個人営業の職務経歴書の書き方|例文やポイントも解説

個人向け営業職の職務経歴書の書き方|ポイントも解説


転職活動において、職務経歴書は自身の経験やスキルを効果的にアピールするための重要な書類です。特に個人向け営業職は、数値化できる実績や顧客との関係構築など、アピールポイントが多岐にわたります。

ただし、情報が多すぎると採用担当者に伝わりにくくなってしまうこともあるため、適切な内容と分量で作成することが大切です。

この記事では、個人向け営業職の方が効果的な職務経歴書を作成するためのポイントについて、具体例を交えながら解説します。

個人営業の職務経歴書の例文


個人向け営業職の職務経歴書では、どのような商材をどのような顧客に、どのような手法で営業した結果どのような成果を上げたのかを具体的に記載することが重要です。

以下は、基本的な構成と内容です。

職務経歴書のサンプル例文

職務経歴書


氏名:山田 太郎

TEL:090-1234-5678

Email:yamada.taro@email.com


■職務要約

個人向け金融商品(投資信託・保険商品)の営業として7年の経験があります。新規顧客開拓から既存顧客フォローまで一貫して担当し、特に顧客のライフプランに合わせた提案営業を得意としています。直近3年間は常に支店内トップ3の営業成績を維持し、年間MVPを2回受賞しました。


■職務経歴

□2016年4月~現在株式会社〇〇保険

◆事業内容:生命保険・損害保険代理店業務、資産運用コンサルティング

◆従業員数:約500名


【業務内容】

・営業担当(2018年4月~現在)

・担当商材:個人向け生命保険商品、投資信託商品

・顧客層:30~60代の個人顧客(約400名を担当)


<担当業務>

・紹介や自社セミナーからの新規顧客開拓

・顧客のライフプランに基づいた保険・投資商品の提案

・契約後の定期フォロー(資産状況レビュー、ポートフォリオ見直し)


<実績>

・月間新規契約数平均15件(支店平均10件)

・顧客紹介率45%(支店平均30%)

・顧客満足度調査で4.8/5.0のスコア獲得

・2019年、2021年に年間MVPを受賞



■活かせる経験・知識・技術

〇営業スキル

・顧客のニーズ把握とライフプラン設計スキル

・資産運用プランの作成・提案スキル

・クロージングスキル(成約率35%、支店平均25%)

〇マネジメントスキル

・新人営業担当者5名の育成経験(うち3名が1年以内に月間目標達成)

・営業マニュアルの作成と改善

〇IT/ツールスキル

・CRMシステムを活用した顧客管理

・Excel、PowerPointを用いた提案資料作成

・Zoomを活用したオンライン商談(コロナ禍以降)



■資格

・ファイナンシャル・プランニング技能士2級(2017年5月取得)

・証券外務員資格(2016年7月取得)

・生命保険募集人資格(2016年5月取得)

・損害保険募集人資格(2016年6月取得)

・TOEIC 750点(2019年12月取得)


■自己PR

私の強みは、顧客の潜在的なニーズを引き出し、最適な提案ができる「ヒアリング力」です。単に商品を売るのではなく、顧客のライフプランに合わせた提案を心がけているため、契約後の満足度も高く、多くの紹介をいただいています。


また、常に新しい知識の習得に努め、金融・経済情報を日々収集することで、顧客への価値ある情報提供を続けています。この姿勢が顧客との信頼関係構築に役立ち、長期的な取引につながっていると考えています。


御社では、これまで培った個人向け営業のスキルとノウハウを活かし、より専門性の高いコンサルティング営業を展開したいと考えています。



職務経歴書は一般的に、「職務要約」「会社概要」「職務経歴」「技術・スキル一覧」「保有資格」「自己PR」などの項目で構成されます。各項目で何を記載すべきか、具体的に見ていきましょう。

職務要約

職務要約は、あなたのキャリアを簡潔にまとめた部分です。長年のキャリアがある場合は特に、応募先企業が求める経験やスキルを中心にまとめることが効果的です。

職務要約の例文
【職務要約】
個人向け金融商品(投資信託・保険商品)の営業として7年の経験があります。新規顧客開拓から既存顧客フォローまで一貫して担当し、特に顧客のライフプランに合わせた提案営業を得意としています。直近3年間は常に支店内トップ3の営業成績を維持し、年間MVPを2回受賞しました。

応募先企業が重視するポイントに合わせて、強調する内容を調整しましょう。

職務経歴

職務経歴では、職務要約で触れた内容をより詳細に記載します。特に個人向け営業職では、担当商材と顧客層、営業手法や達成した成果を具体的な数字を用いて記載することが重要です。

職務経歴の例文
■職務経歴
□2016年4月~現在株式会社〇〇保険
◆事業内容:生命保険・損害保険代理店業務、資産運用コンサルティング
◆従業員数:約500名

【業務内容】
・営業担当(2018年4月~現在)
・担当商材:個人向け生命保険商品、投資信託商品
・顧客層:30~60代の個人顧客(約400名を担当)

<担当業務>
・紹介や自社セミナーからの新規顧客開拓
・顧客のライフプランに基づいた保険・投資商品の提案
・契約後の定期フォロー(資産状況レビュー、ポートフォリオ見直し)

<実績>
・月間新規契約数平均15件(支店平均10件)
・顧客紹介率45%(支店平均30%)
・顧客満足度調査で4.8/5.0のスコア獲得
・2019年、2021年に年間MVPを受賞


上記の例では、担当商材や顧客層、具体的な業務内容、数値で表せる実績を分かりやすく記載しています。特に、平均と比較した数値は自分の強みを客観的に示す効果があります。

活かせる経験・知識・技術

活かせる経験・知識・技術では、営業活動を通じて習得した専門知識やスキルを記載します。また、後輩指導の経験なども含めると良いでしょう。

活かせる経験・知識・技術の例文
■活かせる経験・知識・技術
〇営業スキル
・顧客のニーズ把握とライフプラン設計スキル
・資産運用プランの作成・提案スキル
・クロージングスキル(成約率35%、支店平均25%)
〇マネジメントスキル
・新人営業担当者5名の育成経験(うち3名が1年以内に月間目標達成)
・営業マニュアルの作成と改善
〇IT/ツールスキル
・CRMシステムを活用した顧客管理
・Excel、PowerPointを用いた提案資料作成
・Zoomを活用したオンライン商談(コロナ禍以降)


習得したスキルをカテゴリ別に整理し、可能な限り具体的な数字や事例を加えることで説得力が増します。

資格

資格では、業務に関連する資格を正式名称で記載します。取得年月や級・レベルも明記しましょう。

資格の例文
■資格
・ファイナンシャル・プランニング技能士2級(2017年5月取得)
・証券外務員資格(2016年7月取得)
・生命保険募集人資格(2016年5月取得)
・損害保険募集人資格(2016年6月取得)
・TOEIC 750点(2019年12月取得)


資格取得中の場合は「〇〇級受験予定(20XX年〇月)」のように記載するとよいでしょう。営業職に直接関連しない資格でも、仕事に活かせるものであれば記載することをおすすめします。

自己PR

自己PRでは、経歴や実績だけでは伝わらない、あなたの強みや価値観を記載します。特に応募先企業の求める人物像に合わせたPRを心がけましょう。

自己PRの例文
■自己PR
私の強みは、顧客の潜在的なニーズを引き出し、最適な提案ができる「ヒアリング力」です。単に商品を売るのではなく、顧客のライフプランに合わせた提案を心がけているため、契約後の満足度も高く、多くの紹介をいただいています。

また、常に新しい知識の習得に努め、金融・経済情報を日々収集することで、顧客への価値ある情報提供を続けています。この姿勢が顧客との信頼関係構築に役立ち、長期的な取引につながっていると考えています。

御社では、これまで培った個人向け営業のスキルとノウハウを活かし、より専門性の高いコンサルティング営業を展開したいと考えています。


自己PRでは、具体的なエピソードや数字を交えながら、自分の強みと応募先企業でどう活かせるかを伝えることが重要です。ただし、あまり長くなりすぎないよう、300~400文字程度に収まるようにしましょう。

具体的な自己PRの作り方は、以下の記事を参考にしてください。

【関連記事】個人向け営業の自己PRの書き方|効果的なアピール例文と作成のコツ

個人向け営業職の職務経歴書は要点を絞って内容を書こう

営業職は要点を絞って内容を書こう


個人向け営業職の職務経歴書では、多くの実績やエピソードを記載したくなりますが、要点を絞ることが重要です。採用担当者が短時間で読むことを前提に、必ず伝えたい内容がなにかを精査して作成しましょう。

職務経歴書は、面接で詳しく話すきっかけを作るためのものです。すべてを書ききる必要はなく、「これは面接で詳しく聞きたい」と思わせる内容にすることが大切です。

職務経歴書の作成に悩んだ場合は、「ワンポチ」のような履歴書作成サービスを利用することもひとつの選択肢です。テンプレートに沿って必要事項を入力するだけで、簡単に職務経歴書を作成できます。ぜひ活用してみてください。

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