Webデザイナーの履歴書の書き方|伝わる履歴書を書いて内定をもらおう!

Webデザイナーの履歴書の書き方|伝わる履歴書を書いて内定をもらおう!


転職や就職活動において、履歴書は採用担当者があなたの第一印象を決める重要な書類です。特にWebデザイナーのような専門職では、自分のスキルや経験を効果的に伝えることが内定につながります。
この記事では、Webデザイナーの履歴書の書き方やポイントを詳しく解説します。

Webデザイナーの履歴書を書くときのポイント

Webデザイナーの履歴書を書くときのポイント


Webデザイナーの履歴書は、基本的な構成は他の業種とほぼ同じです。しかし、デザイナーとしての専門性をアピールするために押さえておくべきポイントがいくつかあります。

履歴書を書く際に重要なのは、以下の3つのポイントです。

Webデザイナーの履歴書で重要なポイント
・経歴や実績を具体的に伝える
・スキルシートを充実させる
・志望動機を明確に伝える



Webデザイン経験がある場合は、手がけたプロジェクトや成果を具体的に記載しましょう。未経験の場合でも、他業種での経験やデザインに関連するスキルをアピールすることが大切です。

採用側がチェックしたいポイント

採用担当者は履歴書を通じて、面接前にあなたについてできるだけ多くの情報を得ようとしています。特に以下の点に注目しています。

採用側がチェックしたいポイント
・経歴と実績:これまでどのような仕事に携わり、どんな成果を上げてきたのか
・スキルセット:企業が求めるスキルや経験を持っているか
・マネジメント経験:チームでの作業やプロジェクト管理の経験があるか
・転職理由と貢献意欲:なぜこの会社に転職したいのか、どのように貢献できるのか



これらのポイントを意識して履歴書を作成することで、採用担当者の目に留まりやすくなります。

Webデザイナー履歴書の書き方と例文


ここからは、Webデザイナーの履歴書に必要な項目とその書き方を詳しく解説します。

基本情報

基本情報は履歴書の最初に記載する部分で、提出日や個人情報などを含みます。ポイントは以下のとおりです。

基本情報のポイント
・提出日:履歴書を提出する日付を記入します。郵送の場合は投函日を記載しましょう。
・氏名:フルネームを正確に記入し、押印を忘れないようにします。
・フリガナ:「ふりがな」と記載されている場合はひらがなで、「フリガナ」と記載されている場合はカタカナで記入します。
・住所:正確な住所を記入し、アパートやマンション名も忘れずに記載します。
・連絡先:日中連絡がつく電話番号とメールアドレスを記入します。


写真は3ヶ月以内に撮影した、背景がシンプルで表情が明るいものを使用しましょう。自撮り写真は避け、できればプロのスタジオで撮影したものが望ましいです。

基本情報の例文
提出日:2025年3月13日
氏名:山田 太郎
フリガナ:ヤマダ タロウ
現住所:〒123-4567 東京都新宿区新宿1-2-3 サンプルマンション101
連絡先:090-1234-5678/sample@email.com

学歴

学歴は高校以降のものを、卒業年月日と学校名、学部・学科名まで記載します。最終学歴から順に記載する方法と、時系列で記載する方法がありますが、一般的には時系列で記載することが多いです。

また、中退や留年がある場合も正直に記載しましょう。

学歴の例文
2014年4月 〇〇県立△△高等学校 入学
2017年3月 〇〇県立△△高等学校 卒業
2017年4月 □□大学 芸術学部デザイン学科 入学
2021年3月 □□大学 芸術学部デザイン学科 卒業

職歴

職歴は入社日と退社日、会社名、職種を時系列で記載します。

会社名や在籍期間は正確に記載しましょう。特に入社年月は西暦と和暦で混同しないよう注意が必要です。特別な理由がなければ、すべて西暦で統一してください。

退職理由は「一身上の都合」「会社都合」など、事実に即して記載します。また、現在在職中の場合は、退社日を「現在に至る」と記載します。

職歴の例文
2021年4月 株式会社〇〇デザイン 入社(Webデザイナーとして勤務)
2023年3月 同社 退社(一身上の都合)
2023年4月 △△クリエイティブ株式会社 入社(UIデザイナーとして勤務)
2025年2月 同社 退社(会社都合)

保有資格・スキル

Webデザイナーとして持っている資格やスキルを、以下の観点で具体的に記載します。

保有資格・スキルを記載する際のポイント
・デザインツール(Photoshop、Illustrator、XDなど)の習熟度
・プログラミング言語(HTML、CSS、JavaScript)の知識レベル
・CMS(WordPress等)の経験
・デザイン関連の資格(Webデザイン技能検定など)


勉強中のものや取得見込みのスキル・資格も記載すると、向上心をアピールできます。仕事に直接関係ない資格は、趣味・特技欄に記載するとよいでしょう。

保有資格・スキルの例文
・Adobe Photoshop(5年)
・Adobe Illustrator(4年)
・Adobe XD(3年)
・HTML/CSS(5年)
・JavaScript(3年)
・WordPress構築(3年)
・Webデザイン技能検定2級(2022年取得)
・UI/UXデザイン基礎講座修了(2023年)

志望動機

志望動機は、なぜその企業で働きたいのかを具体的に記載する重要な項目です。

応募企業の特徴やデザイン方針、事業内容について調査し、それに対する自分の考えや共感点を述べましょう。個人的な好みや「特定の作品が好き」といった理由ではなく、ビジネス観点から企業の魅力を伝えてください。

また、自分のスキルや経験が企業にどのように貢献できるかも具体的に記載するとより伝わりやすくなります。

志望動機の例文
貴社のユーザー中心設計の思想と、特に○○プロジェクトでのUI/UXデザインの取り組みに共感し、応募いたしました。前職では主にECサイトのデザインを担当し、ユーザビリティ改善により購入率を20%向上させた経験があります。この経験を活かし、貴社のWebサービスの品質向上に貢献したいと考えています。また、貴社が推進している△△技術にも強い関心があり、自身のスキルをさらに高めながら、企業価値向上に尽力したいと考えております。

自己PR

自己PRでは、自分の強みや特徴をアピールします。

Webデザイナーとしての強み、得意分野、実績などを具体的に記載しましょう。抽象的な表現よりも、具体的なエピソードや数字を交えた説明のほうが説得力があります。

合わせて、応募企業の業務内容や求める人材像に関連した内容にすると効果的です。

自己PRの例文
私の強みは、ユーザーのニーズを理解し、使いやすいUIデザインを提案できる点です。前職では、ユーザーテストを実施しながらECサイトのリニューアルプロジェクトを担当し、直感的に操作できるデザインを実現しました。その結果、ユーザーの平均滞在時間が2分増加し、購入率が20%向上するという成果を上げました。また、デザインチームのリーダーとして、5名のメンバーとのコミュニケーションを円滑に行い、プロジェクトを予定通りに完了させた経験もあります。貴社でもこうした経験を活かし、ユーザー視点に立ったデザイン提案をしていきたいと考えています。

本人希望記入欄

本人希望記入欄は、希望する職種や勤務地、給与などを記載する欄です。基本的には「貴社の規定に従います」と記載するのが一般的です。

しかし、リモートワークを希望する場合や、転勤は困難などの強い希望がある場合はその旨を記載しましょう。加えて、面接でも詳しく伝えるとよいでしょう。

Webデザイナーの履歴書作成のよくある質問

Webデザイナーの履歴書作成のよくある質問


Webデザイナーの履歴書作成に関する質問にお答えします。

Q.Webデザイナーの履歴書で特に重視される項目は?

Webデザイナーの履歴書では、以下の項目が特に重視されます。

Webデザイナーの履歴書で注目される項目
・職務経歴:これまでのWebデザイン実務経験や担当したプロジェクト、具体的な成果を記載する。「ECサイトのUIデザインを担当し、CVR向上に貢献」といった具体的な実績が重要。

・スキルセット:使用できるデザインツール(Photoshop、Illustrator、Figmaなど)やプログラミング言語(HTML、CSS、JavaScriptなど)を明確に記載する。それぞれのスキルレベルや経験年数も記載すると良い。

・ポートフォリオ情報:履歴書と併せてポートフォリオを提出するのが一般的。履歴書にはポートフォリオのURLや概要を記載し、代表的な作品やプロジェクトへのアクセス方法を明記するべき。

・自己PR:Webデザインに対する情熱や、自分の強み、会社への貢献意欲などを具体的にアピールすることが大切。抽象的な表現よりも具体的なエピソードを交えると説得力が増す。



上記の項目をバランスよく、かつ具体的に記載することで、採用担当者に自分の実力や適性を効果的に伝えることができます。

Q.Webデザイナーの履歴書で未経験の場合、どのようにアピールすれば良い?

Webデザイナーとしての実務経験がない場合でも、以下のポイントをアピールすることで、自分の可能性を伝えることができます。

未経験の場合のアピールポイント
・学習意欲と自己研鑽:Webデザインに関する学習経験や取り組みを具体的に記載する。「独学でAdobe XDを習得し、モバイルアプリのプロトタイプを作成しました」「オンラインコースでUI/UXデザインを学び、実践的なプロジェクトに取り組みました」など、自主的な学習をアピールすると良い。

・関連する経験やスキル:デザイン以外の分野での経験やスキルでも、Webデザインに活かせるものがあれば積極的に記載すべき。マーケティング経験やプロジェクト管理能力、コミュニケーションスキルは、Webデザイナーとしても重視される。

・ポートフォリオでの自己表現:未経験でも、学習過程で制作した作品や個人プロジェクトをポートフォリオとしてまとめると良い。「学習の過程で制作したWebサイトのモックアップを5点ポートフォリオに収録しています」など、具体的に言及する。

・将来のビジョン:Webデザイナーとしてどのような価値を提供したいのか、どのように成長していきたいのかなど、明確なビジョンを持っていることをアピールすべき。「ユーザー中心設計の考え方を大切にし、使いやすさと美しさを両立したデザインを追求していきたい」など、自分の目指す方向性を示すことが重要。




未経験であっても、学習意欲と可能性をしっかりとアピールすることで、チャンスを広げることができます。

提出前の履歴書のチェックポイント

提出前の履歴書のチェックポイント


履歴書を提出する前に、以下のポイントをチェックして完成度を高めましょう。

履歴全体のチェックポイント
・Webデザインの実績やスキルを簡潔にわかりやすく伝えているか
・住所や連絡先に誤字脱字がないか
・Adobe製品やFigmaなどのデザインツールの使用経験が明記されているか
・HTML/CSSなどのコーディングスキルのレベルが伝わるよう記載されているか
・手がけたWebサイトやアプリのジャンルや規模が具体的に記載されているか
・ユーザビリティやUI/UXに関する知識や経験が伝わる内容になっているか



志望動機のチェックポイント
・志望動機は応募先の企業に合っているか
・未経験者はWebデザイン以外の経験や、できることを伝えているか
・志望動機は応募先の企業に合わせていますか
・企業の理念や制作物、業務内容を理解できているか
・自己PRとして自分が貢献できることが記載しているか



上記のポイントを丁寧にチェックすることで、採用担当者に好印象を与える履歴書に仕上がります。

手を抜かずに企業に伝わる履歴書を書こう!

手を抜かずに企業に伝わる履歴書を書こう!


Webデザイナーの履歴書作成は、自分自身をアピールする重要な機会です。基本情報を正確に記載することはもちろん、自分のスキルや経験、志望動機を具体的かつ魅力的に伝えることが内定への近道となります。

履歴書は単なる書類ではなく、あなた自身を表現するデザイン作品のひとつと考えましょう。ていねいに作り込むことで、あなたの細部へのこだわりや仕事への姿勢も伝わります。「この会社で働きたい」という熱意と「こんな貢献ができる」という具体性が伝わる履歴書は、面接へのチケットを手に入れる大きな一歩となるでしょう。

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