記述するとよいでしょう。また、応募先の企業の商品・サービスやマーケティング戦略について研究し、共感を示すことも重要です。

自己PRの例文
私は大学3年時にマーケティングに関する講座を受講したことをきっかけに、消費者心理や市場分析に興味を持つようになりました。ゼミのグループワークでは、市場調査のデータ分析から商品の企画・開発、販売戦略の立案までの流れを経験し、チームメンバーとアイデアを出し合いながら1つの目標を達成しようとする面白さを知りました。また、貴社の「○○」というサービスや、若者のニーズを的確に捉えたマーケティング施策に魅力を感じており、大学で培った知識を活かし、貴社のマーケティング戦略の立案に貢献する所存です。



販売職からマーケティング職へ転職する場合

販売職からマーケティング職を目指す場合は、顧客のニーズを汲み取る力や、顧客の求める商品を提案できた経験などをアピールするのがおすすめです。ほかには、トレンドへの感度などもアピール材料にしやすいでしょう。

自己PRの例文
私は販売職として○年間、お客様のお話を直接伺い、それぞれのニーズを的確に捉えた商品提案を行ってきました。お客様の潜在ニーズを捉える力は、マーケティングにおける市場調査やニーズ分析にも活かせると考えております。販売職として培った顧客心理や売上データの分析などの知識やスキルを、貴社のマーケティング戦略の立案に役立てたいと思います。


営業職からマーケティング職へ転職する場合

営業職からマーケティング職を目指す場合は、顧客のニーズを把握する力や、顧客とのコミュニケーション力などをアピールしましょう。営業として顧客の課題を解決してきた経験によって、マーケティング活動に貢献できることを伝えます。

自己PRの例文
私の強みは、法人営業として培った傾聴力と提案力です。前職では○年間、システム開発会社の法人営業として勤務し、お客様の課題に対する解決策を提案してきました。お客様に適切な提案をするため試行錯誤するうちに、データ分析に基づきそれぞれのニーズを深掘りし、的確に捉える力が培われました。こうした経験・スキルを活用し、貴社のマーケティング活動における市場調査や顧客分析、販売戦略の立案に貢献したいと考えております。


【例文】マーケティング経験者向けの自己PR

マーケティング経験者向けの自己PR例文

ここからは、マーケティング経験者向けの自己PRの例文を紹介します。

経験者は、実績やスキルなど、マーケターとして培ってきたものをアピールすることが大切です。

「実績」を強みとする場合

集客率○%向上など、具体的な数字を交えながらこれまでの実績をアピールしましょう。どの業界領域において、どの業務を担当していたのかを記載することも重要です。

自己PRの例文
前職では、自社のアパレルブランドのマーケティングを担当しておりました。SNSを活用したマーケティング活動で、10代〜20代前半のブランド認知度を○%向上させた実績があります。また、「○○」という新商品のキャンペーンでは、インフルエンサーを起用した戦略で目標売上を○%達成しました。これらの実績から、貴社のメインターゲットである若年層へのマーケティング活動においても、即戦力として貢献できると確信しております。



「分析力」を強みとする場合

分析力を強みとする場合は、どのような手法を用いてきたのかを記載します。分析による成果については、具体的に数値化して表現できるのが望ましいでしょう。

自己PRの例文
前職では、食品メーカーのマーケティング部門に所属し、市場調査から顧客データ分析までを一貫して担当していました。特に、顧客ニーズの多様化という課題に対してクラスター分析を行い、顧客の属性ごとに異なる戦略を立案し、○%の売上向上に貢献したという実績を持ちます。これまで培ってきた分析力を活かし、市場の変化を的確に捉えたマーケティング戦略を立案することで、貴社の事業成長に貢献したいと考えております。



「コンテンツ制作経験」を強みとする場合

WebメディアやLPなど、コンテンツ制作の経験についてアピールする場合の例文です。新規コンテンツの企画やSEO施策などの成果として、アクセス数やCV数などがどのように変化したのかを記載しましょう。

自己PRの例文
前職では、化粧品ブランドのコンテンツマーケティングを担当しておりました。メインターゲットである30代〜40代女性のニーズを分析し、LPやYouTube動画、SNS投稿など、多様なコンテンツを企画・制作しました。特に、「○○」というスキンケアラインのリリース時にはオウンドメディアの立ち上げを企画し、ブランド認知度を○%向上させた実績があります。これまでの経験を活かして魅力的なコンテンツを制作し、貴社の事業拡大に貢献する所存です。


マーケティング職の自己PRでは具体的な実績や経験をアピールしよう

マーケティング職の自己PRでは実績・経験をアピール


マーケティング職を目指す場合、自己PRでは自分がこれまで培ってきた知識やスキル、達成した実績などをアピールすることが重要です。マーケティング未経験者の場合は、大学で学んだ内容や前職での経験・実績のなかから、マーケティング活動に通じるものを伝えるとよいでしょう。

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