【機械エンジニア】職務経歴書の書き方ポイントと例文を解説!

機械エンジニアとして就職したいと考えている場合、ポイントを押さえた職務経歴書の作成が重要です。
この記事では、職務経歴書を書く際のポイントについて解説します。最後には、エンジニア種類別のアピールポイントも紹介するので、機械エンジニアとしての職務経歴書を作成する方は参考にしてみてください。
機械エンジニアの職務経歴書で企業側が確認することは?

企業側は応募者の全体像はもちろん、任せたい業務に関する経験の有無を職務経歴書によって確認します。つまり、職務経歴書は、技術面や役割など応募先の企業が求めている内容を確認できる内容にまとめる必要があります。
また、自身の強みとなるヒューマンスキルも疎かにできません。顧客との折衝能力、他部署との連携など、主張できる強みを職務経歴書にまとめましょう。
機械エンジニアの職務経歴書の書き方ポイント
職務経歴書は、エンジニアとして採用されるために重要な書類です。応募する企業に、自身の魅力やスキルなどをアピールするためにも、職務経歴書を書く際のポイントは押さえておく必要があります。まず、職務経歴書を記載項目は以下となります。
職務経歴書の記載項目
・職務概要
・職務経歴
・活かせる経験・知識・技術
・資格
・自己PR
職務概要
職務概要は、これまでの職歴を簡潔にまとめる項目です。機械エンジニアといっても、携わる職種は設計や開発、運用など多岐にわたります。そのため、どのような設計業務を行っていたのかなど、これまでの歩みやキャリアを明記します。
メインの項目ではない職務概要は、3~4行ほどで簡潔にまとめられると良いでしょう。なお、職務経歴書は、エンジニアのみ使用する専門用語のほか、業界ならではの用語を多用するのではなく、誰が読んでも理解できる分かりやすい文章にすることがポイントです。
職務経歴
職務経歴の欄は、これまでの職歴を正確に記載する項目です。現在勤める企業について、または前職で関わった設計やプロジェクトなどを記載します。携わった業務などを淡々と記載するのではなく、「いつ・どこで・誰が(誰に)・何を・どうしたのか」という5W1Hを意識することが、職歴を伝わりやすくするポイントです。
採用担当者にアピールするには、目的や成果をできるだけ具体的に書けるよう意識しましょう。
活かせる経験・知識・技術
活かせる経験・知識・技術の項目では、応募企業に入社した後に貢献できると考えられる知識やスキルを記載します。CADやCAEなど扱えるソフトは忘れず書きましょう。その際、使用経験について期間も記載できると、より経験値を伝えやすくなります。
また、マネジメント経験に関しても記載しておくとプラスポイントとなります。管理職やプロジェクトリーダーとしての経験がある場合は、記載しましょう。
資格
資格の項目では、取得している資格をできるだけ記載します。普通自動車第一種免許のような、実際の業務にあまり関係がないと思われる免許や資格も立派なアピール材料となります。機械エンジニアに関する資格の一つである「機械設計技術者」は、機械設計に携わる知識や技術を有することを証明できる資格です。
また、グローバルな事業を展開する事業であれば、TOEICやHSKなど語学系の資格を記載するのも良いでしょう。
自己PR
自己PRは、職務経歴だけでは伝えきれない自身の強みや経験をアピールできる項目です。これまでに取り組んだ業務をはじめ、成果にいたるまで具体的に記載します。
そのほかにも「開発チームのリーダーとして、メンバー間のコミュニケーションを重視して業務に取り組んだ」など、高いコミュニケーションを発揮した場面も記入できると良いでしょう。
機械エンジニアの職務経歴書を記載する際の注意点

ここからは、機械エンジニアの職務経歴書を記載する際の注意点・意識するポイントについて解説していきます。注意点は以下の3つです。
職務経歴書を記載する時の注意点
・機械エンジニアの専門性を具体的に記述する
・機械エンジニアの実績・成果を定量的に書く
・研究開発経験を重視して書く
機械エンジニアの専門性を具体的に記述する
職務経歴書では、機械エンジニアの専門性を具体的に記述することがポイントです。担当した製品・技術に関しては、担当した製品名のほか、型番や技術領域を具体的に記載しましょう。技術領域の例としては、自動車部品や産業用ロボット、精密機器などです。また、設計から開発、製造、保守など担当した工程を明確に記入します。使用したCADソフトをはじめ、解析ツールやプログラミング言語も記載できると良いでしょう。
自身の専門分野やスキルを伝えるには、機械設計や機構設計、生産技術などに加え、機械設計技術者など保有する資格も内容に含めることが大切です。さらに、特許取得や論文を発表した経験などがあれば、積極的に盛り込みましょう。
機械エンジニアの実績・成果を定量的に書く
職務経歴書において、機械エンジニアの実績・成果を定量的に書くことも重要です。プロジェクトに携わった経験がある方は、プロジェクト名をはじめ、プロジェクトの規模や期間、役割を具体的に記述します。プロジェクトの達成目標や課題、解決策、成果も含めて記載しましょう。特に、技術的な課題を解決した方法や、チームへの貢献度、リーダーシップを取った経験は詳細に記載します。
実績・成果に関しては、設計製品の性能の向上、コスト削減といた具体的な成果を数値で示せると良いでしょう。改善率や削減額など定量的なデータを記載できれば、より説得力が増す職務経歴書となります。
研究開発経験を重視して書く
職務経歴書は研究開発経験を重視して書いていきましょう。
研究開発経験に関しては、研究テーマはもちろん、研究内容を詳細に記載します。研究開発に携わった経験により、得られた知識やスキル、成果も細かく記述します。研究成果の発表の場、例えば、論文発表や学会発表といった場で発表したことも記載しておくと良いでしょう。
携わった研究で使用したツールやプログラミング言語、シミュレーションソフトなども明記し、研究に必要不可欠なスキルや専門知識はしっかりアピールしましょう。
エンジニア種類別のアピールポイント

ここでは、エンジニアの職務経歴書で、電子回路設計エンジニア、制御ソフト開発エンジニア、プロセスエンジニアの種類別にアピールするポイントを解説します。
電子回路設計エンジニア
電子回路設計エンジニアは、分析力と実行力を職務経歴書でアピールしましょう。
業界や分野が多岐にわたる回路設計は、担当製品を明記することがポイントです。システム設計、量産、立ち上げにいたる工程のなかで、どの部分を担当したのかをしっかりと記載します。
制御ソフト開発エンジニア
制御ソフト開発エンジニアは、制御系のソフトウェア開発に関する能力・スキルの高さをアピールできると良いでしょう。
プログラミング能力のほか、開発言語やOSの種類、ハードウェアに関する知識と技術が必要になるシーンがあるため、保有しているスキルの幅広さをアピールできると評価が高くなる可能性があるでしょう。
プロセスエンジニア
プロセスエンジニアは、問題解決能力やプロジェクトマネジメントに必要なスキルをアピールすると良いでしょう。自身が手がけた装置をはじめ、顧客企業、メンバー数、担当した業務を明記することがポイントです。
成果と呼べるものがなくても、意識して取り組んできたことを具体的に記載しましょう。
ポイントを押さえた職務経歴書であなたの強みをアピールしよう

職務経歴書は、ポイントを押さえて記載できれば、採用担当者へ自身の魅力をアピールすることができます。この記事を参考に、自身の技術やスキルをアピールした職務経歴書を作成して、機械エンジニアとして企業に貢献しましょう。
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