【例文あり】調剤事務の自己PRの作り方!適性やあると有利な資格も

【例文あり】調剤事務の自己PRの作り方!適性やあると有利な資格も



調剤事務の自己PRは、新卒・未経験の方と経験者の方とで、アピールすべきポイントが大きく異なります。新卒や未経験の方は、調剤事務の専門知識や実務経験がないため、ポテンシャルや意欲、調剤事務に通じる強みをアピールすることが重要になります。一方、経験者の方は、これまでの実務経験や具体的なスキル、実績を前面に押し出す必要があります。

この記事では、調剤事務への就職・転職を目指している方に向けて、自己PR作成のポイントや例文をご紹介します。調剤事務の役割や求められる適性、あると有利な資格などの情報もありますので、ぜひ参考にしてください。

調剤事務の自己PRを考える前に押さえておきたいポイント

調剤事務の自己PRを考える前に押さえておきたいポイント



自己PRを考える前に、まずは調剤事務について理解を深めましょう。調剤事務の仕事内容や適性を知っておくことは、自己PRにもつながります。調剤事務に就くうえで有効な資格もあり、勉強しておくことで入社前から知識を深められるでしょう。

ここからは、調剤事務の概要や求められる適性、就職の際に有利に働く資格について見ていきます。

調剤事務の役割

調剤事務の仕事には、窓口業務としての処方箋の受付、会計、接客業務のほか、レセプトの作成や医薬品管理などがあります。調剤事務の職には未経験でも就けますが、専門性が高い仕事です。患者に対応しながら薬剤師を補助する、重要なポジションと言えるでしょう。

調剤事務に求められる適性

調剤事務は薬剤師や患者とのやりとりが発生するため、コミュニケーション能力が重要です。また、薬は健康に関わるものなので正確性が求められます。多くの患者が訪れる調剤薬局では、事務スキルに加えスピードも求められるでしょう。

調剤事務で有効な資格4つ

調剤事務には必須の資格はありません。しかし、持っておくと就職活動の際にアピールできる資格もあります。

調剤事務で有効な資格は以下のとおりです。

調剤事務で有効な資格
・調剤薬局事務検定
・調剤事務管理士
・医療保険調剤報酬事務士
・調剤報酬請求事務技能認定



上記の資格を取得するために勉強中の場合も、自己PRでアピールすると熱意が伝わるでしょう。

調剤事務の自己PRに入れるべき3つの内容

調剤事務の自己PRに入れるべき3つの内容



就職活動や転職活動では、自己PRが他者との差別化を図る重要な要素です。きちんとPRすることで、自分の背景やこれから貢献できることを知ってもらいましょう。

ここでは、調剤事務の自己PRに入れるべき内容をご紹介します。

1.なぜ調剤事務として働きたいのか

調剤事務を目指す場合、類似する医療事務・介護事務ではなく、なぜ調剤事務として働きたいのか、という理由が必要です。調剤事務を目指したきっかけを思い出し、働きたい理由や思いを伝えましょう。

2.応募先の調剤事務を選んだ理由

調剤事務への就職や転職を希望するときは、応募先の特徴や強みなどの情報収集も重要です。給与などの条件面だけが志望理由になるのはNGのため、数ある調剤事務から応募先を選んだ理由をきちんと述べられるようにしておきましょう。

3.応募先の調剤事務で貢献できること

採用担当者は、応募者が職場でどのように貢献できるかを重視するため、自身を採用するメリットを伝えることがとても重要です。調剤事務の役割に関わるスキルや、これまでの経験をしっかりアピールしましょう。

調剤事務の自己PR3つのポイント

調剤事務の自己PR3つのポイント





自己PRで採用担当者が何をチェックしているかを見極めることで、新卒や未経験でも採用される可能性を高められます。

ここでは、調剤事務の自己PRで大切な3つのポイントを見ていきましょう。

1.調剤事務に活かせるスキルや経験

調剤事務の実務経験や有効な資格は立派なアピールポイントなので、しっかり自己PRに盛り込みます。とくに実務経験がない場合は、調剤事務として貢献できる点をアピールしましょう。調剤事務に共通する点がある接客業や事務職の経験がある場合は、自己PRに含めると能力をアピールできます。

2.自分の強みをアピールする

応募先が求める適性や人物像を把握したうえで、自分の強みをアピールすることも大切です。調剤事務経験者は、即戦力になることを強みとするのも良いでしょう。調剤事務に必要なコミュニケーション能力や正確性、スピード感があることなどもアピールポイントになります。

3.調剤事務を目指した理由を明確に

自己PRでは、調剤事務を目指したきっかけや、なりたい理由を明確にしましょう。調剤事務に就きたい理由を明確にしておかないと、自己PRの軸がぶれる可能性があります。

また、調剤事務になりたい明確な理由がないと熱意が伝わらず、仕事も続かないと思われることもあるでしょう。採用担当者の心を動かすためにも、まずは調剤事務を目指した理由を思い出してみてください。

調剤事務の自己PRの例文

調剤事務の自己PRの例文



ここからは、経験者・未経験者・新卒・転向別に、調剤事務の自己PRの例文を見ていきましょう。

【自己PR】調剤事務経験者の例文

調剤事務経験者の自己PRの例文は以下の通りです。

自己PRの例文
これまで調剤事務として地元の薬局で8年間勤務していました。1日100枚以上の処方箋に対応しつつ、新人教育にも携わってきました。今後は貴局で、調剤事務としての経験値をさらに高めながら、即戦力として貢献できればと考えております。

調剤事務としての経験年数や1日の対応件数など、これまでの経験を具体的に入れましょう。即戦力になることをアピールすることが大切です。


【自己PR】調剤事務未経験者の例文

調剤事務未経験者の自己PRの例文は以下の通りです。

自己PRの例文
事務職として働いていた経験から、調剤事務員として患者様へのスムーズな対応を行えます。これまで、電話やメールでの対応も数多く行ってきました。WordやExcelなどのパソコンスキルがあるほか、現在、調剤薬局事務検定試験に向けて勉強中です。これまでの経験を活かし、薬剤師と患者様をつなぐ立場として、通いやすい薬局の環境づくりに貢献したいと思っております。

調剤事務に共通するスキルをアピールすると、即戦力になると期待してもらえるでしょう。現在は無資格の場合でも、資格取得に向けて勉強していることも入れ込むと熱意が伝わります。

【自己PR】新卒の例文

調剤事務を志望する新卒の自己PRの例文は以下の通りです。

自己PRの例文
私の強みは、高いコミュニケーション能力とPCスキルです。調剤事務では、多くの人と関わりながら事務を遂行するため、強みを生かせると考えております。学生時代は飲食店でアルバイトをしており、心に残る接客とスムーズな対応を心掛けてきました。今後は、貴局で経験を積み、スピード感と正確性をもって薬剤師さんや患者様に信頼される調剤事務を目指します。

新卒の場合、学生生活で身につけた強みや経験を交えた熱意ある自己PRにすることで、これから調剤事務として経験を積み、貢献できることをしっかりアピールできるでしょう。

【自己PR】医療事務から転向の例文

医療事務から調剤事務へ転向を希望する場合の自己PR例文は以下の通りです。

自己PRの例文
以前は医療事務として、外来診察補助などの仕事をしておりました。レセプト業務などを正確に進めながら、患者様とのやりとりを重視してきました。患者様からは「あなたの笑顔にいつも励まされている」と声をかけていただいたことも多々あります。今後は、調剤事務として医療事務の経験を生かし、細やかな気遣いで患者様に安心感を届けたいと思っております。

医療事務から調剤事務へ転向したい場合は、なぜ調剤事務に転向したいのか前向きな理由を述べましょう。医療事務の職務経験を活かし、調剤事務として貢献できること、即戦力にもなり得ることをアピールします。

調剤事務は自己PRで強みや経験を伝えることが大切



調剤事務の自己PRで伝えるべき大切なポイントや、経験者・未経験者別の自己PRの例文をご紹介しました。

調剤事務は未経験・無資格でもなれますが、専門性の高い仕事です。まずは仕事の概要を知ることで、より説得力のある自己PRを作成しましょう。ぜひ例文を参考に、自分の強みやこれまでの経験を交えて、自分なりの自己PRを完成させてください。

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