言語聴覚士の志望動機の書き方を紹介!新卒・転職者用例文も

言語聴覚士の志望動機の書き方


言語聴覚士の就職・転職で、履歴書や職務経歴書の志望動機に困っていませんか?

この記事では、採用担当者の心に響く志望動機の書き方のコツと例文をご紹介します。さらに、志望動機を書く前に知っておきたい、言語聴覚士に求められる重要なスキルもまとめました。この記事を読むことで、あなたの志望動機はさらに魅力的になり、採用担当者にしっかりとアピールできるでしょう。

言語聴覚士の志望動機でアピールできるスキル

言語聴覚士に必要なスキル


志望動機を書き始める前に、言語聴覚士に必要なスキルを把握しておきましょう。発語・聴覚といった言葉に関する機能に問題を抱える患者さんに対し、専門的なサポートをする言語聴覚士には、主に以下の能力が求められます。

志望動機に記載したいスキル
・コミュニケーション能力
・観察力
・洞察力
・専門知識
・学習能力
・粘り強さ


自身の経験や強みを自己分析し、言語聴覚士に必要なスキルとの共通点を見つけてください。

コミュニケーション能力

言語聴覚士として働くには、コミュニケーション能力が必要です。言語聴覚士の仕事には、患者さんやご家族と信頼関係を築いたり、ニーズを理解したりと、円滑なコミュニケーションが必要な場面が多くあります。また、コミュニケーションがうまく取れない患者さんの気持ちを汲み、相手の視点に立って寄り添える力も欠かせません。

さらに、医師や看護師に患者さんの情報を的確に伝える機会も頻繁にあります。患者さんはもちろんスタッフと良好な関係を構築するために、言語聴覚士にはコミュニケーション能力が求められているのです。

観察力・洞察力

患者さんの些細な変化を見逃さない「観察力」、問題の本質を捉える「洞察力」も言語聴覚士に求められるスキルです。言語聴覚士は、患者さんの症状や特性、問題の本質を見極めて対処法を考えます。わずかな変化を察知して、治療やリハビリテーションの計画を軌道修正するケースも珍しくありません。小さなことにも気づけるスキルは、言語聴覚士の仕事に大いに役立つでしょう。

専門知識・学習能力

言語聴覚士になるには、言語発達障害学・聴覚障害学・心理学といった専門知識を備えておかなければなりません。さらに、医療は日々アップデートしているため、常に学び続ける姿勢も大切です。

また、患者さんの症状やアプローチ方法は、全員同じではありません。一人ひとりに最適なケアを判断・選択するためにも、専門知識の習得と新しい医療情報の吸収力が必要となります。

粘り強さ

粘り強く患者さんと向き合える力も、言語聴覚士にとってマストです。患者さんに治療やリハビリテーションでサポートしたからといって、すぐに成果が出るわけではありません。時間をかけてリハビリテーション等を継続し、症状の改善を目指していきます。また、長期的な訓練が続くと、患者さんが精神的に疲れてしまうこともあるでしょう。

つまり、言語聴覚士には、諦めることなく患者さんに向き合いながらサポートできる根気が求められるのです。

【パターン別】言語聴覚士の志望動機の例文

言語聴覚士の志望動機の例文


では、言語聴覚士の志望動機の例文を見てみましょう。3つのパターンをピックアップしました。

【新卒で病院志望の場合】言語聴覚士の志望動機の例文

新卒で病院の言語聴覚士を目指す志望動機の例文は、以下の通りです。

志望動機の例文
私が言語聴覚士を志す理由は、過去に吃音で言語聴覚療法を受けた経験がきっかけです。担当の言語聴覚士さんに優しく励ましてもらい、諦めずに訓練を続けた結果、コミュニケーションに自信が持てるようになりました。現在、大学では言語聴覚士の専門知識とスキルを学んでいます。

幅広い年齢層の患者さんに寄り添う治療と質の高いリハビリテーションを提供する貴院で、私も言語聴覚士として活躍したいと思い、志望いたしました。一人でも多くの患者さんをサポートし、貴院の医療に貢献したいと考えています。


言語聴覚士になりたい理由を述べる際、自身の経験をもとに志望動機を構成すると良いでしょう。また、応募先の特徴をくみ取っている内容も有効です。病院であれば、対象年齢や症状の広さが広いことも考慮してみてください。

【病院から介護施設へ転職の場合】言語聴覚士の志望動機の例文

続いて、病院から介護施設へ転職する際の志望動機の例文を紹介します。

志望動機の例文
患者さんに深く寄り添える環境を求め、貴施設への就職を目指しています。私は、これまで病院のリハビリテーション科で言語聴覚士として5年間働いてきました。多くの患者さんと向き合うなかで培った、療養計画の立案力やコミュニケーション能力に自信があります。

しかし、患者さんとじっくり関わる機会が少ないことに、もどかしさを感じていました。患者さん個人の意思を大切にし、まるで家庭のようにあたたかく関わっている貴施設の方針に感銘し、志望いたしました。これまでの経験と知識を活かし、言語聴覚士として患者さん一人ひとりに寄り添い、日常生活を支えたいと考えています。


介護施設とひとことで言っても、デイサービスや介護老人保健施設といったさまざまな形態があります。これまでの経験と応募先とのマッチングを踏まえ、志望動機を考えてみましょう。

異業種から言語聴覚士へ転職の場合

異業種から言語聴覚士へ転職するケースの志望動機を紹介します。今回は、保育士から病院の小児リハビリテーション科に所属する言語聴覚士を目指すと想定しています。

志望動機の例文
私が言語聴覚士を志望する理由は、子どもたちのサポートに尽力したいと願っているためです。私は、保育士として4年間働くなかで、言葉の発達に問題を抱えている園児を担任した経験があります。コミュニケーションがうまく取れない状況から、言語聴覚士のサポートを受けたことで、次第に会話が上達し、生き生きしていく園児の姿に感動を覚えました。

言語聴覚士になるために、一度退職して養成学校に通い、資格を取得しました。保育士時代に培った、子どもと関わるスキルとコミュニケーション能力を活かし、貴院の小児リハビリテーション科で言語聴覚士として働きたいと考えています。


異業種からの転職では、これまでに培った経験やスキルを言語聴覚士にどう活かすかを盛り込みましょう。また、応募先に合う内容に仕上げてください。

言語聴覚士の志望動機の書き方でよくある質問

言語聴覚士の志望動機Q&A


最後に、言語聴覚士の志望動機で抱きがちな疑問を解消していきましょう。

言語聴覚士未経験ですが、どのようにアピールすれば良い?

言語聴覚士が未経験の方は、自身のスキル・これまでの経験・熱意をアピールしてください。

スキル面では、コミュニケーション能力や観察力といった言語聴覚士に求められている能力があることを前面に押し出しましょう。さらに、過去の経験と結びつけると説得力が増します。例えば「接客の経験で培ったコミュニケーション能力に自信がある」といったように、アピールします。

また、言語聴覚士の仕事への熱意や、学ぶ意欲も伝えましょう。積極的な姿勢を示すことで「頑張ってくれそう」「長期的に働いてくれそう」と採用担当者に好印象を残せます。

どのような言語聴覚士の経験やスキルをアピールすれば効果的?

応募先の施設や対象とする患者層に合わせて、貢献できる経験やスキルをアピールしましょう。例えば、小児領域であれば発達心理学、成人領域であれば脳血管疾患に関する知識といったように、応募先とのマッチングが高いことを強調してみてください。

さらに、具体的なエピソードや成果を交えて説明すると、より採用担当者に刺さる志望動機になるでしょう。

言語聴覚士の経験やスキルが少ない場合、どのように書けば良い?

経験やスキルが少なくても、言語聴覚士の仕事への熱意や学ぶ意欲を伝えましょう。謙遜して「即戦力になれないかもしれませんが」のような旨を書いてしまうと、採用担当者に自信のなさが伝わってしまいます。「言語聴覚士としての経験が浅い分、スキルや知識の研鑽に意欲があります」といったポジティブな印象を与えられる書き方を意識してみてください。

また、コミュニケーション能力や観察力をはじめとする言語聴覚士に必要なスキルがあることも、アピールにつながるため積極的に盛り込みましょう。

志望動機を練り上げて言語聴覚士としての採用を目指そう


言語聴覚士の志望動機を考える際は、求められる人物像やスキルを踏まえることが大切です。未経験であっても、これまでの経験から言語聴覚士に活かせる能力をアピールしてみてください。また、応募先の施設によって対象となる患者さんが異なるため、的外れな内容にならないように注意しましょう。

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