【販売職】自己PRの書き方は?例文やアピールすべきスキルを解説

【販売職】自己PRの書き方は?例文やアピールすべきスキルを解説




販売職への就職活動を成功させるためには、自己PR欄が非常に大切です。今回は、多数の応募者のなかから採用担当者の目を引く自己PRの書き方を解説します。

また、販売職の自己PRで伝えるべきスキルもまとめました。業界別の自己PR例文を、経験あり・未経験の2パターンずつ紹介しているため、何を書けばいいかわからない方もぜひヒントにしてみてください。

販売職に向けた自己PRの書き方3ステップ

販売職に向けた自己PRの書き方3ステップ




まずは、自己PRの書き方を紹介します。販売職の自己PRを書く際には、次の3ステップで取り組むのがおすすめです。

販売職の自己PRを書く3ステップ
1.自己分析をする
2.活かせる強みを明確化する
3.文章を作成する


詳しく見ていきましょう。

STEP1:自己分析

自己PRを書く前に、自己分析を徹底的に行うのが大切です。自分の経験を客観的に振り返り、実績や強み、価値観を書き出してみましょう。

今まで経験した職務内容を整理し、成果を挙げるのも1つの手です。大きな成果がなくとも、課題解決までの過程に自分がした取り組みに焦点を当ててみてください。具体的な数値やエピソードを用意できると、より説得力が増します。

STEP2:活かせる強みを明確化

自己分析ができたら、販売職へ活かせる強みは何か考えましょう。活かせる強みを明確化する際は、応募先企業が求める人材とマッチさせるようにしてください。

例えば、応募先の企業が海外展開や観光地近くで外国人向けの商品を販売しているのであれば、海外留学経験で得た英語力をアピールすべきでしょう。

しかし、客層のほとんどが日本人であれば外国語を使用する機会は少ないため、別の強みやアプローチの仕方を検討する必要があります。

STEP3:文章の作成

STEP1・STEP2をもとに、文章を作成します。自己PRの文字数の目安は、100~200文字です。短い文章のなかで、誰が読んでもわかる簡潔な文章にまとめるのが大切です。結論ファーストでまとめると採用担当者に伝わりやすくなるため、初めに自分の強みを述べましょう。

つづいて、根拠となるエピソードを具体的に記入します。実績をアピールする場合は、平均値や比較対象があると説得力が増します。最後に、自分の強みを応募先企業にどのように活かすかを伝えるのもポイントです。

販売職向け!自己PRの書き方4つのポイント

販売職向け!自己PRの書き方4つのポイント


販売職はなじみのある方も多いため、応募の多い職種です。ライバルが多い分、自己PRで自分の魅力を十分に伝える必要があります。間違った伝え方でマイナスな印象を与えてしまわないよう、以下で紹介するポイントを押さえて自己PRを作成しましょう。

販売職の現状を理解しておく

求められる人材像を知るために、販売職の現状を理解しておきましょう。近年、オンラインショップの普及で、店舗販売が減少傾向にあります。

しかし、ハイブランドや高価格帯の商品は販売員が必要とされているケースも多いのが事実です。店頭に立つ販売員は、より高い接客力や商品知識が求められています。

客観的評価を得られる内容にする

会ったことのない採用担当者へ自分の魅力を伝えるのが、自己PRの役割です。根拠のない内容は、説得力がなく伝わりません。

自分の魅力を十分に伝えるためにも、エピソードや具体的な数字を用いて、客観的に評価できる内容に仕上げましょう。

応募先の企業を研究する

自己PRの書き方STEP2にある通り、活かせる強みを明確化する際には応募先の企業研究が欠かせません。就職活動では一般的に、応募先企業が運営しているウェブサイトで情報収集を行います。

販売職では、実店舗に足を運んでみるのもおすすめです。店舗のイメージやスタッフの対応、雰囲気を肌で感じられます。研究した結果を自己PRに反映させ、他の応募者と差をつけましょう。

志望動機とのつながりを意識する

志望動機と自己PRでは書くべき内容が異なりますが、一貫性を持たせるのが大切です。より説得力のある自己PRにするために、志望動機とリンクさせながら、書き分けるようにしましょう。自己PRと志望動機の違いは以下の通りです。

自己PRと志望動機の違い
・自己PRの目的
スキルや経験、人間性をアピールすること
・志望動機の目的
応募先企業や職種を志望した理由、働く目的を伝えること




販売職に求められるスキルや素質は?

販売職に求められるスキルや素質は?




自己分析の結果を自己PRへ結びつけるためには、販売職に求められているスキルを理解する必要があります。お客様との信頼関係を築くためのスキルや適性が欠かせないのは販売職の特徴です。販売職の自己PRに使えるスキルや素質を詳しく見ていきましょう。

傾聴力と提案力

傾聴力や提案力は、自己PRでアピールしたい能力の1つです。販売職では、顧客が求めていることを正しく理解するために傾聴力が必要です。
また、要求の背景にある課題を引き出して、適切なサービスを提供できる提案力も欠かせません。傾聴力や提案力をはじめとするコミュニケーション能力は、自己PRに記載したい販売職に必要なスキルです。

臨機応変な対応力

販売の仕事は、マニュアル外のハプニングにも対応できる力が求められます。予想外の混雑やお客様からの要望に臨機応変に対応できる力を持っている人材は、企業にとっても魅力的な存在です。店頭に立つ販売員の対応が直接店舗やブランドのイメージにつながります。

接客マナー

リピーターを確保するために重要なのが、接客マナーです。接客マナーとは、丁寧な言葉遣いや動作、整った身だしなみを指します。正しい接客マナーで自然な接客をするためには、日常でも上記のマナーを心がけて生活するようにしましょう。

要領のよさや体力

販売職は、接客のほかにもさまざまな業務があります。業務内容は応募先によって異なりますが、在庫管理や店舗ディスプレイも想定される仕事の一例です。仕事量が多いため、要領よく仕事をこなす必要があります。

また、1日中立ちっぱなしの店舗もあり、体力のいる仕事です。要領のよさや体力は誰でもアピールしやすいため、販売職未経験の方も自己PRに取り入れやすいでしょう。

【応募先別】販売職の正社員向け自己PRの例文

【応募先別】販売職の正社員向け自己PRの例文



ここからは、販売職の自己PR例文を見ていきましょう。まずは、正社員として販売職へ応募する方向けの自己PR例文を経験あり・未経験に分けて紹介します。自己PRの基本構成は、以下の通りです。

自己PRの基本構成
1.結論を述べる
2.具体的な経験を記載する
3.応募先の企業にどのように貢献できるか伝える


転職・新卒ともに、自己PRの書き方に悩んでいる販売職応募者は、ぜひ参考にしてみてください。

アパレル

まずは、アパレル業界を志望している方向けの販売職の自己PR例文です。

アパレル経験ありの自己PR例文
私は大学卒業後すぐに就職したアパレルブランドで接客力の社内表彰を3度いただきました。私が接客で心がけているのは、より正しい商品情報を伝えることです。店舗に足を運んでいただいているため、オンラインショッピングでは知り得ない合わせ方や着丈などの情報をお客様に説明しています。実際お客様からも「実際に店舗に来てよかった」との声を多くいただきました。この接客力を活かして、貴社へ入社後もお客様に選ばれる販売員として貢献したいと考えています。


<例文のポイント>
・「社内表彰」という客観的な評価をアピールしている
・オンラインショップユーザーが増えるなか、実店舗の価値を生み出すエピソードがある


アパレル未経験の自己PR例文
私の強みは、前職の接客経験で培った傾聴力と提案力です。接客を行う上で意識していたのは、お客様とのコミュニケーションのなかで好みを探り出すことです。以前チーズが好きと言っていたお客様が次に来店した際に、チーズが入った新メニューを勧めたときは大変喜ばれました。このような接客をつづけているうちにリピーターが増え、昨年度は前年比の110%、全国100店舗中2位の売り上げとなりました。貴社へ入社後も、お客様の好みに寄り添った洋服の提案ができるよう、会話を大切にした接客を心がけたいと思います。

<例文のポイント>
・アパレル業界に活かせる前職での経験をアピールしている
・具体的な数字で説得力のある自己PRになっている

美容部員

つづいて、美容部員の正社員へ応募する際の自己PR例です。

美容部員経験ありの自己PR例文

豊富な知識を活かして、お客様の悩みや希望に寄り添った商品の提案ができるのが、私の強みです。自分自身多くのコスメを試すのはもちろん、美容部員として正しい知識を提供できるよう、資格の取得や商品知識の勉強も欠かさずに行っています。入社後は、私のように肌の弱い人でも使用できる商品が多くある貴社の魅力を、より多くの方に届けていきたいと考えています。

<例文のポイント>
・美容部員として活かせる資格を別枠に記載する(資格例:日本化粧品検定)
・志望動機の「肌が弱い私でも使用できる化粧品が多い」の内容とリンクさせている

美容部員未経験の自己PR例文

私はドラッグストアでのアルバイトを通して、お客様の要望を汲み取る接客を学びました。ドラッグストアでは商品に関する問い合わせが多く、他ブランドとの違いや複数の選択肢の提案などの丁寧な説明を心がけて接客しています。後日「使い心地がよくてリピートしている」と感謝していただくこともあり、より販売の仕事が好きになりました。
自分に足りていない経験や商品知識をこれからもしっかりと勉強し、お客様に納得してお買い上げいただける販売員になりたいと考えています。


<例文のポイント>
・前職の販売で接客時に心がけているポイントを自己PRに含めている
・経験のない分学習意欲をアピールしている

スイーツ販売

最後に紹介するのは、スイーツ販売の正社員に応募する際の自己PR例文です。

スイーツ販売経験ありの自己PR例文
私は、スイーツデザイン力に自信があります。前職の洋菓子店では、季節のイベントモチーフのケーキデザインを任され、考案した商品は毎回完売しています。常連のお客様からは「今年もかわいいクリスマスケーキ楽しみにしているね」と声をかけていただく機会も多くありました。入社後は身体にやさしい材料にこだわりのある貴社で、より多くのお客様が心もお腹も満たされるスイーツづくりに励みたいと考えています。

<例文のポイント>
・スイーツ販売の前線で働いていたのがわかる
・応募先の特色を理解しているのが伝わる


スイーツ販売未経験の自己PR例文
手づくりしたお菓子を撮影してアップするフォロワー100万人超えのアカウントを運営しています。コメントには「お店にあったら絶対買う」といった声もあり、人の心をつかむお菓子づくりや写真撮影のノウハウを持っていると自負しています。貴社へ入社後は、技術やトレンドを積極的に学びながら、SNSによる集客にも尽力する所存です。

<例文のポイント>
・未経験ながらも入社後に主体性を持って仕事に取り組む姿勢が感じられる
・経験の足りないお菓子づくりをSNS集客による貢献でカバーしている

【応募先別】販売職のアルバイト向け自己PRの例文

【応募先別】販売職のアルバイト向け自己PRの例文




販売職のアルバイトを志望する方向けの自己PR例文も紹介します。販売職は業務内容や接客の仕方が異なるため、応募先のスタイルに合わせて自己PRの内容も工夫しましょう。

ドラッグストア

以下は、ドラッグストアに応募する際の自己PRの例文です。

ドラッグストア経験ありの自己PR例文
大学卒業後の6年間、正社員としてドラッグストアで勤務していた経験があります。登録販売者の資格も取得しました。入社後は、職場のルールや業務をなるべく早く覚えて、即戦力として貢献したいと考えています。

<例文のポイント>
・ドラッグストアの仕事に役立つ資格をアピールしている

ドラッグストア未経験の自己PR例文
私は小学生から高校卒業までバスケットボール部に所属していました。バスケットボールを通して、体力や筋力はもちろん、チームメイトとの円滑なコミュニケーションの大切さを学びました。貴社へ入社後は、重い商品の品出しや、先輩方やお客様との会話を大切にしながら、いち早く一人前になれるよう努力いたします。

<例文のポイント>
・経験をもとにドラッグストア勤務に必要なスキルを伝えている

コンビニエンスストア

つづいて、コンビニエンスストアへ応募する際の自己PR例文を紹介します。

コンビニエンスストア経験ありの例文
学生時代にコンビニエンスストアでの勤務経験があるため、基本的な業務は理解しています。勤務していたコンビニはリピーターが多く、お客様の好みに合わせた接客を心がけていました。貴店もリピーターが多いと伺い、これまでの接客経験を活かしたいと考えています。

<例文のポイント>
・業務経験がある方は即戦力として活躍できるアピールをする


コンビニエンスストア未経験の例文
コンビニエンスストアへの応募は初めてですが、新しいことを覚えるのが得意なほうです。貴店はよく利用しているため、店内システムや売り場を把握しています。また、ビジネスホテル勤務の経験があり、夜間のシフトも対応可能です。

<例文のポイント>
・店舗を利用しシステムを理解しているのもアピールポイントになる

販売職の自己PRはライバルと差をつけるカギ



人気の職種である販売職では、自己PR欄でライバルと差をつける必要があります。「何をアピールしたらいいかわからない」という方は、例文を参考にするのもいいでしょう。しかし、例文はあくまでも参考です。自分だけの強みをアピールできるよう、内容を工夫することが大切です。本記事で紹介したポイントを意識して、採用担当者の目を引く自己PRを作成しましょう。

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