医療事務の職務経歴書の書き方や例文を解説【テンプレート付き】

医療事務の職務経歴書の書き方や例文を解説【テンプレート付き】


医療事務の職務経歴書は、専門的なスキルや医療事務経験を記入しなければいけないわけではありません。職務経歴書を書く際は、これまでの業務経験や実績を詳細かつ簡潔に伝えることが大切です。

本記事では、医療事務の職務経歴書の書き方を、具体的な例文を用いながら解説します。職務履歴書を簡単に作成できる無料テンプレートもあるため、医療事務に就職・転職するために準備している方は、ぜひ活用してください。

医療事務の職務経歴書を書くときのコツ

医療事務の職務経歴書を書くときのコツ


最初に、医療事務の職務経歴書を書くときのコツを2つご紹介します。
転職や就職で、医療事務として働くための職務経歴書を初めて書く方は、ぜひ参考にしてください。

経験業務を具体的に記載する

医療事務は、業務内容が多岐にわたります。そのため、経験者の方は具体的な経験業務を記載しましょう。各業務の具体的な内容は以下の通りです。

医療事務の業務例
・受付業務:患者さんの受付、診察券や保険証の確認、問診票の記入案内、電話対応など
・会計業務:診療点数の計算、会計処理など
・レセプト業務:レセプト作成、カルテ内容確認など
・クラーク業務:外来診療のカルテ入力、入院患者さんの親族対応など
・電子カルテ操作:カルテの入力、修正、管理など




職務経歴書では、ただ業務内容を並べるだけでなく、「電子カルテ入力:1日平均〇件対応」のように、具体的な数などを記載すると、さらに自身の実績をアピールできます。

医療事務関連の資格・スキルを具体的に記載する

医療事務関連の資格やスキルを持っている場合も、職務経歴書に具体的に記載しましょう。
資格やスキルを明確に伝えると、即戦力として活躍できることをアピールできます。
資格やスキルを記入できる際は、以下のように書くとよいでしょう。

医療事務の資格・スキルの記入例
【医療事務資格】
・医療秘書技能検定試験2級(20○○年 ×月合格)
・医療事務認定実務者(20○○年 ×月合格)

これらの資格を通じ、レセプトの基本的な作成能力、患者さんへの対応力が身につきました。

【医療関連知識】
・医療保険制度に関する知識
・解剖生理学、基本的な医療検査、薬学・医学などの知識

【その他スキル】
コミュニケーションスキル:患者さんの情報を医師や看護師へ積極的に伝達、電話での相談対応、クレーム対応経験


医療事務は、コミュニケーションスキルや医療事務の専門的な知識だけでなく、数字を正確に扱う力なども必要になります。そのため、自身の経験に沿って関連するスキルがあれば記載しましょう。

医療事務の職務経歴書で見られるポイント

医療事務の職務経歴書で見られるポイント


医療事務の職務経歴書は、未経験者と経験者で見られているポイントが異なります。未経験者は、最低限必要なスキルがあるかや仕事への態度・意欲などが重視されやすいでしょう。

経験者は、具体的なスキルや経験業務、実績が見られるポイントです。例えば未経験者であれば、これまでの経験や実績から、仕事に誠実に取り組んでいるか、患者さんと話せるスキルはあるかなどをアピールすることが重要です。

知識やスキルが不足していると感じる場合には、今後どのようにその部分を補うのかなどを具体的に伝えるとよいでしょう。採用されるには、重視されるポイントに合わせて、具体例を入れることが大切です。

【例文付き】医療事務の職務経歴書の書き方


医療事務の職務経歴書を書く際に記載する項目は、大きく5つです。

医療事務の職務履歴書記載項目
・職務要約
・職務経歴
・活かせる経験・知識・技術
・資格
・自己PR

例文などを含めてご紹介するため、書き方を知りたい方はぜひ参考にしてください。

職務要約

職務要約は、職務経歴を簡潔にまとめたものです。必須の項目ではありませんが、転職経験が複数回ある方は、記載しておくと職務経歴をシンプルに伝えられます。

職務要約を書く際は、以下のように100~150文字程度にまとめましょう。

医療事務の職務要約例
化粧品販売会社の総務部で経理を経験したあと、○○病院で6年間診療費計算・レセプト点検をメインに従事してまいりました。事務処理の正確性を高めるとともに、○○の資格を取得し、専門的なスキルの習得に取り組んできました。

経験とともに、具体的な業務内容や活かせるスキルを端的に伝え、医療事務として活躍できる力があることをアピールしましょう。

職務経歴

職務経歴の項目には、勤務先、在籍期間、職務内容、実績などを記載します。医療事務経験者の場合は、病院の規模などを含めて記載すると、実績をイメージしやすくなります。

また会社名は、「株式会社」などの書き方にも注意が必要です。省略せず、正式名称で記載しましょう。

活かせる経験・知識・スキル

自身の経験やスキルが、医療事務にどのように活かせるかを書きましょう。実際に職務経歴書に記載する際は、以下のようにスキル名と具体的な内容を簡潔に記載すると、見やすい職務経歴書になります。

活かせる経験・知識・技術を記入する際の例
・Word:文書作成
・Excel:表や関数計算などのデータ管理
・PowerPoint:資料や図版作成で使用)



ほかにも、医療事務で経験した業務や、後輩育成などの経験も記載しましょう。

資格

医療事務の業務に関する資格を保有している場合は、職務経歴書に記載しましょう。具体的にどのような資格を所持しているかや、いつ頃取得したかを記入することがポイントです。

資格の例文
・医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)(2023年〇月合格)

資格を書く際は、必ず正式名称で書きましょう。

自己PR

自己PRには、職務経歴書に基づいた自分の強みやアピールポイントをまとめましょう。採用担当者に効果的に伝えるには、応募先の求める人物像にあわせて、エピソードを含めながらアピールすることがポイントです。

医療事務の自己PRをより効果的に書く方法は、以下の記事を参考にしてください。


医療事務の職務経歴書の書き方Q&A

医療事務の職務経歴書の書き方Q&A



最後に、医療事務の職務経歴書を書く際によくある質問を3つご紹介します。医療事務の職務経歴書を書く前に事前に確認しておくと、自身のスキルをアピールしやすくなるため、ぜひ参考にしてください。

Q.医療事務未経験でも職務経歴書は必要?

医療事務経験の有無にかかわらず、職務経歴書は必要です。職務経歴書は、あなたのこれまでの経験やスキルをアピールする重要な書類です。医療事務以外にも、これまでの仕事で培ったスキルや、医療事務として働く意欲を積極的にアピールしましょう。

Q.医療事務未経験の場合どのようなスキルをアピールすべき?

医療事務に求められるスキルとして、パソコンスキル(Word、Excelなど)、コミュニケーション能力、事務処理能力などが挙げられます。これまでの仕事から活かせるスキルがあれば、ぜひアピールしてください。また、医療事務関連の資格取得に向けて学習している場合は、その旨も記載しましょう。

Q.レセプト業務の経験をアピールするには?

レセプト業務の経験を魅力的にアピールするには、レセプト作成件数、返戻率の削減実績、使用していたレセプトソフトなどを具体的に記載しましょう。

例えば、「レセプト作成:30件/月ほど制作」などと書くと、どのくらいの作業が可能なのかを相手がイメージしやすくなります。正確性やスピードをアピールできるエピソードがあれば、積極的に記載しておきましょう。

医療事務の職務履歴書はテンプレートを活用しよう

医療事務の職務履歴書はテンプレートを活用しよう


今回の記事では、医療事務の職務経歴書の書き方について詳しく解説しました。医療事務の職務経歴書は、これまでの経験に基づいて自身のスキルや強みをアピールできる書類です。医療事務に就職・転職するにあたって必須の書類であるため、自身の経歴や実績を見直し、丁寧にまとめましょう。

また、医療事務の職務経歴書を時間をかけずに書きたい方は、無料で使用できる「ワンポチ」の活用がおすすめです。

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【ディスクリプション】
医療事務の職務経歴書は、自身の業務経験や実績をアピールする重要な書類です。本記事では、医療事務の職務経歴書の書き方を、例文付きで解説します。書き方のコツやテンプレートもご紹介するため、簡単に職務経歴書を書きたい方はぜひ参考にしてください。

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